(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年1月6日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 変わらずの寄り付き、小幅高引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 203 1/2 - 03 | 205 3/4 | 203 | 203 3/4 | +3/4 | 214820 | +1449 |
| 00 MAY | 210 1/2 - 10 | 212 1/2 | 210 | 210 3/4 | +3/4 | 62362 | +81 |
| 00 JUL | 217 1/4 - 17 | 219 1/2 | 217 | 217 3/4 | +3/4 | 63950 | +2130 |
| 00 SEP | 224 1/4 - 24 | 226 | 224 | 224 3/4 | +3/4 | 17555 | +101 |
| 00 NOV | 232 | 230 1/2 | 231 1/2 | +1 1/2 | 559 | 0 | |
| 00 DEC | 233 1/4 - 33 | 235 1/2 | 233 | 234 | +1 | 36512 | +86 |
| 398271 | +3900 |
大豆 --- 変わらずの寄り付き、小幅安引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JAN | 468 1/2 - 69 1/2 | 473 | 468 | 468 | -1 1/4 | 7495 | -2520 |
| 00 MAR | 477 - 76 | 480 1/2 | 474 | 475 1/2 | -1 1/2 | 65407 | +1826 |
| 00 MAY | 483 3/4 - 83 1/4 | 488 1/2 | 473 1/4 | 484 | - 3/4 | 24949 | -50 |
| 00 JLY | 491 - 90 1/2 | 495 | 489 1/2 | 490 1/4 | - 3/4 | 23606 | +583 |
| 00 AUG | 493 | 495 1/2 | 489 | 489 1/2 | -1 1/2 | 2712 | +294 |
| 00 SEP | 494 | 497 | 491 | 492 | + 1/2 | 708 | +54 |
| 135255 | +330 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JAN | 14910 | -160 | JAN | 1572 | -2 | MAR | 248 1/2 | -1 1/4 | |
| MAR | 15040 | -140 | MAR | 1605 | +9 | MAY | 259 1/2 | - 3/4 | |
| MAY | 15100 | -170 | MAY | 1638 | +11 | JUL | 269 3/4 | -1 1/4 | |
| JUL | 15230 | -100 | JUL | 1668 | +11 | SEP | 279 1/4 | -1 1/4 | |
| 本日の相場の動き |
ファンドの買いが入る場面あるも、尻すぼまり。
本日は、比較的変動幅が小さい割には、上下の動きはせわしかった。
コーンは、ブラジルが8万トンのUS産コーンのテンダーをするとの情報が、同国のアルゼンチンとの貿易摩擦あるいはアルゼンチン産コーンの早撒き新穀の供給力不足を意味すると捉えられ、堅調発進となった。南米のドライな天候に大きな変化が予報されなかったことも、序盤の相場をサポート、途中ファンドの集中的な買いが入り、7日ぶりの高値となった。そのまま買いの勢いが続くと思われたが、旺盛な農家売りが対抗、もみ合った後に売り注文先行となる。中国が現在大量のコーンを輸送しているとの噂が流れ、新年になり中国が新たな輸出プログラムを推進しているとの見方を呼び、その後のファンドの買い意欲も、売りにつぶされた。後半になると、大豆が安値圏推移となったのを見て、コーンも上値に行きづらくなり、昨日引けに近いところで取引を終了した。
引け後、ブラジルはすでに8万トンのUS産コーン輸入成約をしており、さらに17万トンを買う予定であるとの情報が流れた。
