(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年2月16日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅高値寄り付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  222 1/2-22 3/4  223 3/4  221 1/4  223  +3/4  149218  -1619 
00 MAY  231 1/4-31 3/4  232 1/4  229 1/2  231 1/4  +1/4  127831  +3033 
00 JUL  239  240  237 1/4  239  +1/2  100482  +1210 
00 SEP  245 1/2-45 1/4  246  244  245 3/4  +1 1/4  30011  +266 
00 NOV    251 1/2  249 3/4  251 1/2  +1 1/4  871   
00 DEC  253 1/2-53 3/4  255  252  254 1/4  +1  67730  +573 
            488190  +3628 

 

大豆     --- 高値寄り付き、小幅安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  510 1/2-11  512 1/2  503 1/4  507 1/2  -1 1/4  62437  +30 
00 MAY  519 1/2-20  521 1/2  513  517  -3/4  50412  +461 
00 JUL  528 1/2  530  521 1/2  526  -3/4  35306  +184 
00 AUG  529 1/2  529 1/2  524  527 1/4  -1/2  6020  +63 
00 SEP  531  532 1/2  525 1/2  528 1/4  -1 1/4  3312   
00 NOV  537 1/2-37  538  531  535 1/4  -1/4  19697  +157 
            177860  +962 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16490  -140  MAR  1563  +16  MAR  265 1/4  -3/4  109.05-109.46 
MAY  16780  -130  MAY  1592  +13  MAY  277 1/4  -1/2   
JUL  17000  -80  JUL  1624  +13  JUL  288  -1/2   
AUG  17050  -90  AUG  1638  +11  SEP  298  -1/4   
                   

 

本日の相場の動き

チョッピーな動き。コーンは中西部のドライ懸念から買われるも、大豆は中国の買いが一服と見られ売られる。

大豆が本日のマーケットをまず引っ張った。中国が先週からすでに50万トンのUS産大豆を買い付け、さらに週末以降にも追加買い付けすると見られた事が強い材料に取られるも、来週以降も南米には降雨が見込まれる事から相殺され、やや高値での寄り付きとなった。その後すぐにこの所上伸を続けていた大豆粕が2月の高値をトライする動きにつられ、大豆もレジスタンスレベル3月限513-514をトライすることになる。しかし中国の大豆買いはこれで一服したとの噂が流れ、大豆・大豆粕とも高値を維持できないとみるや、一気に売りが優勢となり大豆は10セント近くの下げとなった。コーンにロシア向けテンダーがキャンセルになったニュースが流れた事も弱い材料となった。ただ昼過ぎの天気予報にて中西部に予報されていた降雨がやや下方修正されると、安値から値を戻し、昨日比小安いレベルでの引けとなった。 

コーンは目新しいニュースがなく、大豆につられて小幅高値での寄り付きとなった。狭いレンジでのトレードが続いていたが、午前中にロシアが予定していた237,000トンのUS産コーンのテンダーを突然キャンセルした事が伝わり安値に転じた。キャンセルの理由は最近の中国の大豆買い付けのため、フレートが予定していたレベルより高くなった事が原因と言われている。また韓国が2船分のコーン買い付けをしたが、恐らく中国産になるであろうと考えられ、左程強い材料にはならなかった。昼過ぎの天気予報にて中西部の降雨予報が下方修正されたが、これが現在の中西部の土壌水分不足が、春先のコーン作付けに問題となるとイメージされ、安値から高値サイドに転じ、そのまま引けとなった。 

中西部の土壌水分の懸念にてコーンが大豆より敏感に値を上げた理由は、コーンが大豆以上に水分を必要とする穀物であることによる。 

本日のファンドはコーンにて1,000コントラクトの売り越し、大豆にて400コントラクトの売り越しであった。 

 

各生産地の天気予報および状況

アルゼンチン

昨日はドライ、今週は概ねドライな天候が続く。次の降雨は金曜日、西部ベルトを中心に30%の範囲で見込まれる。気温は平年並み。一部地域では水分過多の懸念もあった為、今週のドライな天候はむしろ好都合となった。来週早々には次の降雨システムが予報される。予報通りになれば、大豆の鞘付きはすべてストレスなしで完了することが可能。イールドの増加も見込まれる。コーンもストレスなく成熟期に移行しつつある。 

