(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年3月2日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- ほぼ変らずの寄り付き、小幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 215-14 1/2 | 216 3/4 | 214 1/4 | 216 1/4 | +1 1/2 | 17955 | -3460 |
| 00 MAY | 223-22 1/2 | 224 1/2 | 222 | 224 | +1 | 197068 | +2373 |
| 00 JUL | 231-30 3/4 | 232 1/4 | 230 1/4 | 232 | +3/4 | 113571 | +957 |
| 00 SEP | 238 1/2 | 239 3/4 | 237 3/4 | 239 1/4 | +1/2 | 35195 | +458 |
| 00 NOV | 245 | 246 | 245 | 246 | +1/2 | 820 | +4 |
| 00 DEC | 248 | 249 3/4 | 247 1/4 | 248 3/4 | +1/4 | 75680 | +873 |
| 453451 | +1343 |
大豆 --- 安値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 494-95 | 502 1/2 | 492 1/2 | 501 1/2 | +5 | 7785 | -3129 |
| 00 MAY | 503 1/2-04 1/2 | 511 1/2 | 501 1/2 | 510 1/2 | +4 1/4 | 76284 | +355 |
| 00 JUL | 513-14 | 519 1/2 | 511 1/2 | 518 1/2 | +3 1/2 | 42525 | +679 |
| 00 AUG | 515 1/2-14 1/2 | 522 | 514 | 520 1/4 | +3 1/4 | 5772 | +67 |
| 00 SEP | 516 | 521 | 514 1/2 | 520 | +2 | 4131 | +10 |
| 00 NOV | 522 | 528 | 520 | 526 1/4 | +2 | 22629 | +2086 |
| 160318 | +177 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 16490 | +250 | MAR | 1563 | +9 | MAR | 247 1/4 | -1/2 | 107.22-107.89 |
| MAY | 16590 | +180 | MAY | 1596 | +12 | MAY | 258 1/4 | -1 1/2 | |
| JUL | 16710 | +130 | JUL | 1629 | +12 | JUL | 269 1/4 | -1 1/4 | |
| AUG | 16730 | +70 | AUG | 1643 | +11 | SEP | 280 | -1 | |
| 本日の相場の動き |
コーンは材料が見つからず閑散、大豆は終盤にファンドの買いで上げる。
午前中はコーン、大豆とも全くといっていいほどの材料難から静かな相場が続いた。
コーンは予想以上の週間輸出成約高が発表されるものの、大豆・小麦の弱さにつられた。取引量も少なく、狭いレンジでの取引となった。昨夜目立った輸出商談がなかった事も取引量を削ったようだ。3月という季節的にラリーが見られるという心理的な支えがあるものの、具体的に買い上げる材料が出てこなかった。最近までの原油高から、航海日数の長いUS産コーンより中国産コーンの競争力が強くなるという発想もマイナスに考えられた。本日の取引量は平均の半分程度と考えられ、なんの特徴も見せないまま小幅高値での引けとなった。
大豆も午前中は取引量が少なかった。最近の中国の大豆買付けから100万トン近い輸出成約高が期待されていた為、今朝の少ない発表は弱い材料となった。そのまま安値での閑散な取引が続いていたが、5月限501-502という先週の安値付近では活発なコマーシャルの買いが入るようになり、これが好感されファンドの買いを呼び、一気に10セント近い上昇を見せてそのままほぼ高値引けとなった。本日の取引量の半分近くは終盤の1時間程度で行なわれたと言われている。
本日のファンドの動きは、コーン300コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
今日現在ドライと考えられる地域は、北西部オハイオ、北部インディアナ、北東部アイオアに限られている。この地域はコーンベルト全体の15-20%と考えられる。これらのドライ地域には週末までまとまった降雨は期待できない。次のまとまった降雨は来週中盤の予報。来週後半にやや気温が下がる予報となっているが、小麦の生育に悪影響を及ぼす心配は今の所ない。
アルゼンチン
