(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年1月24日

本日の相場

とうもろこし  --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  225 - 24 1/2  227 1/2  223 3/4  227 1/4  +4 1/2  222340  +4619 
00 MAY  233 - 32 3/4  235  231 3/4  234 3/4  +4  81184  +1942 
00 JUL  240 1/2 - 40  242 1/4  238 3/4  241 3/4  +3 3/4  86953  +877 
00 SEP  245 1/2 - 46  248  245  247 3/4  +3 1/2  25742  +915 
00 NOV    252 1/4  250  252 1/4  +3  864   
00 DEC  253 1/2 - 54  255 1/2  252 3/4  255 1/4  +2 3/4  52318  +1623 
            477550  +10237 

 

大豆     --- 高値寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  511 - 12 1/2  513  508  512  +6 3/4  75780  +947 
00 MAY  521 - 20  521 3/4  517 1/4  520 3/4  +7  30861  +467 
00 JUL  529 1/2 - 30  530 1/2  525 1/2  529 1/2  +7 1/4  27667  +1154 
00 AUG  530 - 29 3/4  532  528  530 3/4  +7  3821  +199 
00 SEP  532 - 31 1/2  534 1/2  523 1/2  532 3/4  +6 3/4  1860  +329 
00 NOV  539 - 38  541  536 1/2  539 3/4  +6 1/4  15062  +394 
            155323  +3524 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16410  +180  MAR  1645  +27  MAR  266  +1 3/4  105.21-105.69 
MAY  16660  +240  MAY  1672  +25  MAY  276 3/4  +1 1/4   
JUL  16860  +210  JUL  1702  +26  JUL  287  +1 3/4   
AUG  16890  +200  AUG  1716  +26  SEP  297 1/2  +2 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

南米少雨、ファンド買い継続、最高値圏引け。

南米、特にアルゼンチンの週末の雨の範囲が狭かったのがきっかけ。後半に力強く買い上げられた。株式市場の急落も寄与。 

コーンは約定高値。昨週のキャトルオンフィード報告で、米国家畜数の増加傾向が確認された。加えて、アルゼンチンの週末の雨が少なかったことが、堅調相場とした。上値を見て商業筋が現物売りを進ませ、大量売りを入れ始めたことや、CRB指数が下落した影響で、一時上値から戻す場面もあった。しかし、ファンドはそれを凌ぐ量の買い注文で迎え撃つことに躊躇なく、農家からの売りをねじ伏せるように、取引終了を一日の最高値圏とした。 

大豆は、3ヶ月ぶりの高値。南米の天候がナイトセッションをすでに大幅高としていたことが、本日の基調となった。2万5千トンの米国大豆油が、相手国不明ながら輸出成約されたとの今朝の情報が、大豆油相場を景気づけ、大豆相場を支えた。大豆油買い・大豆粕売りのスプレッド取引によって、大豆粕が安値圏となる場面があったが、コーンの堅調が飼料需要回復にあると見られたため、そのうち同じ飼料原料である大豆粕にも買いが戻った。粕の足かせがなくなったは大豆は、そのまま値を上げていき、取引終了となった。 

本日のファンドの動きは、コーン16,000コントラクトの買い越し、大豆1,600コントラクトの買い越しであった。 

 

各生産地の天気予報および状況

アルゼンチン

週末は予報されたより降雨量が少なかった。今後10日間も所により非常に気温があがることが予想され、また降雨量も限られたものになりそうにて穀物の生育にダメージの起こる懸念が大きい。現在良好な生育状況となっているのは西部地域のみで全体からすれば1/3の地域に過ぎない。あとの2/3は何らかのストレス、ダメージの懸念を持っている。 

ブラジル 

週末にも乾燥気味のリオグランデドスルに恵みの降雨があり、総じて全体に状況は順調。ただ南部地域ではまだ土壌水分が不足気味の所が残っている。南部中心に全体の15%の地域は今後の天候次第ではコーンのカーネルの生育、大豆の開花に問題が発生する可能性がある。 

南アフリカ 

先週の降雨量は平年以下であったが、それでも今月の降雨量はまだ平年以上となっておりコーンの生育状況は良好に保たれている。今週の降雨予報も平均以下となっているが気温が上がらない見込みにてストレスの心配はない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(1月14日-1月20日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  33,937  32-39 
大豆  27,403  19-25 
小麦  16,231  18-21 

コーンは予想の下限、大豆は予想範囲を上回った。コーンもセッション中に、弱い材料とは捉えられなかった。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いを勧める。 

先週来、コーンは空前の取引量を示している。主要な原因は、需給構造をひっくり返したUSDA報告、引き続く南米の生産量下方修正、そして、最も特徴的なのは、新たなファンド資金の流入である。株式に天井感をおぼえた投機家が穀物相場に資金をつぎ込んでいる。先日述べたが、先週あるヘッジファンドが顧客向けに、「株式から商品相場へ資金シフトを進めるべき。その中でも穀物が最も買い易い。」とコメントしたことはその動きを象徴している。この大量資金シフトを何とか処理しているのが、農家売りや中国の輸出成約、時折の南米の雨、であるが、それでも相場上昇の速度を若干遅くできたかどうか、という程度だ。本日も株式市場は暴落。商品相場への資金流入がいつ止まるのかを予想するのは、投機的に過ぎる。 

一方、ファンダメンタル要因のみでみた場合、この時期の相場の下値は期近215である。下値のチャンスは約10セント。ただ、上記のような新資金流入の際、この10セントを危険を冒して取ることに大きな意味を感じない。彼らファンドの買い越しポジションは10万コントラクト近くまで膨らんでおり、売り始めれば反動はあるであろう。しかし、それでも相場が215を切って推移することはにわかには考えにくく、期近220台での買い進みは、悪い選択ではないはずだ。( F ) 

 

(大豆) 

安値があれば少しづつでも買いを入れるべき。 

上げ続ける相場はないが、まだマーケットには買われ過ぎ警戒感がそれ程出ていない。コーンが少し休憩しているうちに大豆が買われたと思えば、今日のように南米の天候を要因に本来は大豆のほうにもっと買いが入っても不思議ではなかったのが、コーンに大きく買いが入っている。ファンドは少しでも値頃感を見つければすべての穀物に買いを入れていこうという姿勢が見受けられる。この傾向は残念ながらまだ続きそうだ。大豆は期近3月限で540-550まで唱えるものが多くなってきた。安値を狙うという姿勢では全く買いが入らず、最後に大きくケガをする可能性が高くなっている。前日の引け値よりも安値は少しずつでもリスクヘッジのために買いを入れておきたい。 

コーンは3-4セント上げる度に大きく農家売りが見られる。しかし大豆はある程度の売りは出てもコーンに比べ遅れているのが実情。このレベルでもまだまだ農家の売り意欲がでるところまで来ていない。逆に農家の売りが出始めたときの下げも大きいかもしれないが、今安値狙いをする事は危険だ。南米の天候以外にも、大統領選挙がらみの農家支援策、中西部の乾燥気味の気候と農家、ファンドが上値を期待できる要因にはしばらく事欠かない。安値を狙っているうちに、相場のレンジははるか彼方まで上がってしまうかもしれない。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)