(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年2月25日

本日の相場

とうもろこし  --- 変らずの寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  216 1/4-16  216 1/4  212 3/4  213 1/4  -3  70578  -16220 
00 MAY  224 1/4-25  225  221 1/4  221 1/2  -3 1/4  167352  +5485 
00 JUL  232-32 1/4  232 1/4  229  229 1/2  -3 1/4  108920  +1750 
00 SEP  238-38 1/4  238 1/4  236 1/2  236 3/4  -2 1/4  32737  +100 
00 NOV    244 1/2  242 1/2  242 1/2  -3 1/2  823  +7 
00 DEC  247 1/2-48  248  245  245 1/4  -2 3/4  71271  +1961 
            464541  -6462 

 

大豆     --- 小幅安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  503 1/2-05  505  492  497  -7 1/2  30005  -4869 
00 MAY  513-12  513  500 1/2  505 1/2  -8 1/4  65877  +3355 
00 JUL  521 1/2-21  521 1/2  508 1/2  513 3/4  -8 3/4  40729  +1354 
00 AUG  523 1/4-23 1/2  523 1/2  501  515  -7 3/4  5662  -235 
00 SEP  522  522  510  514  -9 3/4  4011  +39 
00 NOV  527 1/2-26 1/2  527 1/2  514  519 1/2  -9 1/2  20235  -118 
            167343  -488 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16130  -240  MAR  1537  -37  MAR  248  -6 3/4  110.35-110.98 
MAY  16390  -220  MAY  1570  -34  MAY  259 1/4  -8   
JUL  16610  -180  JUL  1606  -30  JUL  270 1/4  -8 3/4   
AUG  16650  -170  AUG  1620  -30  SEP  280  -9   
                   

 

本日の相場の動き

ファンド、売り休まず。

中西部において、週末に雨が降り続く可能性が濃厚となり、ファンドが売りの手を止めなかった。 

コーンは、期近2限月が7週間ぶりの安値に至った。主因は、中西部の雨であるが、大豆の急落に影響されたことも一因。ファンドが旺盛な売り意欲を示したが、一旦下げたところでは商業筋が買い支える構図で相場は進んだ。が、最後は買い疲れでほぼ最安値圏で終了した。USDAのアウトルック会議では、新穀の期末在庫が17.14億ブッシェルと発表され、売り要因の一つとなった。 

大豆は、中西部に加え、南米においても今後3〜4日間雨が続くと観測されたことから、下げの急先鋒となった。同レベルの寄りつきが予想されていたが、実際は3セント程度の下げから始まり、ファンドはそのまま売りを続けていった。USDAのアウトルック会議で、新穀大豆の期末在庫が5.1億ブッシェルと予想されたことも、予想通りとは言え高い数字であることには間違いなく、売りに安心感を与えた。輸出成約高は99万トンと非常に高い値であったものの、相場の勢いを止めることはほとんどできなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン9,000コントラクトの売り越し、大豆6,500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10日間もさらに中西部全般に降雨が期待できる。コーン・大豆の作付け開始にはまだ1ヶ月半以上先の事だが、今後10日間の降雨が装う通りであれば土壌水分の改善にかなり役立つ。 

アルゼンチン  

今後10日間もベルト全体に降雨に恵まれる見込み。今後2週間は少なくとも土壌水分に問題は見られないであろう。大豆はもう少し降雨が必要な生育時期が残っており、今後の降雨も恵みとなる。コーンはすでに成熟期を向かえつつあり、早い所は2,3週間後には収穫が始まる。コーンにはそろそろドライ気味の天候が望まれる。 

ブラジル 

北部地域の収穫は最近のドライな天候の恩恵で平年並みに戻ってきた。今後10日間もドライな天候に恵まれる予報にて収穫は順調に進む。来週にはこの地域の10%ほどの範囲にて収穫が終了する見込み。生育の遅れている地域は鞘付きが終了するまでに後2週間ほどかかる見込み。リオグランデドスル以外では問題は見られない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告 (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  899.5  5.0  30,674.4  29,583.5  7,422.6  65.6 
大豆  991.3  0.0  19,864.4  16,925.1  4,001.9  19.9 
小麦  607.8  0.0  22,352.9  22,617.2  3,047.0  173.2 
大豆粕  112.3  0.1  3,871.8  4,016.7  1,121.3  32.4 
大豆油  11.4  0.0  283.9  668.7  78.9  0.0 

