(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年2月4日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 安値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 215 1/2-15 3/4 | 220 1/4 | 214 1/2 | 219 3/4 | +1 3/4 | 193383 | -6823 |
| 00 MAY | 224 1/4-23 1/2 | 228 1/4 | 222 1/2 | 227 3/4 | +1 3/4 | 96015 | +3037 |
| 00 JUL | 231 1/2-32 | 236 1/4 | 230 1/2 | 235 1/2 | +1 3/4 | 91343 | +345 |
| 00 SEP | 238 3/4-38 1/4 | 242 1/2 | 237 3/4 | 242 1/4 | +2 | 27135 | +155 |
| 00 NOV | 248 1/4 | 248 1/4 | 248 1/4 | +2 1/2 | 781 | ||
| 00 DEC | 247-46 3/4 | 251 1/2 | 246 | 251 | +2 1/4 | 63301 | +831 |
| 482444 | -2341 |
大豆 --- 安値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 497-95 1/2 | 506 | 495 | 505 1/2 | +4 1/2 | 75164 | -607 |
| 00 MAY | 505 1/2-06 | 514 1/2 | 504 | 514 1/4 | +4 1/4 | 38922 | +1242 |
| 00 JUL | 513 1/2-13 | 523 | 512 | 522 1/2 | +4 1/2 | 30995 | -4 |
| 00 AUG | 514 1/2-15 | 525 | 514 1/2 | 524 1/4 | +4 | 5066 | -83 |
| 00 SEP | 517 1/2 | 526 | 516 | 525 | +4 1/2 | 3037 | +4 |
| 00 NOV | 522 1/2-23 | 532 | 521 1/4 | 531 1/2 | +4 3/4 | 18195 | +434 |
| 171890 | +1002 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 16270 | +300 | MAR | 1582 | -14 | MAR | 257 | +3 1/4 | 107.19-107.75 |
| MAY | 16460 | +230 | MAY | 1612 | -15 | MAY | 268 1/2 | +3 1/2 | |
| JUL | 16670 | +240 | JUL | 1645 | -14 | JUL | 278 1/4 | +3 | |
| AUG | 16700 | +220 | AUG | 1658 | -14 | SEP | 289 1/4 | +3 1/4 | |
| 本日の相場の動き |
後半から力強い上昇。
ナイトセッションは下げ。朝方まで南米では効果的な雨。天気予報も良好。という、ここ数日と同様の環境の中、穀物相場は安値寄り付きとなり、下げ基調の継続を予感させていた。
しかしながら、中盤から空気が変わった。一つのきっかけは、「中国が今週5万〜11万トンの米国産大豆を購入していた。」との情報が流れたことであろうか。また、昼の天気予報で、アルゼンチンのコーン・大豆生育地域は週末はドライが続くとされたことが価格支持材料となった。加えて、朝方大量売りをしていた商業筋が、USDAが「スーパーマーケティングローン」を即刻取りやめるとの方針を発表したことから、買戻しを始めたことも相場にインパクトを与えた。
ファンドの本日の動きは、コーン1,100コントラクトの売り越し、大豆500コントラクトの買い越しと見られている。
| スーパーマーケティングローン騒動 |
ローンレートの地域間格差に目をつけた農家が、「ローン下にある作物を地域間交換することによって、その値差のさや取りをする。」という抜け道を考えついた。2週間ほど前にワシントン州の小麦で試され始め、昨日からミネソタの農家で騒がれ始めた。今朝から、そのシステムを利用してミネソタ州でのコーン・大豆売りが相次いだ。(あくまで噂であるが、本日前半にミネソタに本社を置く穀物メジャーが一社で大量シカゴ売りを行っていたのは、そのヘッジと言われている。)ところが、事態を重く見たUSDAが、「地域間の倉庫証明によるスワップは来週以降禁止する。」との方針を発表したことから、心理的に相場が買われたとされている。(前述メジャーは相場後半に、大量買戻しを行っている。) つまり、来週以降の相場には何も影響を及ぼさないので、本件についてあまり深く考える必要はない。ただ、本日の話題の中心であった。
| 各生産地の天気予報および状況 |
アルゼンチン
昨日はドライ、しかし今週の降雨システムによりすでにコーンベルトの約80%、大豆の60%が恵みの雨を受けた。今後5日間では40%の降雨がベルト全体で期待できる。気温は平年並みを予想。しかし南部サンタフェは今回のシステムの恩恵に預かっておらず、まだ1/3の大豆地帯にて土壌水分が不足している。来週降雨がなければこの地方の大豆は単収に影響が出る。他の地域はストレスなく鞘付きが始まっている。コーンはすでに受粉を終えており、今回の降雨により単収が大きく改善する事はない。
ブラジル
昨日は中部を中心に50%の範囲で降雨があった。今後5日間は北部中心に55%の範囲で降雨を予想。気温は平年並みかやや低め。コーン・大豆ともまだ水分が必要な重要なときであり、今回の降雨は単収の向上につながるとみられる。
南アフリカ
昨日は中部に40%の範囲で降雨があった。今後5日間にこのシステムは東部に移動し40%の範囲降雨が見込める。このシステムにより東部コーン地域はストレスの発生を未然に防ぐ事になる。西部地域は降雨システムが通過しない為ドライの懸念が残る。しかし2/3のコーンは受粉を終えており、大きな問題にはならない。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
各国に駐在するアメリカ農務省筋より次のようなアナウンスがなされた。それによるとパラグアイの大豆生産量は前回発表より50万トン減少の250万トンの生産量予想となっている。旱魃のための減産ではあるが、市場ではすでに折込み済み。また同様に、アルゼンチンのコーン生産量予想を1550万トンから1500万トンに下方修正、南アフリカのコーン生産量予想を800万トンから850万トンに上昇修正した。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
220近辺は買い。
220から下値は限られている。作付け前までの様々なリスクを考慮した場合、短期的に220近辺を少しずつ買うことを勧める。 ( F )
(大豆)
短期は月曜日の南米の天気予報次第。ただ上げのリスクの方が大きい。
今週のだれた雰囲気が今日の後半のセッションにて一瞬に拭い去られた。昨日の安値を更新した所から、昨日の高値を更新してそのまま高値で引けたマーケットは強い買いのサインと考えられ、短期的に底を打ったと考えられる。短期的にはまだまだ南米の天候が大きな要因であるが、テクニカル指数もほぼニュートラルなところまで落ちてきており、天候次第ではまた大きく上げる可能性もある。
今週の大きなセットバック場面でも多くのファンドはポジションを保持した。もちろん彼らのブレークイーブンは遙に下値であり、余裕を持って待てたという理由もあろうが、やはりロングから攻めて儲けようという強い意志の表われに思える。
中西部は土壌水分が不足している。作付けはまだ先だが、南部では早くも今月からコーンの作付けが始まる。中西部と違った場所でも作付けが始まれば、必然的に中西部の状況がマーケットの材料にされる。しかも今年は非遺伝子組換コーン・大豆にかなりシフトされると考えられている。非遺伝子組換種子はややイールドで劣ると考えられており、こんな事まで強い材料に捉えられる可能性がある。
ただ先週の高値を抜くには何かが必要。今日の中国の買いだけではここまでがいいところ。やはり南米の天候が焦点となる。しばらくは今日の安値と先週の高値のレンジ取引。ただレンジは少しずつ上がっていくと予想している。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)