(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年3月6日

本日の相場

とうもろこし  --- ほぼ変らずの寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  218 1/2  221 3/4  217 1/2  221 3/4  +3 1/4  12003  -3056 
00 MAY  225-25 1/4  229  224 1/2  228 3/4  +3 1/4  196309  +391 
00 JUL  233 1/2-33 1/4  237 1/2  232 3/4  237 1/4  +3 1/4  115134  +715 
00 SEP  240 1/2-40 1/4  244 1/2  240 1/4  244 1/4  +3 1/4  35920  +189 
00 NOV  248 1/2  250  248 1/2  250  +2 1/2  818   
00 DEC  250-49 3/4  253 1/4  249 1/2  253  +2 1/2  77190  +1530 
            450649  -173 

 

大豆     --- 小幅安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  503  509  501 1/2  508 1/4  +4 1/4  5485  -1540 
00 MAY  511-11 1/2  518 1/2  510  517 1/4  +4 1/4  78886  +412 
00 JUL  520-19 1/2  527 1/4  519  526 1/4  +4 1/4  43033  +359 
00 AUG  523  527 1/2  521  527 1/2  +4 1/2  5948  +41 
00 SEP  524 1/2  528  523 1/2  527  +3 1/4  4201  +50 
00 NOV  528 1/2-28  533 1/2  526 3/4  532 1/4  +3 1/2  23769  +1293 
            163595  +1644 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16710  +220  MAR  1615  +10  MAR  249 3/4  +2 1/4  107.31-107.72 
MAY  16770  +210  MAY  1651  +13  MAY  260 1/2  +2 1/4   
JUL  16860  +170  JUL  1680  +9  JUL  271 1/2  +2 1/4   
AUG  16850  +130  AUG  1695  +9  SEP  281 3/4  +1 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

ファンドの買い。特定の理由はない。

安値では商業筋の買い、ローカルの買いとサポートされた事が好感されファンドの買いが入った。 

コーンはナイトセッションの弱い流れ、引き続き中西部に平年以上の降雨予報が出されている事、少ない輸出検証高を背景に安値でのスタートとなった。しかし安値場面では先週に引き続き商業筋の買いが入っていた事、またローカルのトレーダーも買いを入れた事からサポートされ、ファンドの出動となった。週末の最高気温が70度を超え、観測史上1983年の高値を抜き、この時期としての最高を記録した事が1983年の旱魃を連想させてファンドの買いを呼んだ、ともいわれているが定かではない。 

大豆も寄り付きは安かったが、コーンと同様安値では商業筋の買い、ローカルトレーダーの買いによりサポートされた事からファンドの買いを呼んだ。ブラジルにて引き続き降雨のため収穫が遅れている事が強材料視された。ニュースでは主要輸出港にてすでに2〜3週間の滞船が起きているといわれている。逆に2月の恵まれた降雨により、アルゼンチンの生産量見通しが2000万トンに増加されるのではとのニュースがマーケットの頭を抑えた。 

農家売りが引き続き出なかった事、ファンドの買いが入った事に今日のマーケットはつきる。 

本日のファンドの動きは、コーン10,000コントラクトの買い越し、大豆4,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今週水曜日からと来週早々に二つの降雨システムが予報されている。これらのシステムにより恩恵を受ける地域は主に、北東部アイオア、北部インディアナ、北西部オハイオ、ミズーリーの各地域。作付け前の土壌水分も幾分改善される見通しだが、まだ充分とはいえない。気温はやや低めを予想。 

アルゼンチン  

週末は予想以上の降雨量があり、大豆には恵みになった。生育状況は順調。今後10日間はドライな予報となっているが、土壌水分は潤沢にて問題にはならない。今月中に後一回、まとまった降雨が見られれば、大豆は一番重要な時期を何のストレスも受けないまま終える事が可能。 

ブラジル 

先週からの降雨システムがまだ続いており、北部ブラジルでの大豆の収穫はさらに遅れている。ただ降雨の中心は東部地域にずれてきており、ダメージの心配はない。リオグランデドスルはこの降雨システムの恩恵を受けた唯一の地域。この地域の大豆は無事に水分が一番必要な鞘付きの時期を抜ける事ができた。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

N(34) 

 

N/A(0.31/2) 

 
東部コーンベルト 

N(40) 

 

A/N(0.55/2) 

 
デルタ 

N(53) 

 

A(0.89/2) 

 

いずれの地域でも平年以上の降雨予報となっており、弱材料。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(2月25日-3月2日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  26,663  32-38 
大豆  23,033  18-23 
小麦  12,475  15-20 

コーンは予想範囲を下回り弱気材料。大豆は予想範囲を上回り強気材料。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

しばらく我慢。ここは買いではない。 

ファンダメンタルは何も変っていない。金曜日の上げはローカルトレーダー、今日の上げはファンドが買い気配を見せた為の上げであり、実態にはそぐわない。買いが強いと言うよりも、売りがないと言った方が正解。リオでカーニバルが開かれるが、アメリカでも同様の趣旨にてニューオリンズでフェスティバルがある。とあるローカルのキャッシュトレーダーが冗談まじりに、農家が皆ニューオリンズに行ってしまって商売にならないと嘆いていた。ただ彼いはく、5月限のこのレベルは農家が一旦売り気配を見せていたレベルであり、これ以上の上げがないと見極めができればある程度売りも出るのではと楽観していた。 

今回の上げは、3月という時期、何かラリーがあってしかるべきという期待だけを織込んでのもの。膨らみ過ぎた期待はいずれ破裂する。今日発表された、6-10日間予報も平年並み以上の降雨量となっている。土壌水分はまだ充分改善されたとはいえないが、買いが入る理由にはならない。 

実際昨日はすばらしい天気だった。2週間前に30センチを超える大雪が降った事がうそのようであった。この天気であれば、農家の作付けも例年以上に早く始まる事が実感される。また思い起こせば昨年の秋も暖かかった。農家は収穫後も十分に農作業を進める時間があった。したがい今春の作付け前にすべき事がある程度昨年の段階で終わっているといわれている。したがい作付けに関しては、順調に始まり、順調に終わる可能性が例年より高いといえる。 

ただ作付けが早く始まるとしても4月になってから。レンジを破るような下げが期待できるのはあってもそれから。5月限に対するプライシングは先週のレベルまで戻ったら入れていく必要がある。ファンドのポジションは軽くなっている。春先のラリーがファンダメンタルを伴って起こったら、上値のリスクは下値よりもはるかに大きい。(N) 

 

(大豆) 

5月限該当の値決めは早めに。 

コーンと同様、5月限の値決めは先週の価格まで落ちてきたら進めていきたい。ブラジルの収穫遅れと、滞船は段々深刻になってきており、マーケットでの注目度合いも大きくなってきている。しばらくUS産大豆に商談が流れてくるという発想がどうしても起こる。また中西部にて作付けが早く順調に進むという事は、大豆の作付け面積が減少するという発想につながる。 

上値のリスクは大豆の方がコーンよりはるかに大きい。現在の大豆とコーンの価格比はおよそ2.1倍と歴史的に見て大豆が割安。この価格比が訂正される為に、今春の大豆作付け面積が7300万エーカーに減少すると予想するアナリストもいる。いずれ価格比が適正と思われる2.3-2.5に戻るという事は、すなわち大豆の方が上げが大きいという事になる。目先の値決めも含めて、早目のアクションが無難だと思う。(N) 

 

 

 

 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)