コーンは予想の範囲内、大豆は予想以上にて強い材料に取られた。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  884.9  922.7  23,251.8  21,168.3  49,530 
大豆  670.1  879.1  15,862.5  13,669.8  24,220 
小麦  498.2  409.7  19,305.9  19,105.8  28,580 
大豆粕  149.1  84.1  2,750.5  2,817.0  6,350 
大豆油  32.0  10.8  205.0  505.3  750 

 

3)USDA アウトルックフォーラム 

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  98/99  99/00  00/01 
       
作付面積(百万エーカー)  72.0  73.8  75.0 
収穫面積(百万エーカー)  70.4  72.5  74.0 
単収(ブッシェル/エーカー)  38.9  36.5  40.0 
       
初期在庫  2,741  2,643  2,960 
生産量  200  348  345 
輸入  3  3  6 
・供給合計  2,944  2,944  3,311 
搾油用  1,590  1,600  1,655 
輸出用  205  159  161 
種子・飼料用  1,795  1,759  1,816 
その他  801  890  985 
・需要合計  2,595  2,649  2,801 
期末在庫  348  345  510 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.93  4.75  4.45 

−00/01クロップの予想範囲は450-520であった為やや弱い材料と考えられた。 

A米国産コーン(単位:百万ブッシェル) 

  98/99  99/00  00/01 
       
作付面積(百万エーカー)  80.2  77.4  77.0 
収穫面積(百万エーカー)  72.6  70.5  70.3 
単収(ブッシェル/エーカー)  134.4  133.8  135.5 
       
初期在庫  9,759  9,437  9,525 
生産量  1,308  1,787  1,739 
輸入  19  15  10 
・供給合計  11,085  11,239  11,274 
飼料用その他  5,496  5,650  5,650 
食用・種子用・工業用  1,822  1,900  1,985 
輸出用  1,981  1,950  1,925 
・需要合計  9,298  9,500  9,560 
期末在庫  1,787  1,739  1,714 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.94  1.90  1.95 

- ほぼ予想通りの発表。 

4) コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  2月22日現在  事前予想 
とうもろこし  96,180 LONG   92,500  LONG  
大豆  39,486  LONG  46,300  LONG 
大豆粕  27,051  LONG  27,200  LONG 
大豆油  21,546  SHORT  8,100   SHORT 

- コーンも大豆も予想の範囲内にてニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いのレベル。 

ファンドのポジション調整の勢いは大きいが、これ以下のレベルの買い意欲は旺盛であると見るべき。ドライだった中西部で改善が見られたとは言え、まだ作付けから1ヶ月以上も前。現在天候はこの上ないほど理想的に推移しているわけで、今後も同様な環境が継続すると考えるには無理があろう。安値の深追いはせず、買いを勧める。 ( F ) 

 

(大豆) 

短期はファンドの虫の居所次第。 

今朝のオープニング1分前までは1〜2セントアップのコールであった。アウトルックフォーラムでの需給報告もやや弱いという程度の内容であった。また昨日のサポートラインからの上昇はファンドの売り気配が消えたと誰もが考えるに充分であった。だがである、マーケットは開始直後から瞬く間にファンドの売りを浴び一時は10セント以上の下げを見せる事になる。短期予想は全くのお手上げ状態となっている。しかしここで敢えてまた正論を述べさせていただければ、また安値の可能性がでてきたことは否めない。 

来週は受渡が始まる。受渡が始まると下がる傾向にある事はよく知られている。またコミットメントオブトレーダーズの火曜日現在のファンドポジションから考えるに、今日現在でファンドのネットロングはまだ25,000-26,000コントラクト残っていると考えられる。マーケットが下を向いているとき、この数字はまだ大きいと感じているトレーダーが多い。3月の資金需要を前に農家売りも期待できる。来週月曜日のファンドの意向次第では最度安値狙いもありうる。 

ただ長期的には上げマーケットの予想に変りはない。期近はファンドの虫の居所次第でまだ安値はありそう。待てる人は待っていいかもしれない。ここは期先を少しづづ買い下がって行きたい。6ヶ月後にはいい買い物をしたと思える。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)