(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年3月10日

本日の相場

とうもろこし  --- ほぼ変らずの寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  220 3/4-21  221  218 1/2  219 3/4  -3/4  4363  -1384 
00 MAY  227-27 1/2  228  225 1/2  226 3/4  -1/2  197909  -298 
00 JUL  235 1/2-36  236 1/4  234  235   -3/4  117638  +969 
00 SEP  243-43 1/4  243 3/4  241 3/4  242 3/4  -1/2  37878  +269 
00 NOV    249  248  248 1/2  -1/2  835  +13 
00 DEC  252-52 1/2  253 1/4  250 3/4  252   -1/4  79913  +747 
            453267  +908 

 

大豆     --- 高値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  510-10  510 1/2  498 3/4  500  -7  2363  -678 
00 MAY  518 1/2-19 1/2  519 1/2  508  509 3/4  -6 3/4  79139  +1163 
00 JUL  528 1/2-29  529  517  518 3/4  -6 3/4  43324  -285 
00 AUG  530 1/2-31  531  519  520 1/4  -6 3/4   6543  +129 
00 SEP  531 1/2  531 1/2  521  521  -7 1/4  4417  +78 
00 NOV  535 1/2-36  536  525 1/2  526 3/4  -7 1/4  26380  +465 
            165382  +907 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16580  -15  MAR  1587  -8  MAR  250  -4 1/4  106.11-106.44 
MAY  16630  -19  MAY  1620  -3  MAY  260  -3 1/4   
JUL  16740  -21  JUL  1654  -3  JUL  271 1/2  -3 1/4   
AUG  16750  -20  AUG  1669  -3  SEP  282 1/4  -3   
                   

 

本日の相場の動き

USDA報告はニュートラル。

USDAは、米国産コーン・小麦の需給内容を前月同様とし、大豆の期末在庫を輸出増分下げるという、事前予想通りの内容となった。それでも大豆の期末在庫が微減したことから、寄り付きの一瞬のみコーン・大豆とも高値となった。 

しかしながら、その後は大豆三品へのファンド売り注文が相場を支配する。大豆は、上げ切れない展開とわかるや否や、ファンドが一気に売り側に回った。南米産地での適度な雨や、中国の2000/01年クロップ大豆生産予想が1,530万トンと前年比増となったことなども要因ではあるが、5月限520を抜けなかったことがテクニカルから売りサインになったことが大きい。大きく値を下げた後は回復の兆しを見せないまま引けとなった。 

コーンは、中西部の雨が土壌水分を補給するとして下げ要因となったが、大豆に引っ張れたことが大きい。最後まで主体的な動きを見せないまま、安値引けとなった。 

 

 

米国産需給ほとんど無変化も、農家手取り価格下落見込み 

本日の需給報告では、米国コーン需給数字は2月の数字から全く変化が無く、大豆についても輸出量2千万ブッシェル増に沿って期末在庫も下げられただけであった。ただ、農家手取り価格平均については、コーンが10セント下落のブッシェル当たり185〜195セント、大豆も10セント安の450〜490と予想された。USDAによると、その理由はコーンについては大麦の輸入量と期末在庫量の増加により、飼料原料価格に下落圧力がかかるから、大豆については、その理由を明確にはしていない。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今日から明日にかけて、オハイオ、インディアナでの降雨が期待できるが総じて来週後半までベルト全体にドライな予報。アイオア、イリノイ中部、ミズーリー、オハイオ北西部、インディアナ北部と土壌水分はまだ不足しており、作付けまでの今後数週間にまとまった降雨が必要とされている。 

アルゼンチン  

今月末まで平均的な降雨があれば大豆の生育はパーフェクトな状況にて、イールドの増加が期待できる。雨がちな天候が続いているが、コーンの収穫に深刻な影響はでていない。 

ブラジル 

降雨システムがまだ続いており、北部ブラジルでの大豆の収穫はさらに遅れている。ただ降雨量は左程多くはなく、ダメージの心配はない。リオグランデドスルにはしばらく降雨予報はでていない。もう少し雨が欲しいところであるがそれほど問題にはならない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

6-10日間天気予報につきコンピューター撤去時間に間に合いませんでした。 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  1998-1999   1999-2000  
  FEB  MAR10  FEB  MAR10 
作付面積(百万エーカー)  72.0  72.0  73.8  73.8 
収穫面積(百万エーカー)  70.4  70.4  72.5  72.5 
単収(ブッシェル/エーカー)  38.9  38.9  36.5  36.5 
         
