(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年2月8日

本日の相場

とうもろこし  --- 安値寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  219 1/2-20  222 1/2  219 1/4  221 1/4  -1/4  182572  -6909 
00 MAY  227 1/2-28  230 3/4  227 1/2  229 1/2  -1/4  102658  +4063 
00 JUL  235 3/4-36 1/4  238 1/2  235 1/2  237 1/2  +0  93513  +580 
00 SEP  242 1/2-42 3/4  244 3/4  242  243 1/2  -1/2  27654  +382 
00 NOV    249 1/2  249 1/2  249 1/2  -1/2  780  -1 
00 DEC  251 1/4-51 1/2  253 3/4  250 3/4  252 3/4  -1/4  63845  +21 
            481772  -1739 

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  501 1/2-500  504 3/4  499  500 1/4  -6 1/4  71737  -2690 
00 MAY  510 1/2-09 1/2  514  508 1/2  510  -6  40088  +366 
00 JUL  518 1/2-18  522 3/4  517  518 3/4  -5 1/2  33242  +497 
00 AUG  522-21  524 1/4  518 1/2  519 1/4  -6 1/4  5421  +94 
00 SEP  522-23  527  521 1/2  522  -5 1/4  3280  +26 
00 NOV  528 3/4-29 1/2  533  527 1/2  529 1/4  -5  19063  +44 
            173412  -1639 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16050  -160  MAR  1576  -21  MAR  259 1/4  +1/2  108.90-109.63 
MAY  16310  -150  MAY  1609  -19  MAY  271  +1/4   
JUL  16550  -170  JUL  1642  -18  JUL  281  -1/4   
AUG  16610  -140  AUG  1658  -17  SEP  291  -1/4   
                   

 

本日の相場の動き

アルゼンチンに雨。大豆が反応。

ドライ予報であったアルゼンチン南部に、昨晩から雨、今週降り続くとの予報に変わり、それが今日一日の穀物相場、特に大豆相場の背景となった。 

コーンは、一日大豆に足を引っ張られた。安値寄り付きも大豆安の影響が大きかった。が、コーン自体は上値へ指向していたようだ。USDAが今年の作付け面積を7,700万エーカーと前年より40万エーカー減となると予算教書内で予想しているとの情報が、コーン相場を買わせた。一時高値圏推移もあったが、大豆の影響と、旧正月中のアジア需要の期待薄から、高値維持はできなかった。 

大豆は、アルゼンチンの降雨を背景に5〜6セント安の寄り付きの後、行き過ぎ感から戻す場面があった。しかし、11時ごろUSDAが今年の作付け面積は7,500万エーカーとの予想を発表し、相場の雰囲気を戻した。南部ブラジルがまだ乾燥気味なのと、米国中西部の寒気が抜けたことが飼料需要減を予想させ大豆粕が堅調推移したことが、価格支持に回ったが、相場回復には至らなかった。 

(USDAの作付け面積予想は、予算教書作成のために使われた数字であり、11月時点に予想されたものである。今月中にUSDAは予想を更新する予定。つまり、本日発表のものは11月以降の相場要因は組み入れていない数字である。) 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの買い越し、大豆1,200コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

アルゼンチン

昨日の降雨は40%の範囲であったが、一番雨の欲しかった南部サンタフェをカバーした。今後5日間にも二つの降雨システムが通過する。降雨範囲はベルト全体の75%。週末の降雨が予報通り南部地帯に恵みの雨を降らせると、大豆の生育状況はかなり改善する。コーンはすでにカーネルの形成に入っており、今週の降雨にてイールドが大きく改善する事はない。 

ブラジル 

今後5日間の降雨範囲は北部ベルト中心に70%、気温は平年よりやや高めの予想。リオグランデドスルにてまだ土壌水分に不足が見られるが、今週後半までに降雨がみられれば問題にはならないであろう。大豆は北部南部ともまだ水分が必要であるが、コーンは水分が必要な時期を過ぎている。 

南アフリカ 

今後5日間は東部2/3を中心に65%の範囲で降雨が期待できる。南西部地域は土壌水分が不足しつつある。コーン全体のうちまだ1/3は受粉を終えていないが、その大部分がこの南西部に作付けされたものでありダメージが懸念される。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  2月4日  前週  前年同期 
コーン  7,694  6,963  NA 
大豆  4,421  4,293  NA 
小麦  36,348  36,512  31,375 

- コーン、大豆ともニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  1月25日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch      21.6   unch    1,118.8   1,140.5 
1998crop  18.2  -1.8      41.1   0.4    1,696.2   1,757.5 
1999crop  1,177.9  3.5       0.0   unch     100.5   1,278.4 

−大豆− 

  1月25日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.0  unch        6.7   unch    259.6   266.3 
1998crop  2.6  - 0.4       10.7    0.3    327.1   340.4 
1999crop  239.5  -4.3       0.0   unch    31.6   271.1 

−コーン、大豆ともニュートラル 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

短期戦略として、220以下を買い。 

コーンの緩やかな上げペースを大豆が足を引っ張る本日の展開は、今後しばらくのパターンとなる。したがって、大豆の天候に変化があった場合、コーンの値位置は緩やかに上昇する。目先の唯一の弱材料とされる中国産の輸出成約も期近についてはほぼ終了しており、残った輸出余力は4月以降のものである。短期的には220以下を買い。( F ) 

 

(大豆) 

先週の下値を抜いたら更に10セントの下げ可能性があり。そこは買い。 

南米での昨日の降雨と継続する今週の降雨予報、また中西部にも今週は平均以上の降雨が予報されている。昨年から続くラニーニャ現象は過去50年間で5番目の強さであり、今夏の中西部のドライ懸念を唱えるものもいるが、如何せん目先の降雨が買いを積み上げる事をためらわさせるには充分すぎるインパクトを与えている。大手ファンドはロングを持ったまま我慢を決め込んでいるようだが、ローカルトレーダー達は目先のポジションをロングから変えつつある。先週の安値3月限495は大きな抵抗線になってはいるが、ファンドのネットロングを大きいと見る見方もあり、一旦このレベルを抜けてしまえば、485くらいまで抵抗線がなくなる。目先の強い材料が出ていない事が逆に弱い材料を台頭させている。2月であるという事も例年のパターンから安値を想定させている。 

ただファンダメンタルからはここからの下値は考えにくい。在庫率からみても決して潤沢とはいえない。コーンとの価格差もコーンに有利になりつつある。高値に転じたときの上げのスピードは早いと考えており、安値は着実に拾っておいて欲しい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)