(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年1月10日

本日の相場

とうもろこし  --- 安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  205 1/4-05 3/4  209 1/4  204 3/4  208 1/2  +1 1/2  219250  +2882 
00 MAY  212 3/4-12 1/2  216 1/4  212  215 1/2  +1 1/2  63508  +88 
00 JUL  219 1/2-19 3/4  223 1/4  219  222 1/2  +1 3/4  65638  +1050 
00 SEP  226 1/4-26 1/2  229 1/2  226  229 1/4  +1 3/4  17548  -282 
00 NOV    236  236  236  +1 1/2  573   
00 DEC  235 1/2  238 3/4  235 1/4  238 1/2  +1 3/4  36598  -36 
               

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  465 1/2-66  469 1/4  465  466 1/4  -5 1/4  4491  -1986 
00 MAR  472-73  476 1/2  472  473 1/2  -5 1/4  66231  +1480 
00 MAY  480 1/2-80  484 3/4  480  481 1/2  -5 1/2  26128  +565 
00 JLY  487-87 1/4  491 3/4  487  488 1/4  -5  23917  +90 
00 AUG  490  493  488  488 3/4  -5 1/4  2852  +118 
00 SEP  491  494  490 1/2  491  -4 1/4  916  +201 
            135390  +617 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  14770  -140  JAN  1571  -19  MAR  253 1/2  +1 3/4  104.88-105.10 
MAR  14940  -130  MAR  1598  -21  MAY  264 1/4  +1 1/2   
MAY  14990  -110  MAY  1631  -20  JUL  274 3/4  +2 1/4   
JUL  15140  -110  JUL  1662  -18  SEP  285  +2   
                   

 

本日の相場の動き

南米に雨。大豆は反応で下げるも、コーンはファンドに支えられる。

南米両国で先週末に広範囲な雨があった。今週も継続するとの予報となり、コーン・大豆ともに寄り付きは売り注文が相次いだ。特に、これまで南米のドライを背景に上昇していた大豆相場は、より反応を大きく受け、5セント以上安から取引開始となった。一方、コーン相場も寄り付き時は雨による売り先行となったものの、アルゼンチンにおける雨はドライ地域を改善するに十分でないとの判断が働き、すぐにサポートされ、値位置は間もなく高値圏に移動した。水曜日のUSDA報告に対する警戒感もあったようだ。 

途中、政府の農産物価格支援策の情報が流れた。CRP面積の増加の検討、食糧支援予算の一部承認、農家への直接援助金の「噂」などなど。大統領選挙年だけに、何かはあると思われていただけに、相場にそれほど大きなインパクトは与えなかったが、コーンのサポート要因にはなったようだ。 

大豆は安値で安定したまま引けとなり、コーンも一旦高値に入ってからは動きを失い、取引をそこで終了した。 

本日のファンドの動きは、コーン5,700コントラクトの買い越し、大豆200コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

アルゼンチン

週末の散発的な降雨と今週前半に予想される前線の通過がドライな地域には恵みとなるが、まだ40%の生産地にて土壌水分が不足している。今週は気温もまた平年より低めの予想にて、イールドの低下は限られたものになるがドライが解決される為にはまとまった降雨が必要。コーンは今後2週間で受粉の最盛期となる。大豆にて降雨が本当に必要になるのは今月末くらいから。 

ブラジル 

リオグランデドスル、パラナ西部、マトグロッソドスルにて土壌水分の不足が懸念されている。これらの地域は全体の1/4程度であるが、今週予想される降雨にてストレスの発生は限られたものになりそう。今週のシステムが通過した後にまだ土壌水分に問題が見られる地域は全体の10%以下になる見込み。 

南アフリカ 

引き続き降雨が各地で見られ、生育・受粉は順調。気温も平年以下の予想となっている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(12月31日-1月6日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  28,675  32-40 
大豆  19,785  16-22 
小麦  14,824  15-20 

コーンは予想範囲を下回った。大豆は予想の範囲内。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値を予想。  

先週のコーン相場の動き(月曜日の安値引けの後、ずっと高値引け)は、テクニカル面からファンドの買い意欲を刺激するに十分なものだ。彼らは売り越しポジションにあり、その上今週水曜日にはUSDA報告を控えている。本日でファンドが5日連続買い越し取引となったのも、短期のオペレーションとしては理屈は通る。ファンダメンタル材料としては、ここ最近の雨をもってしても、ドライ地域の根本的な改善に至る量ではないとする説も、ファンドの買いを後押ししている。 

しかし、この一週間の相場が穀物相場の下落の終焉を意味するとは言えない。南米のドライ地域は一部であり、アルゼンチンの生産量見込みは昨年のそれよりも高い。南米の天候には引き続き注視が必要であるが、より深刻な状況にならない限り、世界需給に与える影響は大きくない。この一週間の相場上昇は、ファンドにポジション調整させる材料が揃っていたためと見ている。相場上昇を促進する世界需給実現はまだ先の話だ。( F ) 

(大豆) 

買いのチャンスはまだ先。南米での天候が確認されてから。 

まだしばらくは狭いレンジでの取引の継続を予想する。シーズン的にはそろそろ買いが入り始めマーケットが上昇し始める傾向にあるが、今年は農家売りもまだ大量に残っている事、LDPを取った農家の中には480-490をターゲットにしているものが多くいる事、ブラジルでの生育が順調であることから安値に向かうプレッシャーもまだ相当強いものがある。 

マーケットの上昇を唱えるものの理由としては、中西部の土壌水分が例年に比べ不足気味であること、今年が大統領選挙の年であり、長期土壌保全の面積が36.4百万エーカーから40百万エーカーに増加されるのではという観測を始め農家向け票集めの政策が取られるのではとの思惑がある。しかし中西部の土壌水分云々はまだまだ時機尚早であるし、農業政策にしてもとられるにしても直接的な政策(補助金等)がとられるのではという見方も多い。 

テクニカルには確かに上昇の可能性を示している。指標となる9日間移動平均価格は40日間、50日間移動平均価格に限月によってはあと2セント程度のところまで接近している。過去半年間、短期移動平均価格が長期を下から上に抜いた事はなかった。昨年7月に抜いたときには、その後50セントのラリーを見せている。環境は違っているが、もし今回抜く事になれば確かに買いのサインとはなる。 

上述したがまだ農家売りは大量に残っている。あるアナリストによればまだ15億ブッシェル近い数字が売りを待っているのではという。ブラジルにて大豆の生育が確定してくるまでにはもう少し時間がかかる。しかし今の順調さがもうしばらく続くだけで相当の売りプレッシャーにつながる。次の買いはもうしばらく待って南米の天候が確認されてからでも遅くないと思う。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)