(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年3月8日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 小幅安値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 217 1/4 - 17 | 221 | 217 | 219 1/4 | +1 1/4 | 7514 | -1871 |
| 00 MAY | 224 3/4 - 24 1/4 | 228 | 224 1/4 | 226 1/4 | +1 | 197373 | +849 |
| 00 JUL | 232 3/4 - 33 1/4 | 236 1/2 | 232 3/4 | 234 1/2 | +1 | 116307 | +1408 |
| 00 SEP | 240 1/4 - 40 1/2 | 243 3/4 | 240 1/4 | 241 1/2 | +3/4 | 37131 | +780 |
| 00 NOV | 245 3/4 | 248 3/4 | 245 3/4 | 247 1/2 | +1 1/2 | 822 | +2 |
| 00 DEC | 248 3/4 - 48 1/2 | 252 1/4 | 248 1/2 | 250 1/4 | +1 | 78756 | +652 |
| 451888 | +2105 |
大豆 --- 小幅安値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 501 1/2 - 02 | 508 3/4 | 501 1/2 | 505 1/2 | +3 1/4 | 3722 | -1260 |
| 00 MAY | 511 1/2 - 10 1/2 | 518 1/2 | 510 1/2 | 515 1/2 | +4 | 77343 | -3405 |
| 00 JUL | 520 - 19 1/2 | 527 1/2 | 519 1/2 | 524 3/4 | +4 3/4 | 43018 | -553 |
| 00 AUG | 522 - 23 | 528 1/2 | 522 | 526 | +3 1/2 | 6067 | +102 |
| 00 SEP | 524 1/2 | 530 | 524 | 528 | +5 3/4 | 4450 | +110 |
| 00 NOV | 528 - 28 1/2 | 536 | 528 | 533 | +4 1/2 | 25356 | +1264 |
| 163061 | -3588 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 16700 | +200 | MAR | 1603 | -1 | MAR | 252 | +2 | 106.81-107.08 |
| MAY | 16780 | +210 | MAY | 1637 | +8 | MAY | 261 3/4 | +2 | |
| JUL | 16900 | +210 | JUL | 1669 | +5 | JUL | 273 | +1 1/2 | |
| AUG | 16900 | +220 | AUG | 1684 | +7 | SEP | 283 1/2 | +1 3/4 | |
| 本日の相場の動き |
軽い取引量の中、安値圏から高値圏へ。
前半は中西部の天候が売りを促したが、その後コーン・大豆とも輸出需要期待から買い注文先行。
東部コーンベルトでは一部で乾燥地域が残っているが、中西部は概ね土壌水分が増加してきているところへ、今後10日間にわたって中西部に雨をもたらす前線が次々に到来すると予報されていることが、序盤の売り先行を許した。しかし、実際に現在降っている雨は、期待ほど大量ではないため、その勢いはすぐに減じ始めた。コーンは、明日の週間輸出成約報告で、大量成約が予想されていることが次第に買いを集め始め、他穀物相場も上げに転じていたことから、高値圏に突入した。ただ、輸出大量成約の内訳は日本などのいわゆるレギュラーバイヤーであることもあり、買いに火をつけるには至らず、相場は特にエキサイトすることはなかった。また、中西部では、最近の異常な暖かさのために、作付け前の作業が始まっているところもあるとの情報も、相場の上伸を抑え、引けをやや高レベルに戻した。
大豆の強材料は、ブラジル政府が大豆に輸出税を科すとの噂。噂が確認わけではないが、新規材料に欠ける市場はこれを買いに入った。一昨日から言われている、中国による米国産大豆輸入成約キャンセルの噂も、昨日その中国が米国産を一杯買い付けたとの情報が相殺する形となった。結局、前半で上げた貯金をいかし、引けまでは高値を保ったが、買いあがる調子ではなかった。
ファンドの本日の動きは、コーン1,500コントラクトの買い越し、大豆2,200コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
ベルトの北西部を中心に今日降雨が見られる。また週末にはベルトの南部と西部にて次の降雨が予報されている。ただ現在ドライが懸念されている北東部アイオア、北西部インディアナ、北西部オハイオとミズーリにはこの二つのシステムからの恩恵はなさそう。これらの地域に予報される次のまとまった降雨は来週後半。今週後半にかけて気温は下げ基調にあるが、それでも向こう10日間は平年並み以上にて推移する見込み。
