(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年2月2日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅安値寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  221 3/4-22  223  220 1/2  220 3/4  -1 1/4  201919  -2594 
00 MAY  229 3/4-30 1/2  231  228 1/2  228 3/4  -1 1/4  91939  +830 
00 JUL  237 1/2-37  238 1/4  235 3/4  236  -1  90428  +985 
00 SEP  242 3/4-43  244 1/2  242  242 3/4  -1/4  26682  -274 
00 NOV    249  248  248  +0  787  +5 
00 DEC  250 1/2-50 3/4  252 1/2  249 3/4  250 1/2  -1/2  61180  +854 
            483145  -182 

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  509-08  513  505 1/2  507 1/2  -2 1/2  76407  -2342 
00 MAY  518 1/2-18  522 1/2  515  516 1/2  -3  37379  -458 
00 JUL  527-27 1/2  530 1/2  523 1/2  525 1/4  -2 1/2  30736  -70 
00 AUG  527 1/2  532  525 1/2  526  -2 1/2  5203  +55 
00 SEP  529  532  527  527 1/2  -4 1/2  2983  +47 
00 NOV  535-36  539 1/2  532 1/2  534  -3  17457  -35 
            170641  -2799 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16210  +30  MAR  1619  -29  MAR  257 1/4  -3/4  108.26-108.51 
MAY  16460  +10  MAY  1652  -26  MAY  268 1/2  -3/4   
JUL  16660  +10  JUL  1685  -24  JUL  278 3/4  -1   
AUG  16680  +10  AUG  1700  -22  SEP  289 1/4  -1   
                   

 

本日の相場の動き

決め手に欠いたまま、方向感なく上下を繰り返した。

南米で引き続き雨。これが、目新しい要因に欠ける相場に、主な基調を形成した。 

コーンは、中国が旧正月前にもかかわらずコーンの売り姿勢を示していることが、頭を抑える格好となったが、一方でその価格が先週比上昇していることから、そのインパクトは減じられた。スローな展開となり、大豆が南米の雨を背景に売られ気味になっていることに追随しがちであったが、折に触れて、ブラジルのコーン輸入増加見込み(180万を250万トン:00/01)や、韓国が中国産でなくUS産コーンを成約したことなどの材料が相場を上昇させる場面もあった。取引量はきわめて少ないと見られ、迫力に欠ける相場であった。 

大豆は、南米の雨が重石となった。パーム油市場の下落から大豆油ピットが活発に売られていたことも、売り先行の一因となった。ただ、ファンドがその方向をはっきりさせず、商業筋のプライシングや農家の動きもきわめて限られていたことから、下げ幅が大きく拡大することもなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの買い越し、大豆500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

アルゼンチン

昨日は南西地域を中心に40%の範囲で降雨があった。このシステムは今夜から北東部に移動し30%の範囲で降雨をもたらす。このシステムにより当面の土壌水分の問題は回避される見込み。次ぎの主な降雨システムは日曜日から、北部中心に50%の範囲で見込まれる。このシステムは大豆には恵みの雨となる。コーンはすでに受粉を終えており、単収の改善にはさほど貢献しない。今週の気温は平年並み。 

ブラジル 

昨日は北部を中心に35%の範囲で降雨があった。今週後半にもベルト全体で70%の範囲で降雨が期待できる。気温は平年並み。土壌水分は潤沢であり、コーンのカーネル形成と大豆の鞘付きに問題は見られない。そればかりか最近の降雨システムにより、リオグランドスルと北部パラナの一部にて単収の改善も予想される。 

南アフリカ 

この2週間のドライな天候によりオレンジフリー州の北西部にドライ懸念が出てきた。この一帯では全体の1/4のコーンが作付けされている。気温が上がっていない為大きなストレスは発生していないが、受粉完了まではあと3週間ほどを見込んでおり、まだまだ降雨が必要な状況。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)カナダ産カノーラ期末在庫報告

 

12/31/99  事前予想  前年 
5.525百万トン  5.5-5.8百万トン  3.908百万トン 

大量の期末在庫が確認されたが予想の範囲内。本日のシカゴマーケットにはほとんど影響を与えなかった。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

220近辺を少しずつ買い。 

基本的な考え方はこうである。 

99/00年の期末在庫が17億ブッシェルとなったところで、00/01年の豊作がある程度明確になるまでは、期近200レベルの相場は来ない。つまり、どんなに下落しても、それまでは210がせいぜい。 

一方、作付け期までの本格的上昇は難しい。南米の生産量減少は相場に織り込まれ、受粉期を終えたコーンには、今後生産量見込みの大幅変動は起きにくい。中国の輸出余力見込みは増加傾向(本日も1,200万トンという見方が発表されている)で、早くても年末のWTO加盟まではおそらく元気だ。米国の作付け大幅減が当初予想されていたコーンは、様々な要因からその面積見込みが少しずつ旧穀並みに近づいてきている。そして、農家等の収容能力増加とローン・LDP政策から来る豊富な未売在庫。また、それを良く意識している需要家。相場の抑制要因には枚挙に暇がなく、作付け期が近づくまでは、値位置が上昇して手がつけられなくなることは想像しがたい。 

ファンドの買い越しポジションは10万コントラクトを超えている。ここ最近の株式とCRB指数の動きを見ると、両市場に全く相関関係がないとは言い切れず、今後の金融相場の行方によっては、コーン市場での買い越しが倍になっても少しもおかしくはない。また、大豆はまだ南米の天候相場が終了しておらず、上昇の可能性を否定するには早すぎ、そこからのコーンへの波及もありえる。しかし、実体のない220後半以上への動きには、それを冷やす要因が多いことは、ここ3週間の商業筋・農家の動きが証明している。上昇局面は長くは続かない。 

総合すれば、動きずらい相場も考えられるが、どう転んでも、220近辺はお買い得のレベルだ。( F ) 

 

(大豆) 

3月限503近辺は買いチャンス。 

3月限でいえば、昨日の安値503と先週金曜日の高値529が当面のレンジとなっている。昨日今日と南米に降っている降雨、今週予想される降雨が頭を抑えてはいるがその割に下値はサポートされて下げづらくなっている。ファンドは買いに入れる材料を待っているように思える。今日話をしたトレーダーの中にも、ファンドは一旦大きく作ったポジションをそんなに直ぐに変えない、従い自分も当分ロングポジションを維持するというものがいた。 

また中西部の土壌水分に懸念を表すものが多くなってきている。ネブラスカ、アイオア、イリノイ、インディアナと主だった州はすべて土壌水分が不足している。もちろん作付けはまだまだ先であるが、2月も後半になり南部で作付けが始まってくればマーケットの要因になってくる可能性がある。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)