(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年3月17日

本日の相場

とうもろこし  --- 高値寄り付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  240 1/2-39 1/2  241 3/4  238 1/4  240 3/4  +5 1/2  197794  -824 
00 JUL  249-48 3/4  249 1/2  246 1/2  249  +5 1/4  138695  +2956 
00 SEP  254 1/2-55  256  253 1/4  255 1/2  +5 1/4  40959  -380 
00 NOV  259  260  259  259 3/4  +4 3/4  908  +43 
00 DEC  263 3/4-63  264 1/4  261 1/4  263 3/4  +5 1/4  96851  +2274 
01 MAR  270 1/4-70 1/2  271  238 1/2  270 3/4  +4 1/4  11239  +324 
            493461  +4727 

 

大豆     --- 高値寄り付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  533-30 1/2  538 1/2  530 1/2  537 1/2  +12  76901  +485 
00 JUL  543-44  548 1/2  542  547 3/4  +11 1/4  50209  +1407 
00 AUG  544  551  544  549 3/4  +12 1/4  6782  -109 
00 SEP  547 1/2  552  546 1/2  551 1/4  +12 3/4  4682  +64 
00 NOV  553-53 1/2  559  553  558 1/2  +12 1/2  31135  +1830 
01 JAN  560 1/2  566 1/2  560 1/2  566  +12 1/2  2397  +54 
            173768  +3857 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  17180  +180  MAY  1785  +91  MAY  272 1/4  +6  105.62-106.61 
JUL  17380  +240  JUL  1818  +88  JUL  283 1/2  +6 1/4   
AUG  17400  +230  AUG  1830  +85  SEP  294 1/4  +6   
SEP  17410  +240  SEP  1843  +82  DEC  308 3/4  +6 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

生育期(中長期)の乾燥予報。

NWSによる昨日引け後の30/90日の中長期予報を受けて、ナイトセッションがすでに高値取引となっており、その雰囲気がそのまま本セッションに移行、昨日のような大幅な下落局面がないまま高値引けした。 

本日のコーン・大豆相場では、要因としては昨日の中長期天気予報がほとんど全て。ファンドを中心に、寄り付きから買い注文が先行、一時農家売りヘッジが増加したことから、ほんの若干戻す場面もあったが、騰勢に変化を与えるには至らなかった。昨日引け間際に売り越した投機家の買戻しも、多かったと言われている。スパークスの作付け予想は大豆には少し強材料、コーンには中立的と取られたが、天候不安の前には要因としてはほとんど存在感が示せなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン7,200コントラクトの買い越し、大豆5,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10日間はドライな天候。まとまった降雨は期待できない。気温も平年より高めにて土壌水分が更に不足する。現在土壌水分が不足している地域は、アイオア、イリノイ中部、インディアナ北西部、ミズーリー南部となっている。 

アルゼンチン  

来週前半に降雨が期待できる。大豆には恵みの雨。その後はドライな予報。コーンの収穫遅れも問題になるほどではない。 

ブラジル 

今後7日間も平年並み以上の降雨予報。北部ブラジルの収穫遅れは更に続く見込み。幸いまとまった降雨量にはなっておらず、ダメージの心配は今の所ない。南部地域のコーン・大豆は収穫が始まったばかり。最近の降雨でやはり収穫遅れが懸念されるが、今の所北部地域のような遅れになる懸念は少ない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

MA/A(41) 

 

B/N(0.39/2) 

 
東部コーンベルト 

A(47) 

 

B/N(0.51/2) 

 
デルタ 

A(59) 

 

B/N(0.86/2) 

 

− 強気材料。 

 

本日の発表等
1) キャトル オン フィード 

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

2月1日飼養頭数 

 

109% 

 

109% 

 

108-110 

 

1月導入頭数 

 

104% 

 

102% 

 

95-106 

 

 1月マーケティング 

 

112% 

 

109% 

 

107-111 

 

引け後の発表。ほぼ予想通りにて月曜日のマーケットにはニュートラル。 

 

2)スパークス作付け面積予想 

 

  スパークス予想(百万エーカー)  1999作付け実績 
コーン  77.38  77.431 
大豆  74.89  73.780 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

短期上昇、中期は警戒。 

「予報からの不安」としては上げて当然、週末の雨の可能性も低く、来週以降もしばらくは上昇が継続。「予報」「不安」というような変化しやすく、そして時とともに効力を失う物だけに相場が頼っていれば、時とともに下落の可能性が現れる。この相場傾向が本当になるかどうかは、4月に入ってからの天候・作付けなどの「事実」が決定する。 ( F ) 

 

(大豆) 

旱魃懸念が消えないうちは下値はサポートされる。 

恐れていた通り、この一週間で相場が一変してしまった。ただ頭を切り替えなければいけない。旱魃懸念が消えない限り相場の下値はサポートされる。旱魃懸念が消えるのはいつか?それはまとまった降雨が2度3度と続く事、それか実際に作付けが始まるのを待たなければならない。 

ではここから更に上がるのか? 

来週以降の天気予報でもう少し上がる可能性はある。しかしこの早い時機の旱魃懸念だけでこれ以上大きく上げていく事はないように思う。90日間の天気予報なんてあてになるのか?と思う人も多いはずだ。ファンドのロングも50,000コントラクト近くになっていると見られており、近い将来にもう一度今週のようなラリーが起きる可能性は少ない。5月限を買いそびれてしまった人は昨日の価格、525辺りからをターゲットにしたい。 

実際中西部の土壌水分は不足している。したがい旱魃とまでいかなくても、豊作にならない可能性は日々大きくなっている。今の大豆の在庫率は12.1%と決して大きくない。作柄が悪くなれば簡単に1〜2億ブッシェルの生産減少はありうるが、需要は簡単には減らせない。この意味からも上値のリスクは下値の期待よりも遥かに大きい。期先を大きく買いに入る事はなかなかできる事ではないが、7月限も530台辺りから少しは買いに入った方が無難。 

余談であるが、今まで何を作付けするか迷っていた農家は来週には判断をするという。農作業の手順等から逆算するとそうなるらしい。各サプライヤー、農家と話をしていると、大豆の契約栽培の話しでもしない限り、残していた面積にはほぼ100%コーンを作付けすると言っている。大豆との価格比から考えて、12月限260セントのコーンはやはり農家にはインセンティブになっている。3/31に作付意向面積が発表されるが、それは3/1現在の聞き取り調査による。今回のコーンの上昇にて、実際にはもう少し大豆の面積が減っているかもしれない。 

またブラジルからの報告によると、サンパウロ州の大豆品質については例年並との事。US産大豆の品質が悪いだけに、ブラジル大豆の品質が例年よりいいようであれば、人気が集まり相場には弱い材料となる。今の所相場への影響はそんなになさそうだ。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)