コルドバの一部にてやや水分が不足し始めている。この地域にはここ2週間雨があまり降っていない。大豆はまだ降雨が必要な時期が続いており、今月中旬までには再度まとまった雨が欲しい。コーンは早い所では収穫が始まっている。今の所順調にて、例年と比べても遅れは見られない。
ブラジル
北西部に発生した降雨スステムが大豆の収穫を遅らせている。たた来週はドライな予報となっている。リオランデドスルではまだ2週間程度降雨の必要な時期が残っており、今週末の降雨予報は恵みになる。その他の地域の大豆はすでに鞘付きを終えておりこれ以上の降雨は必要ない。また水分過剰で問題となっている地域もない。コーンもすでに成熟期を向かえており、降雨は必要としていない。逆にこれ以上の降雨はダメージの懸念があるが、今の所心配はない。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) 週間輸出成約高報告 (単位:千トン) |
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 1,131.0 | 6.5 | 31,799.2 | 30,713.5 | 7,517.4 | 72.1 |
| 大豆 | 558.0 | 0.0 | 20,417.2 | 17,340.7 | 3,938.2 | 19.9 |
| 小麦 | 230.4 | 8.0 | 22,583.3 | 23,320.2 | 2,875.3 | 181.2 |
| 大豆粕 | 34.5 | 0.1 | 3,906.2 | 4,160.1 | 1,044.5 | 32.4 |
| 大豆油 | 9.0 | 0.0 | 293.0 | 675.0 | 85.8 | 0.0 |
コーンは予想I以上、大豆は予想以下。特に大豆粕は失望された。
| 2) 週間輸出高 (単位:千トン) |
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 1,036.2 | 884.9 | 24,281.8 | 22,174.7 | 49,530 |
| 大豆 | 621.7 | 670.1 | 16,479.0 | 14,238.7 | 24,220 |
| 小麦 | 402.2 | 498.2 | 19708.0 | 19,526.0 | 28,580 |
| 大豆粕 | 111.3 | 149.1 | 2,861.7 | 2,923.3 | 6,350 |
| 大豆油 | 2.2 | 32.0 | 207.2 | 512.8 | 750 |
| 3)ブラジル大豆収穫状況 |
弊社サンパウロ駐在員より下記、最新のブラジル大豆収穫状況の報告がありました。
1)マトグロッソ州西部
収穫進捗率は約20%。単収は予想を上回り、ヘクタール当たり3.0-3.18トン。3.33トンまでの予想も出ている。当初予想、前年実績とも3.0トンとなっている。この地域は50%が完熟期、30%が鞘成長期となっている。
2)リオグランデドスル州中北部
昨年11,12月の旱魃から収量の大幅低下が予想されている。当初予想は2.4トンであったものが今では1.8トンと下方修正されている。この地域は60%が鞘成長期、30%が開花期、10%が開花前と生育は遅れている。
3)マトグロッソドスル州北部
収穫は3/15-20に開始見込み。例年は3月初旬である事から今年は遅れている。やはり年末の旱魃により作付けが遅れたり、再作付けを余儀なくされた事が原因。現在の所、収穫見通しは2.7-3.0トンとなっている。収穫は4月末には完了予定。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン・大豆)
しばらくは狭いレンジの取引の継続
コーン5月限220は強いサポートラインになっている。かといって上値も225を超えれば農家が売り始めの目安にしてるといわれており、今の材料難の中ではこのレンジが当分の取引の中心になると思われる。
大豆も5月限500がサポートラインになっている。大豆はまだまだ価格が安く農家売りのターゲットからは遠いが、買われる材料が出てこない。本日聞いた話で面白かった事は、来週からリオのカーニバルが始まる。ブラジルでは週末からすでにお祭り騒ぎで仕事にならない。カーニバルが終了する水曜日早朝はもちろん、恐らく木曜日まで大豆の動きはないであろう。したがいUS産大豆に仮需がきて相場が上がるというストーリー。話はわかるが毎年の事にてそんなに相場要因になるとは思わない。ただまじめにこれを目玉相場要因として話をしてくれたトレーダーには同情した。
3月のラリー期待感のようなものはまだ残っている。本日もコーン10週間周期説、大豆8-9週間周期説なる自説が急に飛び出してきた。それによると、3月の最初の2週間は上昇カーブを描くと言うもの。具体的には5月コーンの236、5月大豆の550がターゲットになるという。これも根拠に乏しい。期待感はわかるがレンジを破る強い理由にはならない。
レンジの下値付近からの買い下がりを勧めたい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)