(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年3月3日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  217 1/4  219  217  218 1/2  +2 1/4  15059  -2896 
00 MAY  224 1/4-24 1/2  226 1/4  224 1/4  225 1/2  +1 1/2  195918  -1150 
00 JUL  232 3/4  234 1/4  232  234  +2  114419  +848 
00 SEP  240 1/4-40  241 1/2  239 3/4  241  +1 3/4  35731  +536 
00 NOV  247  248  247  247 1/2  +1 1/2  818  -2 
00 DEC  249 1/2-49 1/4  250 3/4  249  250 1/2  +1 3/4  75660  -20 
            450822  -2629 

 

大豆     --- 小幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  502-02 1/2  507  501  504  +2 1/2  7025  -760 
00 MAY  510 1/2-11 1/2  516 3/4  209 1/2  513  +2 1/2  78474  +2190 
00 JUL  519-20  525  517 1/2  522  +3 1/2  42674  +149 
00 AUG  520 1/2-21 1/2  526 1/2  520  523  +2 3/4  5907  +135 
00 SEP  521  527  521  523 3/4  +3 3/4  4151  +20 
00 NOV  527 1/2-27  531  525 1/4  528 3/4  +2 1/2  22476  -153 
            161951  +1633 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16490  +0  MAR  1605  +42  MAR  247 1/2  +1/4  107.55-107.82 
MAY  16560  -30  MAY  1638  +42  MAY  258 1/4  +0   
JUL  16690  -20  JUL  1671  +42  JUL  269 1/4  +0   
AUG  16720  -10  AUG  1686  +43  SEP  280  +0   
                   

 

本日の相場の動き

大豆油にファンドの買い、つられて上げる。

大豆油にファンドの買いが入った。週間チャートにて昨年夏以来の安値に沈んでいた事、ファンドのネットショートが約25,000コントラクトと膨らんでいた事から買いが入り易い状態となっていた。パームが上げていた事もサポート要因となった。 

コーンはそれ以外にも、今朝の受渡の数量が少なく、しかも某大手商業筋がほとんどを受けた事が好感された。また昨夜、多くはなかったがいくつかの輸出商談が見られた事も強い材料に考えられた。しかし来週以降の天気予報にて、平年並み以上の降雨量と気温が予報された事から最後にはやや値を削っての引けとなった。 

大豆はまさに大豆油につられた。大豆油ほど大量のファンド買いにはならなかったが終日小口のファンド買いが続いた。途中、中国が最近買い付けたUS産大豆をこの高値に乗じて売り戻すのでは?という噂が流れたが事実関係がわからず左程相場には影響を与えなかった。大豆もコーン同様、来週の恵まれた天気予報をうけて、引けにかけてはやや売られての終了となった。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの買い越し、大豆1,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今日現在ドライと考えられる地域は、北西部オハイオ、北部インディアナ、北東部アイオア、ミズーリーに限られている。この地域はコーンベルト全体の15-20%と考えられる。これらのドライ地域には週末までまとまった降雨は期待できない。次のまとまった降雨は来週水曜日。来週後半にやや気温が下がる予報となっているが、小麦の生育に悪影響を及ぼす心配は今の所ない。 

アルゼンチン  

コルドバの一部にてやや水分が不足し始めている。この地域にはここ2週間程、雨があまり降っていない。今月中まではまだ降雨を必要としており、今後2週間につき降雨量が平年以下であると、この地域のイールドが低下する懸念が出てくる。その他の地域の土壌水分は潤沢。今週末はドライな予想だが、特に問題はない。コーンは成熟が進んでいる。ドライな天候が自然乾燥に役立っている。 

ブラジル 

北西部に発生した降雨システムが大豆の収穫を遅らせている。たたこのシステムは週末には南部に移動する予報。リオランデドスルではまだ2週間程度降雨の必要な時期が残っており、今週末の降雨予報は恵みになる。その他の地域の大豆はすでに鞘付きを終えておりこれ以上の降雨は必要ない。また水分過剰で問題となっている地域もない。コーンもすでに成熟期を向かえており、降雨は必要としていない。逆にこれ以上の降雨はダメージの懸念があるが、今の所心配はない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

N(34) 

 

N(0.31/2) 

 
東部コーンベルト 

N(40) 

 

N/A(0.55/2) 

 
デルタ 

N(53) 

 

N/A(0.89/2) 

 

 

本日の発表等
1)3月限月受渡通知(単位:コントラクト)

 

  数量  最終取引日 
コーン  801  3月1日 
大豆  1,029  2月29日 
大豆粕  0   
大豆油  509  3月2日 
小麦  3,689  3月2日 

受渡数量も少なくなり、あまり相場要因にならなくなってきた。本日言える事は、コーンにおいて受渡の数量が少なかった上にコマーシャルが受け手となった事。現物の逼迫感を連想させやや強い材料ととられた。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

しばらくは狭いレンジの取引の継続 

大豆油に急に大きなファンド買いが入った事から、農家がコーンにも?と期待が膨らんでしまい、農家売りターゲットであった5月限225を超えても農家売りが出てこなかった。しかし本日のコーン・大豆に対するファンド買いは勢いがなかった。1,000コントラクト単位ではなく、多くても3-400コントラクトと明らかに様子を見ながら買いを入れているという感じであった。トレードの中心はローカルのトレーダー達であり、彼らはポジションを長くは持たないから、今回上げた分は心配しなくても来週早々には値を戻してくる。まだレンジ内トレードから抜けていくだけの材料は何も出ていない。 

CBOTから今年2月の取引量が発表された。それによると前年比0.9%の取引量の減少となっていた。CRBインデックスの上げをみるまでもなく、他の商品取引は活況を呈している。いかに穀物取引が停滞しているかがわかる。しかし逆にこのことはまだラリーを見せていないからこその取引量の少なさであり、今のマーケットが普通だと考えるのは危険。何かがあれば取引量は格段にあがってくる。これは相場の上値が大きい事を意味している。すぐにどうのこうのはないが、この相場は上値リスクが大きい事は改めて心に留めておきたい。 

今週の取引を振り返ってみるに、レンジの安値ではコマーシャルが絶えず買いを続けていた。そろそろ買いの時期が来ている事を経験則から知っており、実行している。来週も中西部の恵まれた天候から安値場面は期待できるが、深追いは禁物。ここからの大きな下値はすぐにはこない。少なくとも作付けが始まるまでは大きな下げの理由は見つからない。レンジの安値は拾っていくべき。少なくとも5月限のプライシングは進めていきたい。(N) 

 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)