(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年3月9日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 高値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 221 1/2-20 1/4 | 222 1/4 | 220 1/4 | 220 1/2 | +1 1/4 | 5747 | -1767 |
| 00 MAY | 228 1/4-27 1/2 | 229 1/4 | 227 | 227 1/4 | +1 | 198207 | +834 |
| 00 JUL | 236 14-36 | 237 3/4 | 235 1/2 | 235 3/4 | +1 1/4 | 116669 | +362 |
| 00 SEP | 245-44 1/2 | 245 1/4 | 243 1/4 | 243 1/4 | +1 3/4 | 37609 | +478 |
| 00 NOV | 250 1/2 | 250 1/2 | 249 | 249 | +1 1/2 | 822 | |
| 00 DEC | 252 1/2-52 1/4 | 254 | 252 1/4 | 252 1/4 | +2 | 79166 | +410 |
| 452359 | +471 |
大豆 --- 高値寄り付き、小幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAR | 509 | 510 | 506 1/4 | 507 | +1 1/2 | 3041 | -681 |
| 00 MAY | 519-18 1/2 | 520 | 515 1/2 | 516 1/2 | +1 | 77976 | +633 |
| 00 JUL | 529-28 1/2 | 529 1/2 | 525 | 525 1/2 | +3/4 | 43609 | +591 |
| 00 AUG | 530 1/2-30 | 532 | 527 | 527 | +1 | 6414 | +347 |
| 00 SEP | 532 | 532 1/2 | 528 | 528 1/4 | +1/4 | 4339 | -111 |
| 00 NOV | 536 1/2-36 | 538 | 533 1/2 | 534 | +1 | 25915 | +559 |
| 164475 | +1414 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 16730 | +30 | MAR | 1595 | -8 | MAR | 254 1/4 | +2 1/4 | 106.30-106.70 |
| MAY | 16820 | +40 | MAY | 1623 | -14 | MAY | 263 1/4 | +1 1/2 | |
| JUL | 16950 | +50 | JUL | 1657 | -12 | JUL | 274 3/4 | +1 3/4 | |
| AUG | 16950 | +50 | AUG | 1672 | -12 | SEP | 285 1/4 | +1 3/4 | |
| 本日の相場の動き |
輸出好調により上昇も、引けにかけて勢いを失う。
コーン・大豆ともに週間輸出成約が好感され、高値圏推移となった。最終局面では、USDA報告への警戒感からポジション整理が行われ、高値を維持しながらも本日の最安値に近いところでの引けとなった。
コーンは130万トンを超える大量の週間輸出成約が確認され、序盤から2セント前後高。中西部では、昨日アイオワ州とネブラスカ州の一部で軽い雨があったのみであり、予想より少なかったことが昨日セッションに引き続きサポート材料となった。しかし、相場に勢いは感じられず、商業筋の売りによって上げ幅の限界は序盤に設定された。今年度の積算輸出量はUSDAによる年間見積もりの67%にしか達しておらず、例年に比べてまだ遅いペースという見方も、勢いを減じる要因となった。その後中盤までほとんど盛り上がりなく推移したが、終盤ポジション調整で売られた。
大豆は、中西部の雨が少なかったことを背景に、買われた。輸出成約も中国向けなど引き続き好調を維持、特にファンドが買い側に回っていた。しかし、南米には適度な雨がついており、弱材料と作用したために、上げ幅が制限された。すくに動きの少ない展開となったが、そのうち大豆油が輸出成約が少ないこと等を要因としてファンドの売り対象となり、安値圏に突入したことが目を引き、大豆も追随して売られ、辛くも高値を維持する格好で引けた。
本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの買い越し、大豆600コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
昨日ベルトの北西部に降雨が見られたが、予報されたよりも少なかった。まとまった降雨システムは来週後半まで期待できない。現在ドライと考えられているのは、アイオア、イリノイ中部、インディアナ北部、オハイオ北西部、それにミズーリーの各地域。これらの地域には作付けにさきがけて、今月後半にはまとまった降雨が欲しい。来週の気温は平均より高め。ただ今週のようなレコードハイにはならない。
