(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年2月23日

本日の相場

とうもろこし  --- 安値寄り付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  217 1/4-18 1/2  218 1/2  215  215 1/4  -4  103013  -14193 
00 MAY  225 3/4-26 1/2  226 1/2  222 3/4  223 1/4  -4 3/4  156742  +8056 
00 JUL  234 3/4-35  235 3/4  230 1/2  231  -5  109442  +2096 
00 SEP  241 1/4-41  241 1/4  237 3/4  238  -5  31507  +269 
00 NOV    245  244  244  -4 1/2  818  -12 
00 DEC  250-49 1/2  250  246 1/4  246 3/4  -5  69191  -278 
            483070  -3920 

 

大豆     --- 安値寄り付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  509 1/2-10  511  499 1/2  499 3/4  -13 1/4  44111  -7983 
00 MAY  519 1/2-18  520 1/2  507 1/2  508 1/4  -14 1/4  63733  +6327 
00 JUL  528-27  529 1/2  516  516 1/2  -15 1/2  38833  +1306 
00 AUG  530 1/2-30  530 1/2  518  518 1/2  -15  6099  +13 
00 SEP  531-30 1/2  531  518  518  -15  3816  +434 
00 NOV  536-37 1/2  537 1/2  523 1/2  524 1/4  -15  20617  +314 
            178029  +425 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16190  -570  MAR  1560  -22  MAR  254 3/4  -7 1/2  110.94-111.26 
MAY  16390  -660  MAY  1591  -20  MAY  266 1/2  -7 3/4   
JUL  16590  -640  JUL  1623  -19  JUL  277 1/2  -7 3/4   
AUG  16640  -640  AUG  1637  -21  SEP  287 1/2  -7 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

中西部に雨、売られる。

米国コーンベルトにおいて、先週末の雪に続いて現在も雨が広範囲に降っており、加えて気温が上昇、シカゴ地方でも60度台中盤、所によっては70度台に近づくところもあるほどであった。これによって、雪が解け、土壌に水分が吸収されやすくなり、しかも土壌温度が上昇することによって作付け期が早まる可能性まで指摘され始め、本日の穀物相場総崩れの様相を形成した。今後も7〜10日にわたって、同様の降水量が期待できるとされており、相場の弱気を誘い、ファンド・商業筋入り乱れての売り一色となった。また、中国の台湾問題に関する発言が、同国のWTO加盟の妨げになることが示唆され、先物の売り材料とされた。 

コーンでは、中国が韓国に売り成約。予想されていることゆえ、どれだけのインパクトがあったかは別にして、弱材料を加えることとなった。本日、強材料を探すのは困難であった。 

大豆は、南米の天候が雨続き、かと言っても、軽い雨で収穫作業に支障はなさそうとの見方。唯一、強材料となったのは、中国が米国産大豆を買い付けたとの情報のみ。もちろん、これが売りの流れを止めることはできなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン15,500コントラクトの売り越し、大豆5,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今現在ドライと考えられている地域はミズーリ、イリノイ北部、インディアナ、オハイオ、アイオア北西部、ミネソタ、サウスダコタに及ぶ。ただ今後5日間はベルト全体に2度前線の通過が見込まれている。最初のシステムにて50%の範囲で0.25-1.0インチ、次のシステムにて75%の範囲で0.25-1.0インチ、所により2.0インチの降雨が予報されており、土壌水分の改善に役立つ。 

アルゼンチン  

過去2週間の恵まれた降雨で大豆の生育状況はほぼパーフェクトな状況。今週末にも降雨が予想される。大豆はもう少し降雨が必要な生育時期が残っており、今週末の降雨も恵みとなる。コーンはすでに成熟期を向かえつつあり、早い所は2,3週間後には収穫が始まる。コーンにはそろそろドレアイ気味の天候が望まれる。 

ブラジル 

リオグランデドスルの1/3、西部地域にてまだドライな地域が見られるもその他の地域の生育状況に問題は見られない。今後5日間にも60%の範囲にて降雨が期待できる。リオグランデドスルで降雨が必要な時期はあと2週間程度。その後はドライな'天候が続けば理想的。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  2月18日  前週  前年同期 
コーン  8,334  7,694  NA 
大豆  4,677  4,421  NA 
小麦  35,811  36,348  32,754 

-コーン、大豆ともニュートラル。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いのレベル。 

建て玉減少を見るまでもなく、ファンドの買い越し整理が進行している。本日でその整理が止まる、という勢いではなく、明日にでも現レベルより安値を見るであろうが、所詮は短命。つまり、このレベルは今後2ヶ月間の絶好の買いのレベル。理由は、本日の弱材料は強烈であったが、これが継続する可能性は大きくないからだ。シカゴ地方は先週の豪雪から一転、シャツ一枚でも外出できる陽気となり、しかも、各地で土壌水分の改善が進み、理想の作付け環境を想像させる環境となった。これらは、これまでの中西部の土壌環境傾向を一変させたため、強烈な弱材料に映った。ただし、中西部の作付けは早くても3月末、まだ一ヶ月以上はある。これから作付け面積の予想が始まる。作付けが始まるまでに、様々な投機アイデアが飛び交うはずだ。作付け前という時期を考えれば、需給から見ると期近220以下は安い。実際に作付けが順調に進めば、相場はそれ以下のレベルを目指すことを予想するが、今後1ヶ月〜2ヶ月のレベルとしては、今が買いのレベル。( F ) 

 

(大豆) 

今週中はファンドの売りから再度大きく下げるかもしれない。 

昨日の弱い引けと、先週と今後の中西部の土壌水分の改善期待から大きく相場が下げた。大豆はそれほどでもなかったが、ファンドはコーンに大量の手仕舞いオーダーを入れた。大豆にもすぐに大量のオーダーが入る可能性は十分考えられる。ファンドは一旦ポジションを取り始めるとそうそうすぐには方向転換をしない。少なくとも今週一杯は手仕舞いのオーダーが続く可能性が大きい。 

また明日、明後日にはUSDAのアウトルックフォーラムが開催される。非公式の数字ではあるが、USDAより初めて2000年CROPの予想が発表される。これは正確なものではなく予算を決めたときの目安である、7500万エーカーに40ブッシェルのトレンドイールドをもとに数字をはじくと見られている。したがい来年度の期末在庫は5億ブッシェルをどの程度超えるかが焦点となる。思い返せば昨年のアウトルックフォーラムにてもUSDAは5億ブッシェルを越える予想を出していた。したがい大きい数字が出る事自体はそれほど気にする必要もない。ただファンドが売り気配を見せている中で、予想通りの大きい在庫数字が出されたときはファンドの手仕舞い売りが加速されるかもしれない。(アウトフォーラムのいつの時点で発表されるかはアナウンスされていない) 

次のサポートラインは最近の安値、3月限495、11月限522近辺となっている。ここを抜けていくようだともう一段の大きな下げが期待できる。ただ中西部の土壌水分もたった一週間やそこらのWETな天候で改善する訳ではない。今後作付け前の天候相場を控え、まだまだラリーの可能性は大きく残っている。この下げた場面ではヘッジの意味合いから期先の限月を少し買ってみる事を勧めたい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)