(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年1月31日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 大幅安値寄り付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 220 1/2-21 | 221 | 218 1/2 | 220 | -3 1/2 | 205210 | -2145 |
| 00 MAY | 227 3/4-28 1/4 | 228 3/4 | 226 1/4 | 227 3/4 | -3 3/4 | 90098 | +849 |
| 00 JUL | 234 1/2-35 3/4 | 235 3/4 | 233 | 234 1/2 | -4 | 89075 | +912 |
| 00 SEP | 241-41 1/2 | 241 3/4 | 239 | 240 1/4 | -4 1/4 | 26926 | -199 |
| 00 NOV | 246 3/4 | 245 1/4 | 245 3/4 | -4 | 784 | +1 | |
| 00 DEC | 249 3/4-49 1/2 | 249 3/4 | 247 1/2 | 248 1/2 | -4 | 59374 | +935 |
| 481628 | +592 |
大豆 --- 大幅安値寄り付き、ハーフ・リミット・ダウン ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 515-13 1/2 | 515 | 505 | 508 | -15 1/2 | 80921 | -640 |
| 00 MAY | 521-24 | 524 | 514 1/2 | 518 | -14 | 37787 | +1306 |
| 00 JUL | 531 1/2-31 | 532 | 523 | 526 1/2 | -15 | 30738 | -218 |
| 00 AUG | 533 1/2 | 533 1/2 | 525 | 527 | -14 1/2 | 4894 | +394 |
| 00 SEP | 535 1/2-34 | 535 1/2 | 526 1/2 | 528 1/2 | -14 | 3058 | +619 |
| 00 NOV | 540 1/2-39 1/2 | 541 1/2 | 532 | 534 1/2 | -15 | 17548 | +921 |
| 175413 | +2458 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 16100 | -440 | MAR | 1658 | -46 | MAR | 256 1/4 | -3 1/2 | 106.76-107.24 |
| MAY | 1640 | -420 | MAY | 1685 | -49 | MAY | 268 | -2 3/4 | |
| JUL | 16600 | -450 | JUL | 1714 | -53 | JUL | 277 1/2 | -3 3/4 | |
| AUG | 16640 | -420 | AUG | 1728 | -52 | SEP | 288 1/4 | -3 3/4 | |
| 本日の相場の動き |
週末の南米での雨。
週末、アルゼンチン・ブラジル両国で、予報より広い範囲でまとまった雨が降った。その上、今週前半は概ねドライとされていた予報が、週を通して雨が続くという内容に変わり、水分を要する時期である大豆が特に売り浴びせられた。投機筋の買い越しが増加していただけに、寄り付きから叩きつけるような売り注文が殺到、大豆はすぐに10セント以上の下げ幅となった。コーンもこれに動じずにはいられず、2セント以上の下げで取引を開始し、ファンドの継続売りが値位置をさらに下落させた。
コーンは途中、輸出検証高報告が輸出需要好調を確認させ、商業筋の買い意欲を刺激した場面もあったが、大豆急落の横では長くは続かなかった。中国産コーン市場に。韓国だけでなく日本も本格参入するとの噂が広まったことが、輸出に期待する心理に影を落とした。スパークスが、中国の今年度の輸出量を100万トンと予想し、もうすでにその大半を売却済みであるとの見方を発表したことに対して、市場の反応は強弱さまざまであった。
大豆は、穀物相場の雰囲気を終日支配した。大幅安寄付きの後も、その値位置を上昇させる気配はほとんど見られず、ファンドの大量売り注文を処理していくうちに、ずるずると値を下げていった。アルゼンチン北部と、ブラジルの広範囲に雨があり、開花期を迎えている大豆には最適の天候となった。過去3週間で大きく膨らんだ投機筋の買い越しポジションが、この機に乗じて投げ出され、1週間分の上げ幅を失った。
本日のファンドの動きは、コーン3,900コントラクトの売り越し、大豆3,500コントラクトの売り越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