アルゼンチン
大豆の生育状態はパーフェクト。今後異常なドライな天気が続かない限り問題はない。今週後半以降しばらくドライな天候が予報されており、コーンの収穫には恵みになる。
ブラジル
散発的な降雨がまだ続いており、北部ブラジルでの大豆・コーンの収穫はさらに遅れている。ただ降雨量はダメージを懸念するほどのものではない。南部リオグランデドスルには来週早々にも次の降雨予報が出ている。この地域の大豆も無事に水分が一番必要な鞘付きの時期を抜ける事ができる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) 週間輸出成約高報告 (単位:千トン) |
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 1,372.4 | 0.0 | 33,171.7 | 31,471.1 | 8,147.8 | 72.1 |
| 大豆 | 505.7 | 0.0 | 20,922.9 | 17,815.5 | 3,832.1 | 19.9 |
| 小麦 | 656.1 | 31.5 | 23,239.4 | 24,096.8 | 3,155.8 | 212.6 |
| 大豆粕 | 201.8 | 0.0 | 4,108.0 | 4,203.5 | 1,109.2 | 32.4 |
| 大豆油 | 3.1 | 0.0 | 296.1 | 696.4 | 80.3 | 0.0 |
コーン・大豆粕が特に予想I以上、大豆も予想以上にて強い材料となった。
| 2) 週間輸出高 (単位:千トン) |
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 742.0 | 1,036.2 | 25,023.9 | 23,320.3 | 49,530 |
| 大豆 | 611.8 | 621.7 | 17,090.8 | 14,779.6 | 24,220 |
| 小麦 | 375.6 | 402.2 | 20,083.6 | 20,045.7 | 28,580 |
| 大豆粕 | 137.1 | 111.3 | 2,998.8 | 3,080.3 | 6,350 |
| 大豆油 | 8.6 | 2.2 | 215.8 | 544.2 | 750 |
| 3)ブラジル大豆収穫状況 |
当社サンパウロ支店よりのブラジル大豆収穫進捗状況。
1.(ミナスジェラス) 30%が完熟、50%が鞘成長期、20%が着鞘期。収穫は今月20日くらいから開始見込み。
2.(ゴイアス) 25%の収穫が完了、70%が完熟期、5%が鞘成長期。
3.(パラナ) 収穫完了は4%(例年は10%)、8%が収穫前、33%が完熟期、46%が鞘成長期、9%が開花期。収穫が本格化するのは4月。
4.(リオグランデドスル)
(北部)15%が完熟期、80%が鞘成長期、5%が開花期。
(中北部)年末の旱魃にて収量は当初見込み2.4トン(ha)から1.8トン(ha)に減少する見込み。75%が鞘成長期、15%が開花期、10%が開花前。
(北西部)収量は2.2トンから2トンに減少予想。50%が着鞘期、30%が開花期、20%が開花前と生育は遅れている。
5.(バイア) 5%が収穫完了、90%が完熟期、5%が鞘成長期。
最近の南部の降雨で作柄が若干改善しているものの、年末年始の旱魃の影響は回避できず、南部での収量減は避けられない見通し。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
明日の需給報告は、コーンにおいては大きな変化は予想されない。月末の在庫報告の方がより注目される。3月中の相場展開は上昇基調を予想するが、コーン輸出需要の不安定さと、大豆等他商品の相場が必ずしも強くないことから、コーン相場は上下を繰り返しながら、マイルドな上昇をたどるであろう。
コーンの場合、先ごろから各地で現物価格がローンレートを上回り始めており、一方大豆は当分ローンレート以上になることはなさそうなことから、農家にとっては新穀コーン作付けを増やす材料ともなりえる。今月末には作付け意向が発表されるが、4月以降はそこからもコーン相場の様相が変化することが考えられる。 ( F )
(大豆)
明日の相場は需給報告次第。
それほどインパクトのある需給報告にはならない予想。恐らく最近の中国の買いから輸出を1,000-2,000ブッシェル増やし、その分在庫を減らすと見られている。また2月の恵まれた降雨により、アルゼンチンの大豆生産量も2,000万トンに50万トン上方修正されるとの見込み。
ファンドのロングは確かに膨れてきているが、今回はそれ程利が乗っていない。このままでは引き下がれないと考えているであろう。少しでも予想より強気の発表になったとき、また明日の天気予報で降雨範囲が狭くなっていたりした場合、一旦大きく上値をトライする可能性はある。ファンダメンタルが伴わない上げは長くは続かないとは思うが、上げ相場に敏感になっている事は確かであり、多少買いアイデアを上げて、セットバックがあれば買いを入れていくという方針が無難かもしれない。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)