ブラジル 

今後5日間は中部から北西部にかけて55%の範囲で期待できる。ただドライが懸念されているリオグランデドスルには降雨が足りない。この地域に限っていえば来週も降雨が期待できない。ただ気温が平年よりかなり低い為大きなストレスにはなっていない。この地域の大豆が占める割合は全体の10-15%程度であり、ブラジルの大豆全体としては総じて順調。 

南アフリカ 

今後5日間の降雨予想は50%の範囲、気温も低め。コーンベルト全体の10%にあたる、南西部地域のみドライの'懸念が出ている。ただ気温が低めのため大きなストレスにはなっていない。その他の地域は順調な生育状態を保っている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1) NOPA月間搾油高

 

  1月  12月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  138,166  140,743  140,589 
大豆粕生産量(トン)  3,298,994  3,358,097  3,315,133 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.75  47.72  47.16 
大豆粕輸出量(トン)  560,510  652,499  699,306 
大豆油生産量(千ポンド)  1,568,499  1,555,529  1,575,447 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.35  11.05  11.21 
大豆油在庫量(千ポンド)  1,582,602  1,374,763  963,493 

搾油量は予想より少なくやや弱い材料。逆に大豆粕にはやや強い材料。大豆油は予想通りの在庫増加であるが、大きな在庫が確認され弱い材料となった。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

そろそろ春先の天候相場が近づいている、要注意。下げた場面は買い。 

カリフォルニアにて開催されている全米穀物協会会議にて、今年の中西部の土壌水分不足を懸念して、農家はコーンよりは若干ドライ抵抗に強い、大豆・マイロの作付けを50万エーカー増やすであろうと発表された。これは非公式なアナウンスであるが、マーケットでそろそろ春先の作付け状況を織込み始めていると見て取れる。2月もそろそろ後半に差し掛かり、南部ベルトでは作付けの準備が始まっている。ファンドが期待するのはラリーであり、そろそろ一旦ファンドが仕掛けてくる可能性がある。目先プライシングが遅れている人は安値は少しは拾っておいた方が無難。目新しい材料はしばらく出てこない為、すぐに大きく上がる事は考えにくいが、段々春先の天候相場が近づいている事を認識しておいて欲しい。 

中期長期には大豆につられて上がると考えている。まず大豆の在庫率は13%とコーンより少なく、ゆとりがあるレベルではない。コーンも大豆も需要は年々増加している。ある程度豊作が続く事が前提にて、今の需給関係が良好に保たれる関係になっている。南北両半球に供給先が散らばっている大豆の方が、豊作という事だけを考えた場合、天候リスクを年に2回負う事になる。いつまでも天候に恵まれる事はない。(N) 

 

(大豆) 

もうしばらくレンジ内トレードの継続か。 

大豆はまだ南米の天候が影響力を持っており、コーンよりは相場が左右される。マーケットはかなり最近の降雨からいい状態を織込んでおり、逆に天候懸念が起きた場合の高値のリスクの方が大きくなっている。ただ久しぶりの高値では農家売りが出てくると思われ、そんなに心配はしなくてもいい。またブラジル北部では多雨により収穫が遅れている。通常では2月後半には輸出用に回ってくるが、今年は収穫遅れから3月にズレ込む事が必至となる。例年2月から徐々に船積みされても3月、4月には滞船から輸出が滞るのに、今年の場合は収穫時期が重なり、収穫されたはいいが船が出ないという事態が容易に想定される。ブラジル北部の収穫遅れは思っている以上に深刻になる可能性があり、目が離せない。もちろんこの場合はUS産大豆に需要が戻る事になり、マーケットには強材料。 

大豆はコーンに比べ、作付けが遅い事、コーンほどは水分を必要としない事から中西部の乾燥懸念にもやや反応が鈍くなっている。天候相場のラリーが出るとしても、コーンよりやや遅れる事になりそうだ。 

大豆も目先材料難。しばらくは下げたら買いの姿勢でいいのではないか。 

 

話は変るが科学雑誌をみると、盛んに今年の中西部での旱魃の可能性が言われている。根拠は太陽の黒点にて、11年から12年周期にて黒点が天候に及ぼす影響があるという。春先に黒点の影響が一番強くなり、それは夏場まで続き、秋以降に収束していくというストーリーがいわれている。黒点の影響が強い=(イコール)旱魃になるという。前回の大きな旱魃は1988年であり、この時黒点は勢力を増していた。当たるも八卦、当たらぬも八卦であるが....(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)