アルゼンチン
週末の降雨範囲は30%、今後5日間にも65%の降雨範囲が予想される。今週の雨は土壌水分の改善に役立ち、開花を向かえている大豆には恵みとなる。コーンはすでに受粉の終盤であり、ダメージを受けているが、今週の降雨によりこれ以上のダメージの懸念が少なくなる。気温も平年以下の予報にて今週のコンディションは良好。
ブラジル
週末の降雨範囲は北部を中心に55%、今後5日間は南部から中部を中心に75%の降雨が見込まれる。気温はやや高めだが、土壌水分は潤沢にて問題とはならない。大豆・コーンともコンディションは良好に保たれる見込み。
南アフリカ
週末の降雨範囲は25%、今後5日間は50%の見込みだが降雨量は多くない。気温はやや高めの見込み。この2週間は平年以下の降雨量となっており、一部地域でドライの心配が出てきた。まだコーンの半分は受粉の最中にてダメージの懸念がある。今後の降雨が重要。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ&オプション) |
ファンドネットポジション
| 1/25現在 | |
| コーン | 67,798 コントラクト ロング |
| 大豆 | 30,678 コントラクト ロング |
| 大豆油 | 22,968 コントラクト ショート |
| 大豆粕 | 27,003 コントラクト ロング |
大豆は予想よりやや多めのロングにて弱気材料。コーンは予想より少ないロングにて強気材料となる。
| 2)輸出検証高(1月21日-1月27日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 43,563 | 30-36 |
| 大豆 | 20,829 | 21-25 |
| 小麦 | 15,706 | 15-20 |
コーンは予想範囲を上回り強い材料。大豆は予想範囲内にて中立材料。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
ここは少し様子を見て、待ち。
さて、これが一連のファンド買いの終焉を意味するのかどうか。本日、大豆の下落の勢いが凄まじく、ファンドの姿勢の本格反転を予感させたが、ファンドのコーン売りはネットで4,000コントラクト足らず。判断するには、材料として力不足である。ファンダメンタルズから見れば、期近220後半以上になる状況ではないため、南米天候が良好に落ち着いている今、ファンドの出方のみが上値への鍵である。
投機マネー不在の場合の適正値位置が、230近辺やそれ以上にないことは、本日の値動きが確認している。そしてまた、投機マネーが移り気であり、いつでもその資金を他市場に移す用意があることも、本日の相場が示唆している。今後、投機家のさらなる買いで高くなる可能性をまだ否定しないが、その後早い時期に少なくとも期近220近辺のレベルには戻ることが想定できる。他方、すでに本日の動きがファンドの一連の買いの終焉だとすれば、反動売りによる適正値以下も期待できる。つまり、半月や一ヶ月程度の期間で見ると、220後半以上で買いを強いられる可能性はきわめて低い。しばらく様子を見てチャンスを拾うことを勧める。 ( f )
(大豆)
買い。
南米の作柄はまだ確定したわけではないが、あちらこちらから生産量減少の噂が聞こえてきている。ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ等の生産量見通しはUSDAの1月見通しより実際には2百万トン程少なく、5200万トン前後になるとのアナリストのコメントもある。当社サンパウロ事務所よりもブラジルだけでUSDA比較300万トンの生産減少の可能性があるとのレポートもきている。逆に需要は余程の事がない限り大きく減少する構造にはなっていない。ましてや今の歴史的に安い大豆であれば緩やかな需要の増加が見込まれる。これらを加味すると、大豆の世界需給において期末在庫率は11-12%という低い数字になる(USDA1月は14.5%)。
更に中西部のドライ懸念が台頭している。コーンの作付け遅れからの大豆への作付け転換は大豆には弱い材料となるが、今の時点でのドライ懸念、作付け遅れ懸念はイールド低下からもちろん強気材料となる。7月限にて春先までのラリーは580-590レベルを想定しているが、天候次第では更に上値の可能性も否定できない。
また別のトレーダーはフィボナッチからみた場合に、7月限価格は7月までに5.93ドルから6.52-1/2ドルまで上昇する可能性があるという。いみじくも上記ファンダメンタルと合致してくる。確かにファンドのロングは歴史的に大きなものとなっているが、今の上昇トレンドを否定させる条件は乏しい。上昇トレンドの中でいかなるセットバックも逃さずに拾っていきたい。短期のPRICINGには今週は絶好のチャンスと見ている。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)