(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年3月15日

本日の相場

とうもろこし  --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  237 1/2-37  238 3/4  235 3/4  236  -2  198663  +8754 
00 JUL  246 1/4-45  247  244 1/4  244 1/2  -1 3/4  133547  +11359 
00 SEP  252 1/4-51 3/4  253 1/2  251  251 1/4  -2  41246  +1834 
00 NOV  257 3/4  257 3/4  256 3/4  256 3/4  -1 3/4  864  +12 
00 DEC  260 1/4-60 3/4  262  259 1/2  259 3/4  -2  91587  +7711 
01 MAR  267 1/2-67 3/4  268 1/2  266 3/4  267  -2 1/4  10634  +1182 
            483635  +30259 

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  528-27  530  523 1/2  525  -5  77297  -19 
00 JUL  538-36 1/2  540 1/2  535  535 3/4  -4  48394  +3205 
00 AUG  539 1/2-39  542 1/2  536 1/2  537 1/4  -4 1/4  6911  +222 
00 SEP  541 1/2-41  544  539  539  -3 1/2  4619  -10 
00 NOV  547 1/2-47  551  545 1/2  546 1/4  -2 1/2  28748  +1002 
01 JAN  555-54 1/2  557 1/2  554  554  -2  2250  +1 
            170171  +4192 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  17000  -250  MAY  1685  -17  MAY  268 3/4  -2 1/4  105.40-105.55 
JUL  17140  -250  JUL  1721  -18  JUL  280  -2 1/4   
AUG  17150  -250  AUG  1735  -20  SEP  290 3/4  -2   
SEP  17140  -250  SEP  1751  -18  DEC  305 3/4  -2   
                   

 

本日の相場の動き

上げに一服。

乾燥懸念から2日連続して急伸した相場は、本日他の新鮮な相場要因に恵まれず、少々行き過ぎ感が台頭、売り先行となった。 

コーンは、市場には乾燥懸念がまだ色濃く残っているものの、今週の2日間合計で1リミット近く上昇したことへの反動売りが出た格好。天候の他には強い材料も無く、農家売りは大量ではないがさざなみのように継続し現物価格を押し下げ、米国産の高値から再び中国産の競争力上昇懸念も囁かれたことなどが、小口投機家の利益確保売りと相俟って、安値引けを形成した。 

大豆は、農家売りプレッシャーが米国のみならず南米からも入った。ブラジルでは降雨のための収穫遅れが主に中央部で問題視されているが、それでも他地域の収穫進展とともに農家が売りを入れ始め、買い手が少なかった大豆相場では、安値推移とするに十分であった。中西部では今週散発的な雨予報となっているが、土中水分不足を改善できる雨量とは見られず、乾燥懸念はなお相場に残ったままだ。最後10分程度の米国農家売りと見られる商業筋によるまとまった売り注文が、特に期近限月を押し下げる動きとなり、引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの買い越し、大豆500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今日、明日に予報されていた降雨システムはやや勢力を弱め、55%の範囲に0.25-1.0インチの降雨量となる見込み。今後10日間はまとまった降雨は中西部には期待できない。西部コーンベルトに散発的な降雨が見られる程度。週末に平年以下の気温が予想されるが、冬小麦の生育にダメージを与える事はないと思われる。現在土壌水分が不足している地域は、アイオア、イリノイ中部、インディアナ北西部、ミズーリー南部となっている。 

アルゼンチン  

二期作の大豆(全体の30%程度)は4月中旬まで水分が必要。その他のメインの大豆はパーフェクトな状態のまま収穫を向かえる事ができそう。今後10日間はドライ気味な予報となっており、コーンの収穫には恵み。 

ブラジル 

降雨システムがまだ続いており、北部ブラジルでの大豆の収穫はさらに遅れている。ただ降雨の中心は東部地域にずれてきており、ダメージの心配はない。南部地域のコーン・大豆の生育は順調。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

MA(41) 

 

N(0.39/2) 

 
東部コーンベルト 

MA(47) 

 

B/N(0.51/2) 

 
デルタ 

A/MA(53) 

 

N/B(0.86/2) 

 

いずれの地域でも平年よりかなり高めの気温、平年並みから平年並み以下の降雨予報となっており、強材料。 

 

本日の発表等
ブラジル収穫進捗状況(サフラス発表)

 

3/10現在  昨年  平均 
10%  11%  15% 

降雨の為に収穫が遅れている。織込み済みにてマーケットにはニュートラル。 

 

アルゼンチン コーン・大豆生産量予想(政府筋発表) 

 

  3月(百万トン)  2月  USDA 
コーン  14.7  14.7  15.5 
大豆  19.44  18.7  20.0 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

短期上昇基調、中期は? 

今回は上げ過ぎ感から売られたが、今後も大豆の弱さなどから、コーンの上げ基調は一方的とはならないであろう。とは言っても、現在の土中水分量を考慮すると、作付け前の不安心理は容易にはコーン相場から抜きがたく、しばらくは主要な相場背景となり続ける。また、数値的裏付けはないのであるが、その乾燥懸念が、これまで当用買いに徹してきた米国実需家の買い付け姿勢に変化を与えていると報告されており、この方面からもサポートされる。つまり、上下を繰り返しながらも、短期では上昇傾向が続いていく。 

しかし、昨日述べたように、これが今年の相場の全体的な基調と決め付けるには早すぎる。コーン新穀価格が大豆価格に比べてもローンレートを大幅に上回っており、これがコーン作付けをより増加させる方向に作用するし、現在の旧穀価格は早晩再び中国産競争力への懸念を再燃させる。眼前の事実より、余りにも早い時期の「予報」を裏付けにした上昇相場の腰は意外と脆弱なこともあり得る。( F ) 

 

(大豆) 

明日上がらなければもう少しセットバックが期待できるか? 

2日間の上げ過ぎから予想された範囲でのセットバックであり、正常なマーケットの姿と判断している。時期としては早すぎるが、旱魃を材料としてあげたマーケットであり、本日引け後に発表されたナショナルウエザーサービスの6-10日間天気予報は間違いなく明日の強気材料となる。逆に明日上げなければ一息つくという見方になろうか。 

サフラスからブラジルの収穫状況が発表されたが、予想通りに遅れている。また同じく輸出成約も昨年同時期と比べて47%ダウンしているという。収穫の遅れもさる事ながら、ブラジルの通貨レアルをチェックしてみるといつのまにか1.74レベルまで強くなっている。これでは大きな輸出攻勢はなかなか起きないかもしれない。 

昨日と意見は変らず。旱魃懸念が抜けないうちはマーケットは大きくは下がらない。今月中に値決めしなければいけないものは、セットバックの度に買いを進めていくべき。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)