(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年1月11日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 小幅安値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 208 1/4-08 | 209 1/4 | 206 1/4 | 207 1/4 | -1 1/4 | 218442 | -808 |
| 00 MAY | 215 1/4-15 1/2 | 216 1/2 | 213 3/4 | 214 1/2 | -1 | 65540 | +2032 |
| 00 JUL | 222 1/4 | 223 1/2 | 221 | 222 | -1/2 | 67615 | +1977 |
| 00 SEP | 228 3/4-29 1/4 | 230 | 228 1/4 | 228 3/4 | -1/2 | 17683 | +135 |
| 00 NOV | 236 1/2 | 234 1/2 | 235 | -1 | 573 | ||
| 00 DEC | 237 3/4-38 | 239 1/4 | 237 | 238 | -1/2 | 37225 | +627 |
| 410464 | +4249 |
大豆 --- 小幅安値寄り付き、小幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JAN | 466-65 | 470 3/4 | 464 | 467 | +3/4 | 3635 | -856 |
| 00 MAR | 473 1/2-72 1/2 | 478 3/4 | 471 1/2 | 474 1/2 | +1 | 69253 | +3022 |
| 00 MAY | 481-80 | 486 3/4 | 479 1/2 | 482 1/2 | +1 | 27248 | +1120 |
| 00 JLY | 488 | 493 1/2 | 486 1/2 | 489 1/2 | +1 1/4 | 24278 | +361 |
| 00 AUG | 492 | 495 | 488 | 489 1/2 | +3/4 | 3358 | +506 |
| 00 SEP | 494 | 497 | 490 | 493 | +2 | 944 | +28 |
| 140076 | +4686 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JAN | 14880 | +110 | JAN | 1557 | -14 | MAR | 253 3/4 | +1/4 | 105.80-106.06 |
| MAR | 15030 | +90 | MAR | 1578 | -20 | MAY | 264 1/2 | +1/4 | |
| MAY | 15080 | +90 | MAY | 1611 | -20 | JUL | 275 | +1/4 | |
| JUL | 15260 | +120 | JUL | 1643 | -19 | SEP | 285 | +0 | |
| 本日の相場の動き |
雨、そして農家売りが、ファンドの買戻し圧力を抑えた。
発表前のため、ファンドと農家、それぞれのポジション調整が進められた。
アルゼンチンで比較的広範囲な雨が降っており、ブラジルでもリオグランデドスルの約半分の地域で降雨となるなど、それらがにわかにドライ地域を根本的に改善するとは見られなかったが、売り材料と作用した。ただ、アルゼンチンでは週末に高気圧が張り出すとの予報が一部にあり、売りを加速するには力不足であった。ファンドは朝方、USDA報告を前にしてか、ショーとカバーの買いを積極的に進める者が多かったが、一方、農家は最近の高値傾向のチャンスを発表前に取ろうと、売りを進めたため、コーン・大豆ともに上下動きにくい相場となった。
昼過ぎに、ブラジルでの雨の範囲が広がっているとの情報が流れ、売りが進む場面もあったが、何しろUSDA前で動きにくく、一方的な方向感は最後まで決まらなかった。
本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
アルゼンチン
今週に見込まれる恵みの雨と平年を下回る気温がコーンの受粉をストレスなく進捗させる。大豆はまだ開花時期には達しておらず今月後半から一番降雨を必要とする時期になる。
ブラジル
ドライな地域と懸念されるリオグランデドスル、パラナ西部、マトグロッソドスルも今週後半の降雨で土壌水分が改善される見込み。今週のシステムが通過した後にまだ土壌水分に問題が見られる地域は全体の10%以下になる見込み。コーンの受粉と大豆の開花は順調に行なわれている。
南アフリカ