初期在庫  200  200  348  348 
生産量  2,741  2,741  2,643  2,643 
輸入  3  3  3  3 
・供給合計  2,944  2,944  2,994  2,994 
搾油用  1,590  1,590  1,600  1,600 
輸出用  801  801  890  910 
種子・飼料用  89  89  90  90 
その他  116  116  69  69 
・需要合計  2,596  2,595  2,649  2,669 
期末在庫  348  348  345  325 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.93  4.93  4.50-5.00  4.50-4.90 

- 予想通りの発表。ニュートラル。平均価格予想はコーンとの兼ね合いから10セント下方修正している。 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  1998−1999   1999-2000  
  FEB  MAR10  FEB  MAR10 
作付面積(百万エーカー)  80.2  80.2  77.4  77.4 
収穫面積(百万エーカー)  72.6  72.6  70.5  70.5 
単収(ブッシェル/エーカー)  134.4  134.4  133.8  133.8 
         
初期在庫  1,308  1,308  1,787  1,787 
生産量  9,761  9,759  9,437  9,437 
輸入  19  19  15  15 
・供給合計  11,088  11,085  11,239  11,239 
飼料用その他  5,489  5,496  5,650  5,650 
食用・種子用・工業用  1,822  1,822  1,900  1,900 
輸出用  1,981  1,981  1,975  1,950 
・需要合計  9,291  9,298  9,525  9,500 
期末在庫  1,796  1,787  1,714  1,739 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.94  1.94  1.75-2.05  1.85-1.95 

− 前月と全く同じ。予想通りにてニュートラル。大麦との飼料用価格競合予想から平均価格の高値予想を10セント下方修正している。 

B99/00クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  128.00 (128.00)  8.00 (8.00)   
アルゼンチン  15.50 (15.50)  8.70 (8.70)   
南アフリカ  9.50 (9.00)  1.50 (1.50)   

○大豆 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  20.00 (19.50)  3.75 (3.50) 
ブラジル  30.50 (31.00)  9.30 (9.30) 

− 南アのコーン生産量増加、アルゼンチンの大豆生産量増加とも事前予想通りにてニュートラル。 

 

2) コミットメントオブトレーダーズ報告 

本日事務所移転による、コンピューター撤去の時間に上記情報が間に合いませんでした。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今月の上昇傾向は変わらないが、その足取りは重い。 

本日は大豆相場の腰の弱さがコーンに波及した格好となったが、今後もこれがコーンの上昇力を弱める要因となり続ける。作付け前のコーン相場はレベルを上げてはいくが、大豆に引っ張られる形でその上げ幅は制限される。作付け期までの相場展開は、5月限が240台まで上昇するのがせいぜいと予想する。 

中西部の一部では、コーン・大豆の作付け作業が始まっており、すでに作付けを開始した農家もいる。これは、例年に比べて1週間以上早いペースである。今年は、作付けを早期に開始するほとんどの環境が整っているようだ。それは、異常といえるほどの高気温、乾燥した土壌、種子改良が進んだこと、農家の大型化、農耕機械の進化などと言われている。早期作付け開始を今の段階で一概に安値要因と決め付けるわけにはいかないが、作付けが大幅に遅れる可能性は小さくなっているとは言えそうだ。短期に上昇した相場も、それが作付け前の不安定さを背景にしたものであれば、作付け期途中で戻されることになる。 ( f ) 

 

(大豆) 

しばらくはどちらつかずの相場展開。敢えていえば上値のリスクが大きい。 

全くの予想通りの需給報告にさすがのファンドもなすすべがなかった。今日はローカルを中心にSELL THE FACTタイプの売りが見られたが、まだファンドは大きくポジションを変えていない。ファンドのポジション自体はロングが膨らんでいるが、彼らはラリーを期待している。 

下値には商業筋の買いが控えている。またこの時期以降は農家売りはあまり期待できない。ここまで我慢した農家は通常夏場近くまで我慢する。かといって来月には南米からの売りプレッシャーが先に控えており、本当に動きづらい展開。しかしファンドがロングを保持し続けているという事は、何かあれば上値に行き易いと言う事に他ならない。 

来週以降、中西部の天気予報がもっと相場要因となってくる。今現在土壌水分は足りない。しかしここ3週間ドライが続いた事はない。来週月曜日の天気予報が短期の相場を決める事になろうが、下値の期待は大きくは持たず、5月限510レベルからの買い下がりを勧めたい。(N) 

 

シカゴ事務所移転のお知らせ 

3月11日(土)より、シカゴ事務所が下記移転します。 

2215 SANDERS ROAD SUITE 370 NORTHBROOK, IL 60062-6134 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)