(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年2月15日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 安値寄り付き、まちまちの引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 220-20 1/2 | 223 3/4 | 219 3/4 | 222 1/4 | +0 | 150837 | -4518 |
| 00 MAY | 228 1/4-28 3/4 | 232 | 228 | 231 | +1/4 | 124798 | +469 |
| 00 JUL | 236-36 1/2 | 240 | 235 3/4 | 238 1/2 | +0 | 99272 | -268 |
| 00 SEP | 242-42 1/4 | 246 | 242 | 244 1/2 | +0 | 29745 | +267 |
| 00 NOV | 252 | 249 | 250 1/4 | -1/2 | 871 | -14 | |
| 00 DEC | 250 1/2-50 1/4 | 254 1/2 | 250 1/4 | 253 1/4 | +1/4 | 67157 | |
| 484562 | -4073 |
大豆 --- 安値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 501 1/2-02 1/4 | 510 3/4 | 501 1/2 | 508 3/4 | +3 3/4 | 62407 | -981 |
| 00 MAY | 511-11 1/2 | 520 | 511 | 517 3/4 | +3 | 49951 | +746 |
| 00 JUL | 519 1/2-19 | 528 3/4 | 519 | 526 3/4 | +3 3/4 | 35122 | +273 |
| 00 AUG | 521-22 | 530 | 521 | 527 3/4 | +3 1/2 | 5957 | +23 |
| 00 SEP | 525 | 531 | 524 1/2 | 529 1/2 | +2 1/4 | 3312 | +20 |
| 00 NOV | 529 1/2-30 | 538 | 529 1/2 | 535 1/2 | +2 | 19540 | -119 |
| 176898 | -20 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 16630 | +180 | MAR | 1547 | -12 | MAR | 266 | -2 3/4 | 108.66-109.28 |
| MAY | 16910 | +200 | MAY | 1579 | -10 | MAY | 277 3/4 | -3 | |
| JUL | 17080 | +190 | JUL | 1611 | -13 | JUL | 288 1/2 | -3 | |
| AUG | 17140 | +190 | AUG | 1627 | -12 | SEP | 298 1/4 | -3 3/4 | |
| 本日の相場の動き |
中国の大豆買い、相場を支える。
昨日の引け方を弱いサインと見、寄り付きは安値からだったが、先週末からの中国の米国産大豆買い付け情報によって、大豆・大豆粕があらためて買われた。コーンは、つれ高。
コーンは寄り付き近辺が最安値。昨日引けにかけて値を崩したことへのフォロースルーに加えて、現在の米国大平原地区の大降雨が今後西部コーンベルトに移動するとの予報が、乾燥緩和に寄与すると見られたため、売りからのスタートとなった。しかし、大豆が安値から高値から反転し、値を伸ばし始めると、新たな要因に欠けるコーンは渋々上昇し始める。ただ、GWSが春の作付け期は多雨になるとセッション途中に予想したことが、大幅な上伸を許さず、最後は大豆が勢いを失いコーンも高値推移の理由を失い、昨日引けのレベルで終了した。
大豆も安値からスタート。昨日のFAPRIの弱予想の上に、南米に効果的な雨が降っており、来週まで雨予報とあっては、昨日の引けレベルを維持できず、いきなり3セント前後安の開始となった。パーム油安が大豆油の約定安値を昨日に続いて更新させ、前半は安値ムードであった。が、商業筋の買いが雰囲気を変化させる。商業筋の旺盛な買い注文から、中国がこのセッション中に米国産大豆買い付けを行ったのでは、という憶測に進展、ファンドの買いも呼ぶ結果となった。先週からの中国の買い付け量は50万〜60万トン超という見方も出、相場を活気付けた。最終局面は、小口投機家の売りなどで調整されたものの、高値を維持したまま、引けとなった。
本日のファンドの動きは、コーン300コントラクトの買い越し、大豆500コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
アルゼンチン
昨日はドライ、今週は概ねドライな天候が続く。次の降雨は金曜日、西部ベルトを中心に40%の範囲で見込まれる。一部地域では水分過多の懸念もあった為、今週のドライな天候はむしろ好都合となった。週末から来週に掛けてあと一回平年以上のシステムが通過すれば大豆の鞘付きはすべてストレスなしで完了することが可能。コーンもストレスなく成熟期に移行しつつある。
