(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年3月14日

本日の相場

とうもろこし  --- 高値寄り付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  225-24 3/4  229  224 3/4  228 3/4  +5 1/4  1642  -1874 
00 MAY  232 1/4-31 1/2  239 1/4  231 1/2  238  +7 1/4  189909  -6540 
00 JUL  240 1/4-39 1/2  247 1/2  239 1/2  246 1/4  +7  122188  +4797 
00 SEP  249-47 1/2  253 1/2  247 1/2  253 1/4  +6 3/4  39412  +580 
00 NOV  254-53 3/4  258 1/2  253 3/4  258 1/2  +6  852  +16 
00 DEC  257-56 1/2  262  256 1/2  261 3/4  +6  83876  +2667 
            453376  +168 

 

大豆     --- 高値寄り付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAR  514  520  513 1/4  520  +6 3/4  788  -804 
00 MAY  524-23  531  523  530  +7  77316  -572 
00 JUL  532 1/2-33  540 1/2  532  539 3/4  +8 1/4  45189  +1797 
00 AUG  535  543  535  541 1/2  +7 3/4  6689  +78 
00 SEP  535-35 1/2  544  535  542 1/2  +8  4629  +54 
00 NOV  540 1/2-41  550  540 1/2  548 3/4  +9  27746  +483 
            165979  +1331 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  17190  +30  MAR  1657  +36  MAR  259 1/2  +5 3/4   
MAY  17250  +120  MAY  1702  +55  MAY  271  +7 1/2   
JUL  17390  +150  JUL  1739  +56  JUL  282 1/4  +7 1/2   
AUG  17400  +160  AUG  1755  +58  SEP  292 3/4  +7 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

乾燥懸念継続、コーンに火。

昨日ウオールストリートジャーナルで報じられた中西部の今後の乾燥・旱魃懸念が、本日の市場の相場をも支配し、ファンドを中心とした買い手に休む間を与えなかった。 

コーンは、新穀が約定高値を更新。ファンドの2万コントラクトにおよぶ買いが相場を引き上げた。中西部の現在の土中水分不足懸念、今後の旱魃懸念予報が、強気の背景のほとんどであり、それ以外にこれといった強材料はなかった。一方、商業筋の売りは決して少なくなく、これも1万コントラクトにおよんだ模様。農家売りが激増したことや、中国の韓国向け安値成約などが売りの背景であり、これにより現物価格は弱含むに至ったが、定期相場においてはファンド買いの流れを止めるには1万コントラクトでも小さすぎた。旧穀も6ヶ月半ぶりの高値。 

大豆は、コーンの上伸がきっかけになったが、ブラジルの収穫遅れも市場に不安感を与え、買われる材料となった。現在の中西部の土壌水分不足は、コーンの作付けを遅らせ、結果としてある程度の面積が大豆作付けに転じるのでは、との一部の考えが、大豆をコーンほどは買わせなかった理由とされる。しかし、投機筋の売り越しポジションがたまっていた大豆油に、不安買いが集まりハーフリミットまで上昇したことが大豆相場も活気つかせ、値を崩すことなく終了した。 

本日のファンドの動きは、コーン2万コントラクトの買い越し、大豆3,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

ドライと考えられているのは、ミズーリー、インディアナ北部、イリノイ中部、アイオアの各州。木曜日に東部コーンベルトを中心に降雨が予報されており、東部地域には恵みとなる。コーンの作付け開始までまだ1ヶ月あるが、まとまった降雨が必要とされる。 

ジョンデービス氏 

水曜日、木曜日に降雨が期待できる。範囲は50%、降雨量は0.3-1.4インチの予報。このシステムの後は総じてドライ。来週の後半までまとまった降雨は期待できない。 

アルゼンチン  

今月末までもう一つ降雨システムが通過すれば大豆の生育はパーフェクトな状況にて、イールドの増加が期待できる。コーンの成熟状況も平年並みにて順調。収穫も早いところではもうすぐ始まる。 

