(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年2月14日

本日の相場

とうもろこし  --- やや高寄り付き、やや高引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  223 1/4-22 3/4  224 1/4  222  222 1/4  +1/2  155355  -6958 
00 MAY  231-31 1/4  232 1/2  230 1/4  230 3/4  +1/2  124329  +6843 
00 JUL  239-39 3/4  240 1/4  238  238 1/2  +1/2  99540  +410 
00 SEP  245-44 1/2  246 1/2  244 1/2  244 1/2  +3/4  29478  +273 
00 NOV    251  250 1/2  250 3/4  +1 1/4  885  +18 
00 DEC  254-53 1/2  255  252 3/4  253  +3/4  67157  +750 
            488635  +1631 

 

大豆     --- 安値寄り付き、やや安引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  507-06  510 1/4  504 1/2  505  -1/4  63388  -3044 
00 MAY  517-16 1/2  519 1/2  514  514 3/4  -1/4  49205  +2144 
00 JUL  524 1/2-25  528 1/4  522 1/2  523  -1/4  34849  -254 
00 AUG  526 1/2  529 1/2  524  524 1/4  -1/4  5934  +274 
00 SEP  529 1/2  531 1/2  527  527 1/4  -1/4  3292  +24 
00 NOV  536-35  538 1/2  532 1/2  533 1/2  -1  19659  -27 
            176918  -882 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16450  +30  MAR  1559  -3  MAR  268 3/4  -3/4   
MAY  16710  +20  MAY  1589  -6  MAY  280 3/4  -1 1/4   
JUL  16890  +20  JUL  1624  -3  JUL  291 1/2  +0   
AUG  16950  +20  AUG  1639  -6  SEP  302  +1/4   
                   

 

本日の相場の動き

変動幅の小さな一日。

相場変動幅はコーン・大豆ともに小さかった。が、相場は終始上下していた訳ではなく、寄り付き後に安値をつけ、中盤に高値、そして最後に一日の最安値圏まで戻すという展開。 

コーンについては、何とか高値引けとしたが、背景は米国の西部コーンベルトの乾燥傾向に変化がないこと。作付け期はもう少し先ではあるものの、他要因のインパクトに欠けたため、同要因がクローズアップされた。週間輸出量は予想の下限。ブラジル・リオグランデドスル州が雨の地域からはずれていたことも買いサイドの理由とされた。最後に値を戻したのは、小麦・大豆売りが波及したこと、スパークスが「12月限の下値は2ドルまで。」と発言したことが、一部で安値予想と取られたことなどが原因とされる。 

大豆は、中国が米国産大豆を最低4杯買い成約したとの噂と、好調な週間輸出量報告、それから南部ブラジルの乾燥によって、買いが先行した。中盤まで買いの勢いが上回っていたが、ブラジルの予報機関SOMARが同国南部の乾燥地域に今後3日間雨が続くと予想したことが、朝方の大方の予報とは異なることから売りのきっかけになった。また、中国の買い成約の噂についてもセッション中に確認されず、懐疑的な見方が増え売りを加速、安値まで戻すことになった。 

本日のファンドの動きは、コーン600コントラクトの売り越し、大豆1,200コントラクトの売り越しと見られている。 

 

FAPRIが00/01年の米国需給を予想 

FAPRI(食品および農業政策研究機関)が00/01年および01/02年の米国農産物需給予想を発表した。 

  コーン00/01  コーン01/02  大豆00/01  大豆/01/02 
作付面積(百万エーカー)  77.2  78.1  74.5  73.2 
生産量(百万ブッシェル)  9,407  9,653  3,296  3,372 
期末在庫(百万ブッシェル)  1,527 (15.9%)  1,471 (15.1%)  438 (15.3%)  430 (14.2%) 

00/01年の期末在庫は、コーンが減少、大豆は増加となっており、明日の相場にはそれぞれに強材料・弱材料となるが、そのインパクトはそれほど大きくないと見られる。コーンでは、作付面積が99/00年とほぼ同数であることが印象的であるが、需要増加により期末在庫減予想となっている。大豆は、作付面積の増加とイールド高が期末在庫の上昇にそのまま寄与している。 

 

各生産地の天気予報および状況

アルゼンチン

週末は、北部コルドバ・サンタフェ・東部ブエノスアイレスなどで雨が続いた。今日以降4日程度は同国で雨が少ないが、木曜日から日曜日まで西部地域に雨が戻る。先週の雨は、コーン・大豆のイールドロスを和らげる役割を果たした。大豆は、来週予想通り雨がつけば、イールドが高まることになる。コーンは成熟期に向かっているが、水分状態は十分である。 

ブラジル 

週末は中部および北西部で雨。今後も5日間程度降り続く。リオグランデドスル州では大豆生育のためには、まだ雨が必要な状態だが、同地域では今後3日間に雨が期待できる。他地域は十分な水分状態が保たれている。コーンはこれ以上の水分を必要としていない。 

南アフリカ 

週末も雨。受粉期後期にも良好な状態を演出。週後半はドライとなるが、南西部10%以外には、問題とならない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(2月10日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  32,390   
大豆  30,281   
小麦  15,371   

コーンは低調、大豆は好調。 

 

 

2)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ+オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  2/8現在 
コーン  66,768  コントラクト ロング 
大豆  37,448  コントラクト ロング 
大豆油  15,869 コントラクト ショート 
大豆粕  26,041 コントラクト ロング 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

3月限220以下を根気強く買い。 

3月限220をある程度買った後は、残りのターゲットを218以下とすることも一手。が、深追いは禁物。 

コーン相場に決定要因が欠けている中、現在の大豆製品安や小麦の下値余地が、穀物相場全体を売らせることは期待できる。現在のように相場に動きがなくなると、行き場を失っているファンドの買い越しポジションが、痺れを切らして一部が売りに出されることも予想できる。それらを考えると、ある程度の下値余地期待が膨らみ、つい安値を追いたくなる。しかしながら、本日のFAPRIの予想に代表されるように、新穀コーン需給が旧穀に比べて逼迫に向かうという意見は根強い。特に作付けまでは、巷のコーン作付面積減予想や西部ベルト乾燥懸念があり、適正レベル以下への大幅下げは期待しにくい。つまり、米国産新穀需給の根底に変化が加えられるまで、換言すれば作付期まで、は、3月限220以下は安い。 ( F ) 

 

(大豆) 

短期安値の可能性。 

旧正月明けの中国の市場参入(米国産買い付け)が超短期の相場の目玉となる。本日セッション後半は、成約が確認されなかったことが失望売りにつながったが、船腹契約が確認されたとの情報もあり、まだ火種を残している。超短期には、これを材料にまたラリーはありえる。しかし、2月中の買い材料は他には多くない。大豆相場が1月中に大きくラリーを見せた背景には、南米の天候・コーンの需給逼迫見込みによる上げの影響等が理由として挙げられるが、それらの要因はすでに色褪せている。また、12月・1月と大豆搾油量は比較的好調であったが、2月に入って大豆現物価格上昇により搾油マージンが低下、また大豆油在庫が無視できぬレベルに達し、油タンクがこれ以上ないため操業率低下を余儀なくされている搾油メーカーもあるほどであり、期近大豆需要は沈静化すると見られる。2月中は相場低迷を予想。( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)