ブラジル
昨日の降雨は35%の範囲。今後5日間も中部から北西部にかけて65%の範囲で期待できる。ただドライが懸念されているリオグランデドスルには降雨が足りない。この地域に限っていえば、今後の降雨範囲も30%ほど、降雨量も0.25-1.0インチ程度の見込み。この地域の大豆は鞘付きの最中であるが、イールドの減少は避けられない。その他の地域はコーン・大豆とも作柄は良好。
南アフリカ
今後5日間の降雨予想は50%の範囲、気温も低め。コーンベルト全体の10%にあたる、南西部地域のみドライの'懸念が出ている。ただ気温が低めのため大きなストレスにはなっていない。その他の地域は順調な生育状態を保っている。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)受渡可能在庫 (千ブッシェル) |
| 2月11日 | 前週 | 前年同期 | |
| コーン | 7,694 | 7,694 | NA |
| 大豆 | 4,421 | 4,421 | NA |
| 小麦 | 36,348 | 36,348 | 32,704 |
- 先週と全く変らず。コーン、大豆ともニュートラル。
| 2)ローンデータ (百万ブッシェル) |
−コーン−
| 2月1日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997crop | 0.1 | unch | 21.6 | unch | 1,118.8 | 1,140.5 |
| 1998crop | 16.5 | -1.7 | 42.0 | 0.9 | 1,700.0 | 1,758.5 |
| 1999crop | 1,174.1 | -3.8 | 0.0 | unch | 120.2 | 1,294.3 |
−大豆−
| 2月1日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997crop | 0.0 | unch | 6.7 | unch | 259.6 | 266.3 |
| 1998crop | 2.4 | - 0.2 | 10.8 | 0.1 | 327.3 | 340.5 |
| 1999crop | 237.4 | -2.1 | 0.0 | unch | 35.7 | 273.1 |
−コーン、大豆ともニュートラル
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
期近220以下を買い。中長期は???
米国穀物協会の調べでは、約70%の農家が今後コーン相場が劇的に回復に向かうと予想しているらしい。理由の主なのもは、輸出需要が好調なことや、今年は(毎年の期待のように思えるが)天候不順になるとの観測が多く、特に作付け期に水分不足の問題がある可能性が高いこと。しかし、作付けに少々苦労しようが、40%超の農家が、高値のチャンスを逃すまいと、実はコーン作付け増を計画しているらしい。
さて、そんなこんなで農家は強気。その結果、2月中旬の米国農家のコーン売却率が平年67%であるのに対して、今年は2月14日現在でわずか59%。99/00年の高生産量を考えると、今年の未売在庫の大きさはかなりのものになる。農家は、上記相場回復期待とローン制度のおかげで、今後もこの姿勢は変わらない。一方、需要者は、「こんなにも在庫があるのに、拙速に買う必要はない。」となる。かくして、需給両面から、期近商売のみしか行われない環境が整う。このような関係が、相場をどちらに動かすかは明白だ。在庫を持った方が弱い。いきおい農家は、天候不順のみしか活路が無くなる。そして、価格上昇期待から、意外に多い新穀コーン作付面積も全くない話とは言えない。巷の一方的な中長期高値予想には?を付けたくなる。
期近に関しては、220以下は安いレベルだ。繰り返しているように、今のように突発変動要因が少ない状況では、需給レベルから適正値位置を判断できる。作付け期前後の天候相場が終了するまでは、期近220以下はお買い得。一時的にファンドのロング整理による安値が期待できるため、220以下を拾う姿勢が正解と見ている。 ( F )
(大豆)
しばらくはレンジ内トレード、安値の可能性もある。
昨日イリノイ中部の農家達と話をする機会があった。彼らは例年より大豆をホールドしており、1月のラリーの時も欲張って売りそびれてしまったといっている。中西部の土壌水分が乾燥している為まだまだ今後の上値を期待したいというが、それでも先月のようなラリーが出てくればいくらかは売らざるをえないだろいうコメントでった。多くの農家に同じような状況がいえるのではないか。また昨日発表されたファンドポジションでも予想の範囲内とはいえ、37,448コントラクトものネットロングになっている。これをマーケットの頭を抑えるぐらい多いと感じるものもいる。南米の天候が順調に推移していることもかなり織込まれているとはいえ弱い材料。またブラジル北部ではすでに収穫も始まっており、南米からの輸出のプレッシャーも段々真近かに感じられるようになってきた。短期的には下値に振れやすい環境にある。
ただ中期長期的には高値の予想に変りはない。高値のリスクの方がはるかに大きい。セットバックは買いを進めるといったスタンスに変りはない。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)