ブラジル 

降雨システムがまだ続いており、北部ブラジルでの大豆の収穫はさらに遅れている。ただ降雨量は左程多くはなく、ダメージの心配はない。南部地域のコーン・大豆も順調。この地域では水分過多による懸念は出ていない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  3月10日  前週  前年同期 
コーン  7,271  7,221  NA 
大豆  4,459  4,075  NA 
小麦  34,938  35,212  31,727 

- コーン、大豆ともニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  3月7日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch      21.6   unch    1,118.8   1,140.5 
1998crop  9.3  -1.1      43.4   0.1    1,708.3   1,761.0 
1999crop  1,133.4  -18.3       0.0   unch     201.9   1,335.3 

−大豆− 

  3月7日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.0  unch        6.7   unch    259.6   266.3 
1998crop  1.4  - 0.2      11.2   0.1    328.1   340.7 
1999crop  220.5  -5.6       0.0   unch    58.2   278.7 

−コーン、大豆ともニュートラル 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

しばらく基調は上昇。 

さて、作付け前のナーバスな時期に入った。これまで相場に効力を持っていた「中国カード」も今や見る影も無いほど、市場の関心・不安は水分不足に傾いた。現在の土中水分レベルの回復には、かなりの降水量が2週間以上継続することが必要とされ、当分の間(少なくとも3月中)は少々の雨が値位置を大幅に戻すということはない。ファンドのポジションも意外と軽くなっており、この時期買いポジションを増加させる環境はできている。一方的な右肩上がりとはならないが、堅調推移は継続する。 

しかし、所詮は水物。大方の天気予想家が示唆している以上、乾燥傾向が続くことへの警戒感は解いてはならない。ただ、つい半月前、相場が下降気味の時には、「ラニーニャ現象が減退しており、今夏の旱魃懸念が遠のき始めた。」という、「大方の」予想が相場要因となったことを思えば、今回の騒ぎから距離をおいて考えることも必要だ。3月末の作付け意向報告や、作付けにある程度の目処がついた時点に相場の方向が変化することは考えられる。高気温による早期作付け開始や土壌気温上昇、乾燥に強くなっている種子技術、大型・迅速化した農耕技術等は、実際に目の前で起きている事実であり、一旦天候に劇的な変化があれば、相場に影響は少なくない。と言っても、その場合の下値は、夏を乗り越えない限り期近220を下回ることはないであろうが。 ( F ) 

 

(大豆) 

マーケットはついに上昇トレンドを選択した。 

2日間で20セントの上げとなった。コーンを中心に強烈なファンドの買いが入っている。コーンは月曜日のコミットメントオブトレーダーズにてポジションが軽くなった事が確認されており、買いが入り易かった。大豆でのファンドのロングはコーンに比べ重い。しかも先週火曜日以降今日まで、8-9,000コントラクトのネットでの買い越しと見られており、今日現在オプションを含めたポジションが約36,000コントラクトのロングとなっていると考えられている。大豆自体は多少動きづらくても、コーンを中心にファンドの買いは明日も続くと考えられている。大豆だけの要因から売りを期待するには無理がある。 

マーケットは旱魃というアイデアを織込んでしまった。実際には旱魃にはなっていないし、作付け自体はまだコーンでも1ヶ月先の話になる。ただ旱魃の可能性があるうちはマーケットの下値は強烈にサポートされることになる。 

テクニカル指数は買われ過ぎを示しているが、下値は期待しないほうがいい。幸いにも5月限の510近辺にて手仕舞いに近い買いを入れていた人はしばらく待つ事ができる。今後少なくとも月末の在庫レポート、作付け意向面積レポートまでは余程の降雨がなければ下げる事はない。したがい月末までに決めなければいけないものはこのレベルからでも決めていく事を勧める。上げ続ける相場の中で買いを入れるのが難しいのは人情。ローカルトレーダーの利食い売りは期待できる。セットバックがあれば、その多少にかかわらず少しは買いを入れていく事でもいい。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)