大豆は、朝方の南米の天気予報に大きな変化が無かったために、方向を決めにくい展開であった。途中3月限が4週間ぶりの高値をつけたが、ファンドの買いは続かなかった。途中、ブラジルの生育地域にまとまった量の雨が来週一杯降るとの予報が出され、相場は安値圏推移となった。昨日まで相場上昇の中心であった大豆粕が、買われすぎ感から売られていたことも、大豆の足を引っ張った。
本日のファンドの動きは、コーン3,500コントラクトの買い越し、大豆1,400コントラクトの売り越しと見られている。
| アルゼンチン産コーン生産量下方修正 |
本日、USDAは2000/01年度アルゼンチン産コーンの生産量予想を1550万トンから1500万トンに下方修正すると発表した。「コーンの生育は一部地域で遅れており、エントレリオス州などでの土壌水分不足と最近の雨不足がその主な原因。発育していなかったり、受粉が順調に行われなかったところがある。」とコメントしている。これにともない、輸出量見込みも9百万トンから850万トンに引き下げた。
市場ではある程度予想されていたことであるが、多少は強材料となると思われる。
| アルゼンチン産大豆播種昨年比遅れ |
アルゼンチン政府の本日の発表によると、昨金曜日時点で大豆の種まきは89.9%終了しており、昨年の94.6%と比べると遅れているとしている。全体の作付け面積は828万ヘクタールとなる見込みで、昨年の800万ヘクタールから3.3%ほど増加している。
| 各生産地の天気予報および状況 |
アルゼンチン
昨日の雨も限定的であった。しかし、今後3日間は雨が期待できそうで、特に金曜・土曜日に北西部中心に50%の範囲で降雨を予想する。コーンの受粉は今後2週間に各地で始まることになるが、南側3分の2の地域では、来週までに雨がなければ水分不足がイールドに何らかの影響をおよぼすであろう。ただし、気温がそう高くないことは、救いとなる。大豆には、まだ影響は軽微。
ブラジル
昨日は北側3分の2で雨。今後5日間程度、同地域に雨をもたらす。南部の雨は散発的となりそうだ。現在のところ、乾燥のストレスを受けている地域は、南側の15%の地域である。その地域においても、今月末まで作物は水分をそれほど必要としないため、イールドロスは限られている。南部以外の地域では、今後も雨予報が続いており、概ね順調。
南アフリカ
雨は各地で降り続いており、順調。受粉期を理想的に迎えられることから、高イールド期待は高まっている。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ) |
ファンドネットポジション
| 12/28現在 | |
| コーン | 707 コントラクト ショート |
| 大豆 | 3,096 コントラクト ロング |
| 大豆油 | 5,977 コントラクト ショート |
| 大豆粕 | 16,653 コントラクト ショート |
1月3日に発表されたが、cftcのコンピュータの間違いとされ、上記修正となった。
| 2)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ&オプション) |
ファンドネットポジション
| 12/28現在 | |
| コーン | 32,679 コントラクト ショート |
| 大豆 | 1,203 コントラクト ロング |
| 大豆油 | 723 コントラクト ショート |
| 大豆粕 | 18,753 コントラクト ショート |
| 本日のトーメンの意見 |
USDA発表までは、小動きに終始か。
ファンドがあまり注文を突っ込んでこない展開が続いている。来週のUSDA発表を控えたせいで、南米の天候に明確な変化のサインが見られなければ、当分上下どちらにもチャンスは取りにくい。今後数日小動きとなるかも知れない。コーンは、本日のブラジルのUS産成約が明日は相場を高めに引っ張るであろうが、旺盛な農家売りが相場過熱を抑えるであろう。
本日セッション中のUSCEPによる天気予報で、来週中のブラジルへの大量降雨が予報されるなど、比較的ドライ予想だった来週の天候に変化の兆しが見られ始めている。確かに、本日のUSDAのアルゼンチンコーンの生産量見直しなどを見ると、同地の作物が影響を受けているのは事実であろうが、輸出量50万トンの下方修正に見られるように、世界需給に変化を与える規模ではない。大豆に至っては、その生育段階から見て、まだ土壌水分を問題にするのは早すぎると言える。南米クロップ環境の今後の改悪の可能性は否定しないが、他に新鮮な要因がない状況であるために南米天候に過敏になっている相場は、来週12日の発表で改めて需給構造に目が向き、相場が調整に向かう可能性は高いと見ている。 ( f )
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)