アルゼンチン
昨夜予想外の降雨が西部を中心に見られた。来週早々にも北部と東部に降雨が予報されており、大豆の生育はパーフェクトなまま収穫をむかえる事となりそう。来週以降はしばらくドライな天候が予報されており、コーンの収穫には恵みになる。
ブラジル
先週からの降雨システムがまだ続いており、北部ブラジルでの大豆の収穫はさらに遅れている。ただ降雨の中心は東部地域にずれてきており、ダメージの心配はない。南部リオグランデドスルには来週早々にも次の降雨予報が出ている。この地域の大豆も無事に水分が一番必要な鞘付きの時期を抜ける事ができる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日天気予報 |
| 気温(平年) | 降水量(平年) | |
| 西部コーンベルト | A(34) |
A/N(0.31/2) |
| 東部コーンベルト | A(40) |
A/N(0.55/2) |
| デルタ | A(53) |
N/A(0.89/2) |
いずれの地域でも平年以上の降雨予報となっており、弱材料。
| 本日の発表等 |
| 1)3月限月受渡通知(単位:コントラクト) |
| 数量 | 最終取引日 | |
| コーン | 517 | 3月6日 |
| 大豆 | 843 | 3月7日 |
| 大豆粕 | 0 | |
| 大豆油 | 1,685 | 3月7日 |
| 小麦 | 2,029 | 3月7日 |
受渡数量も少なくなり、あまり相場要因にならなくなってきた。しいていえばコーン・大豆ともコマーシャルの受け手がほとんどいなかった事がやや弱い材料ととられた事か。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
手前のポジションは素直に買い。
今年の2月は、南米の天候回復・中国産輸出などの弱材料が市場を覆い、相場本格回復のきっかけはつかめないままに3月に入った。しかし、昨年は3月のこの時期から4月頭に向けてコーン相場は急回復している。今年の場合もこれほどの安値位置にいるだけに、ファンド・実需家を問わず、市場参加者たちが作付け期を前にして不安を感じ始めたとしても全く不思議はない。その上、今現在の旧穀・新穀の期末在庫見込みは、昨年同時期に比べたら逼迫している。作付け前の、いわゆる季節的相場傾向が作用しやすい環境にある。したがって、作付けがある程度まで進むまでは、相場は値位置を切り上げる。
しかし、作付け期以降(あるいはその途中から)は、一旦上昇した相場がその勢いを失う可能性がある。作付けから発芽期にかけての相場が、今以上に天候に左右されることは言うまでもないが、基本的には作付が短期に終了する確率は昨年と同様に高い。昨年は、作付機械のハイテク化と遺伝子組換種子の浸透によって、多雨であったにもかかわらず、過去にない速さで作付けが終了した。今年もその状況に変化はなく、理想的に作付が行われることが十分考えられる。したがって、作付前までの相場上昇に慌てることなく、先のポジションについては慎重に対応するべき。ただし、相場は期近が210を割り込むことは、少なくとも農家売りが本格化する7月ごろまで考えにくく、しかもそれまで天候が平年以上に推移することが条件となる。つまり、当分は下値限界の意識を持つことも肝要である。 ( F )
(大豆)
5月限510は買いのレベル。
今週金曜日に需給報告が出されるが、最近の中国の買いを受けて、輸出数量が1,000-2,000万ブッシェル増加されその分期末在庫が減少するというのが一般的な見方となっている。この時期の需給報告はあまりインパクトにはならないのが普通。
また天気であるが、これもどちらつかずの予報となっている。今夜から中西部に予報されていた降雨システムは当初より範囲を狭めてしまった。しかし、週末と来週後半にも降雨予報は出されており、強気材料ともとれない。2月後半からの降雪、降雨にて土壌水分は改善はしてきているが、かといってまだ充分でなく今後の天気予報次第といったところ。
農家売りはまだ期待できるが、通常この時期に必要なお金の支払期限は3/15と言われている。したがい今から多くの農家売りは期待できない。すでに何らかの手段によって、お金の手当ては終わっていると見るのが無難。
ファンドのポジションもまたロングが膨らんできた。現在の推定ではフューチャーズのみで約40,000コントラクトのネットロング、オプションを含めて約34,000コントラクトのネットロングと考えられている。この数字は歴史的に見ても大きな数字といえる。ここからの更なるロングの積み重ねには何かこれといった要因が必要であろう。
ブラジルの収穫がまた遅れている。すでの多くの本船が港にて大豆の到着を待っている状態。この遅れは4月までは尾を引きそう。ブラジルからの輸出攻勢がUS産大豆に影響を及ぼすのはもう少し先になりそう。
どちらつかずの要因が並ぶ中で2-SIDEDトレードの予測が一番無難になってしまうが、確率から言えば上値のリスクが大きいように考えている。商業筋の買いは例年よりやや遅れていると言われている。また5月限510から下には買い下がりのオーダーが並んでいるとの情報も入っている。この時期は季節的にラリーが見られるものという心理も働いている。5月限の500近辺までの可能性は否定しないが、ひとまず先週のレベル510近辺からの買い下がりが無難だと判断している。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)