(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年2月9日

本日の相場

とうもろこし  --- 安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  219 1/2-19 3/4  222 3/4  219 1/2  222 1/2  +1 1/4  176490  -6082 
00 MAY  227 3/4-28  231  227 3/4  230 3/4  +1 1/4  106079  +3421 
00 JUL  236-36 1/2  238 3/4  235 3/4  238 1/2  +1  96043  +2530 
00 SEP  242 1/4  244 3/4  242 1/4  244 3/4  +1 1/4  27806  +152 
00 NOV    250 1/4  249  250 1/4  +3/4  781  +1 
00 DEC  251  253 1/2  250 3/4  253 1/4  +1/2  64813  +968 
            482868  +1096 

 

大豆     --- 安値寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  496 1/2-97 1/2  504 1/2  496 1/2  503 3/4  +3 1/2  69938  -1799 
00 MAY  507-07 1/2  513 1/2  506 1/4  513 1/4  +3 1/4  41635  +1547 
00 JUL  516-16 1/2  522 1/2  515  522  +3 1/4  34068  +826 
00 AUG  518  524  517 1/2  523  +3 3/4  5536  +115 
00 SEP  520  525 1/2  519  525 1/4  +3 1/4  3294  +14 
00 NOV  526 1/2-27  532 1/2  526 1/4  532  +2 3/4  19337  +274 
            174373  +961 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16240  +190  MAR  1579  +3  MAR  265 1/2  +6 1/4  108.86-109.17 
MAY  16470  +160  MAY  1609  +0  MAY  277  +6   
JUL  16700  +150  JUL  1642  +0  JUL  287 1/2  +6 1/2   
AUG  16700  +90  AUG  1656  -2  SEP  297 1/2  +6 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

小麦の上伸、中国の穀物自給政策の変化の噂が影響。

全体には、USDA報告前の静かな展開であったと言えるが、近くUSDAが新たに外国向け食糧援助策をまとめると発表したことが小麦相場に好感され、穀物相場をリードした。また、本日(2/9)の日経新聞に掲載された「中国が財政負担軽減の理由から、穀物自給率100%以上という目標を転換させている。」という記事が当地で話題になり、コーン・大豆相場を高値引けまで持って行った。CRB指数も急上伸した。 

コーンは、前半は安値推移。金曜日のUSDA報告における中国の輸出量増加懸念、アルゼンチンに続く効果的な雨、韓国がコーン成約をパスしたこと、土壌水分不足が心配される米国中西部の雨、がその背景であった。ただ、USDA発表前のせいか、取引量は多くなかった。後半に入ると、小麦が上伸し始め、方向感を失っていたコーンはすぐに追随、値位置を高値件に移した。商業筋の積極的な買いから現物相場が堅調となったことも、後半の買いを促す一因となった。 

大豆は、寄り付き後は昨日からの弱トーンを踏襲、南米の雨や米国の作付け面積増予想を材料に、売りが先行した。しかしながら、コーンと同様に小麦に刺激され始め、上述中国の政策転換予想も手伝って、高値引けで終わった。 

 

各生産地の天気予報および状況

アルゼンチン

昨日は南部1/3を中心にコーンの40%、大豆の25%の範囲で降雨があった。今後5日間にもコーンの65%、大豆の75%の範囲で降雨が期待できる。気温も平年よりやや低め。今回の降雨システムによりサンタフェとブエノスアイレスでの生育状況が改善しており、ほとんどの大豆の生育状況で問題が見られない。コーンはすでにカーネルの形成に入っており、今週の降雨にてイールドが大きく改善する事はない。 

ブラジル 

今後5日間に降雨範囲は全体の70%、気温は平年よりやや高めを予想。リオグランデドスルはまだドライ気味にて今後も引き続き降雨を必要としているが、今週のシステムによりイールドの増加が期待できる。来週の北部地域はドライな天候となろうが今の土壌水分から問題にはならないであろう。コーンは水分が必要な時期を過ぎている。 

南アフリカ 

今後5日間にベルト全体の75%に降雨が期待できる。気温も平年よりやや低めの予想。まだ1/3のクロップが受粉を終えておらず、今週の降雨は恵みとなる。東部ベルトではほとんどが受粉を終えカーネルの形成に入っている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等

本日は主要な発表はありませんでした。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

220以下を買い。 

米国中西部の雨など、強材料を打ち消す材料も少しずつでてきている。コーンの作付面積も、予算教書で使用された7,700万エーカーが市場の脳裏に残っているが、この数字が作られた11月以降市場の様子に変化があり、今後は作付け面積が増加する可能性は低くない。そういう意味で、今後の下値の可能性は否定できない。しかし、繰り返すが、米国作付け前の時期としては、期近220前後のレベルは、今の環境下における変動可能範囲の下方に当たる。CRBの堅調、株式市場の弱さなどを含め、強気材料が霧消したわけではない。220以下を根気良く買い続けることを勧める。( F ) 

 

(大豆) 

このまま膠着状態が続けば再度安値の可能性もある。 

昨日までと少し意見を変えたい。ただ中長期的には上昇マーケットを予想している事には変りはない。 

先月のラリーをみせてから膠着状態が続いている。農家、ファンドとも売りを控えているが、焦れてきている事も確かであろう。南米の天候をみるに、一つの超さなければいけないハードルを超しつつある。確かに中西部の各地では土壌水分が不足しているが、膠着状態が続く中でロングポジションを維持する事は難しい。次に何らかのラリーがあったときには少なからず売りが出てくるように思う。恐らく一旦出始めた売りは、ラリーで上げた分以上の下げをもたらすであろう。 

今年は農家のホールドが例年以上に多い事は皆の知る通り。このままでは南米の農家売りと売りが重なる可能性がある。以前にもお伝えしたがブラジルの農家は資金不足にて早めに持ち玉を売らざるをえない。また今日現在のファンドポジションは42,000コントラクトのネットロングと見られており、最近の取引量の少なさからみると、これを大きいと感じるものがかなりいる。また残念ながら今年のUS産大豆の品質は特に悪い。日本のお客様の中にもブラジルの品質がどうなっているのか大きな関心を寄せられている事と思う。もしブラジルの品質がUS産に比べすぐれているとしたら、これも弱い材料となる。 

金曜日の朝の需給報告では輸出の数字を少し増加させる程度との予想がほとんどだ。保守的な農務省がドラスティックに南米の生産量を下方修正することも考えずらい。目先しばらく強い材料に不足している。 

人口は増加し続けており、一旦改善された食生活は質を落とさない。今の環境から需要は大きくは落ちない。そんな中、いつも豊作であってこそ、そこそこの在庫率が保たれる構造になっている。上値のリスクの方が大きい事は一目瞭然だ。現に大豆の在庫率、コーンとの価格比較からすれば大豆の価格は低すぎる。中長期的には上昇トレンドを予想しつつ、目先は弱いかな、と思う。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)