引き続き降雨が各地で見られ、生育・受粉は順調。気温も平年以下の予想となっている。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)受渡可能在庫 (千ブッシェル) |
| 1月7日 | 前週 | 前年同期 | |
| コーン | 7,098 | 7,333 | NA |
| 大豆 | 4,611 | 4,395 | NA |
| 小麦 | 36,450 | 36,329 | 31,292 |
- コーン、大豆ともニュートラル。
| 2)ローンデータ (百万ブッシェル) |
−コーン−
| 1月4日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997crop | 0.1 | unch | 21.6 | unch | 1,118.8 | 1,140.5 |
| 1998crop | 26.7 | -4.8 | 38.7 | 1.0 | 1,690.5 | 1,755.5 |
| 1999crop | 993.2 | 190.4 | 0.0 | unch | 34.5 | 1,027.7 |
−大豆−
| 1月4日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997crop | 0.0 | unch | 6.7 | unch | 259.6 | 266.3 |
| 1998crop | 3.9 | - 0.9 | 9.9 | 0.3 | 326.4 | 340.2 |
| 1999crop | 227.5 | 24.8 | 0.0 | unch | 12.1 | 239.6 |
−コーン、大豆ともニュートラル
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
短期には、明日のUSDAと南米の天候次第。その後安値を予想。
CRP面積増加、中国のWTO加盟・輸出補助金の撤廃、次なるロシア向け食糧援助推進の噂、などなど、大統領選挙の年だけに、政府の農産物価格維持政策には枚挙に暇がない。一部は画餅に終わるであろうが、そのほとんどは政治的配慮から何らかの形で実現されるに違いない。加えて、南米の天候にも不安があり、ファンドは長らく続けた売り越しポジションから脱却しているように見える。アジアの景気回復・需要回復は早くはないが、着実である。コーン相場は歴史的に安値圏であり、これ以上下落すると、相場は見たこともないような数字となってしまう。要するに、コーン相場は取り巻く環境は強材料に満ちている。
しかし、「だから、相場は上昇する。」と結論するのは表面的に過ぎる。上記内容を、昨年の今ごろ、このコメントで書いていたとしても十分通用する。WTOと大統領戦を他の何かに置き換えれば、昨年と全く同様の環境である。昨年も、数多の政府による介入策が実施され、その度に相場は反応したが短命に終わった。昨年の南米の天候の悪さは今年の比ではなく、ブラジル・リオグランデドスルではコーンの約半分を失った。昨年同期の3月限210〜220レベルのコーン相場は、安すぎる、という観点から買いが入ったほどだ。そして、昨年の相場の動きに関しては、ここで言うまでもない。
つまり、1996年農業法による、農家甘やかしの構造は、ちょっとやそっとでは、農産物価格を上昇させることはできない。無論、米国で大きな天候不順があった場合は話が別となる。が、本日のローン報告でもわかるように、7〜10月までは、過度に豊富な在庫が居座るわけである。その構造も、昨年とちっとも変わらない。と言うより、昨年よりその圧力は大きい。高値の可能性に警戒感を持つのはわかるが、今年度の相場のベクトルは下を向いていると判断している。( F )
(大豆)
短期は明日の需給報告により方向が決まる。上げても安値場面は再度ある。
明日以降短期的な相場は需給報告次第となる。大豆はある程度強気予想となっており、予想程度のナンバーであれば逆に売りを誘うかもしれない。今日の若干の上げで、指標となる短期移動平均価格が長期移動平均価格にまた近づいた。明日上げた場面で短期が長期を抜いた場合、買いのサインとなり、しばらく高値での相場が続く可能性はある。
しかし安値場面は再度見られるのではないか。昨日と同じコメントになるが、LDPを取った農家の中には480-490をターゲットにしているものが多くいる事、ブラジルでの生育が順調であることから安値に向かうプレッシャーもまだ相当強いものがある。あるアナリストによればまだ国内農家は15億ブッシェル近い数字を売り残しているという。ブラジルにて大豆の生育が確定してくるまでにはもう少し時間がかかるが今の順調さがもうしばらく続くだけで相当の売りプレッシャーにつながる。次の買いはもうしばらく待って南米の天候が確認されてからでも遅くないと思う。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)