(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年1月25日

本日の相場

とうもろこし  --- ほぼ変らずの寄り付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  227 1/4-27  228 1/4  226  227 1/2  +1/4  216039  -6301 
00 MAY  235-34 1/2  236  233 1/2  235 1/2  +3/4  85177  +3993 
00 JUL  241 3/4-41 1/2  242 3/4  240 3/4  242 1/4  +1/2  88039  +1086 
00 SEP  248 1/4-48  248 1/2  246 3/4  248  +1/4  26245  +503 
00 NOV    253 1/4  251  253  +3/4  902  +38 
00 DEC  255-54 3/4  256  254 1/4  255 3/4  +1/2  53749  +1431 
            479192  +1642 

 

大豆     --- ほぼ変らずの寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  511-12  517 1/2  510 1/2  517  +5  76139  +359 
00 MAY  520-20 1/2  525 3/4  519 1/4  525 1/4  +4 1/2  31578  +717 
00 JUL  529-29 1/2  534  528  533 3/4  +4 1/4  28265  +598 
00 AUG  531  536  530  535 1/2  +4 3/4  4027  +206 
00 SEP  532 1/2  538  532  537  +4 1/4  1877  +17 
00 NOV  539 1/2-39  543 1/2  538  543 1/4  +3 1/2  15441  +379 
            157645  +2322 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16530  +120  MAR  1648  +3  MAR  264 3/4  -1 1/4  105.26-105-99 
MAY  16750  +90  MAY  1679  +7  MAY  276  -3/4   
JUL  16960  +100  JUL  1710  +8  JUL  285 1/2  -1 1/2   
AUG  17000  +110  AUG  1721  +5  SEP  296  -1 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

週末の南米に高気圧予報。大豆が相場をリード。

今週末にアルゼンチンとブラジル南部に高気圧予報、最高気温が100度前半まで上がると予報された事がきっかけで大豆を中心にファンドの買いが入った。 

大豆は昨日3ヶ月ぶりの高値を更新した事から一旦利食いの動きがあったが、すぐに買い戻された事が好感され更なるファンドの買いを呼んだ。朝方の天気予報が終日大豆相場を下支えする形になった。高値更新の場面では農家売りから頭を抑えられる事もあったが、オイルワールドが世界の大豆生産量を減少させ春先に向けて価格の上昇を予想した事、また午後の天気予報でも更に南米の降雨量が減らされた事が伝わると、終盤に再度ファンドの買いを誘い、そのまま高値での引けとなった。 

コーンも4ヶ月ぶりの高値をつけた事とこの2週間で20セントの上昇を見せている事から、買い過剰感で売りが優先するかと思われていたが、一転大豆につられてこじっかりした相場となった。台湾の小島にて口蹄疫病が見つかったニュース、ベルギーでも乳牛に原因不明の病気が見つかったニュース、フランスで狂牛病がレポートされた事等が伝わったが大きな弱い材料とはとられなかった。逆に中西部を襲っている寒波の影響で飼料需要が増加する事、現物の荷動きが少なくなると考えられた事は強い材料と考えられ、わずかではあるが昨日よりも値を上げての終了となった。 

本日のファンドの動きは、コーン6,800コントラクトの買い越し、大豆4,500コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

アルゼンチン

現在ドライと考えられる地域はコーンの25%、大豆の35%と思われる。今週の降雨予想範囲は全体の20-25%にとどまっており、しかも週末には高気圧の張り出しから最高気温が90度台から100度台前半にまで上昇する可能性がある。コーン・大豆とも単収の減少の懸念が大きい。総じて言えば西部地域は生育が良好な状況であるが、東部地域はストレスを感じている畑が多い。 

ブラジル 

昨日も乾燥気味のリオグランデドスルに恵みの降雨があり、総じて全体に状況は順調。ただ南部地域ではまだ土壌水分が不足気味の所が残っている。今週の降雨予想範囲は全体の35-40%。南部リオグランデドスル地域には高気圧の張り出しから気温の上昇の可能性があり、もし予想通りになった場合この地域に単収減少の懸念が出てくる。 

南アフリカ 

コーン地域の90%にて土壌水分に問題は見られない。今週後半の降雨予報にてさらに土壌水分が潤沢になる見込み。気温も平年並みにて落ち着いており、このまま順調に受粉を終える見通し。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  1月21日  前週  前年同期 
コーン  5,892  7,761  NA 
大豆  4,600  5,495  NA 
小麦  36,493  36,479  3,300 

一 コーン、大豆ともニュートラル。 

 

ローンデータの発表は遅れた。 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

この相場は今でも買い。

前日より安値が出ればすかさず買いが入る展開が続いている。取引量も先週までとはいかないがまだ平均以上を維持している。穀物相場に対するファンドの入れ込みはまだまだ続くように思われる。大豆・大豆粕のファンドロングは史上最高になっていると考えられ、コーンもそれに近い。しかしファンドマネーの穀物相場への流入には、潤沢な余剰資金からまだ過剰感が出ていないのが実際だ。 

コーンは国内好景気の継続から来年度も飼料需要はさらに増加すると考えられている。輸出は中国が不確定要因になるが、アルゼンチンは今の状況から徐々に競争力をなくしつつある。東南アジアの需要回復も見込むと輸出数量も多少伸びる可能性が強い。一方、イールドはBTコーンの作付け減少予想から今年を若干下回る予想となる。こう考えた場合来年クロップの在庫率は今年を更に下回り14%前後になる。この在庫率をベースにした場合、今の価格でも決して高いとはいえない。逆にラニーニャによる南米の天候懸念、現在の中西部の土壌水分不足と今後まだj相場上昇の可能性が大きい。下値はあっても15セント、上値はその倍ある。長い目で見た場合にこのレベルからでも買いを入れておきたい。 

コーン自体にも相場の強さがある中、大豆もつられて上がる可能性が強い。現在の新穀の価格比率は1:2.12であり、コーンに有利になっている。実際イリノイ辺りの試算では1エーカー当たり12-3ドルコーンを作付けした方が利益が出る計算になっていると聞く。この為、昨年末に大豆の種子を買い付けた農家が今年になって急遽コーンの種子に換えてくれるよう種子会社とネゴしている例があるという。このような現象は今まで見られなかった事だ。コーンと大豆の価格比率をいくらにおくかは背景によっても違うが、歴史的に見た場合今の新穀の大豆は6ドルを超えていてもおかしくはない。そう考えればあと50-60セントもの上昇余地がある事になる。 

大豆もコーン同様、ランドアップレディの作付け減少からのイールド低下、南米の天候、中西部の乾燥懸念と買いを想定させる材料に事欠かない。政治家の口先介入もありうる。この価格から買いづらいのは確かであるが、前日より価格が割れたら少しは買うというように方針を固めて買いあがっていかないと、本当に最高値で買わされる目に遭いかねない。 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)