(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年3月20日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 大幅安値寄り付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 235-34 1/2 | 237 1/4 | 233 1/2 | 235 3/4 | -5 | 201805 | +4011 |
| 00 JUL | 243-43 1/2 | 245 1/2 | 242 | 244 | -5 | 141981 | +3286 |
| 00 SEP | 250-49 | 252 1/4 | 249 | 250 3/4 | -4 3/4 | 41436 | +477 |
| 00 NOV | 254 1/2 | 264 1/2 | 254 1/2 | 255 1/2 | -4 1/4 | 899 | -9 |
| 00 DEC | 257-56 1/2 | 260 1/4 | 256 1/2 | 259 1/4 | -4 1/2 | 102405 | +5554 |
| 01 MAR | 262 3/4-63 | 267 1/4 | 264 1/4 | 266 3/4 | -4 | 11923 | +684 |
| 507817 | +14356 |
大豆 --- 大幅安値寄り付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 527-26 | 529 1/2 | 523 1/2 | 525 3/4 | -11 3/4 | 80142 | +3241 |
| 00 JUL | 536 1/2-34 | 540 1/2 | 534 | 536 3/4 | -11 | 51312 | +1103 |
| 00 AUG | 539-40 | 543 | 537 1/2 | 539 1/4 | -10 1/2 | 7067 | +285 |
| 00 SEP | 539-40 | 544 1/2 | 539 | 540 3/4 | -10 1/2 | 4952 | +270 |
| 00 NOV | 546 1/2-46 | 551 1/2 | 545 | 548 1/2 | -10 | 31611 | +476 |
| 01 JAN | 554 | 558 | 552 1/2 | 556 | -10 | 2437 | +40 |
| 179269 | +5501 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 16770 | -410 | MAY | 1746 | -39 | MAY | 266 1/4 | -6 | 106.28-106.77 |
| JUL | 16940 | -440 | JUL | 1779 | -39 | JUL | 277 3/4 | -5 3/4 | |
| AUG | 16970 | -430 | AUG | 1794 | -36 | SEP | 288 1/2 | -5 3/4 | |
| SEP | 17000 | -410 | SEP | 1809 | -34 | DEC | 303 1/2 | -5 1/4 | |
| 本日の相場の動き |
中西部に雨。昨週金曜日の上昇分をほとんど戻す。
先週末に中西部に降った雨は意外と量が多いと判断され、その上来週もまとまった雨予報となり、ナイトセッションからすでに大幅下落、その流れをそのまま本セッションに持ち越した。その後小動きはあったが、値位置はほとんど変わらず、引けを迎えた。
コーンは、中西部の雨が生育環境を改善させたと見られたことで、寄り付きから大幅下落。その後取引量は多くはなく、3セント前後の値幅で取引された。グローバルウェザーサービス(GWS)が、政府系機関による先週の夏場ドライ予報に関して、「平年以下の降水量というのは、即ち旱魃を意味するものではなく、時折降る雨がイールドを安定させる可能性もある。」とコメントしたことも、同予報で上昇した先週の相場を冷やす一因となった。週間輸出量も低い数字であったが、すでに安値をつけていた相場にさらに影響をおよぼすほどではなかった。一旦値を下げてみれば、ファンドの買い越しポジションが多いことが市場の警戒感を招き、積極的に買いに回る者は最後までおらず、ほとんど寄り付きと同レベルで引けた。
大豆も、寄り付き時に本日のレベルが決まった。いきなり10セント近くを下げ、その前後で推移した。背景はやはり米国生育地域の環境改善。量は少なかったがそれなりに降雨があった最近2週間に加えて、来週まで各地で雨が予報されていることが、投機家の弱気を誘った。週間輸出量も低調、終盤には大豆粕に投機筋からの旺盛な売りが入ったこともあり、取引はやや弱含みながら終了した。
本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの売り越し、大豆3,000コントラクトの売り越しと見られている。
| 農業法に「革命的」変更? |
本日、USDAのグリッグマン長官は、「米国の小規模農家を守るために、96年農業法には革命的に変更されなければならない。」とコメントした。当局は、農業法改正に向けて現在全米各地で公聴会を行っており、そのうち「農家は、補助金によって生き長らえるのではなく、農産物を売って生きることができるよう、農産物価格上昇を目指す法律にすべきだ。」などの意見が出ている模様。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
週末デルタと東部コーンベルト中心に降雨が見られた。月末までこのWETな予報が継続する見込み。この期間の予報は、デルタは90%の範囲に1-4インチ、東部コーンベルトも90%の範囲に0.5-2インチ、西部ベルトは75%の範囲に0.-1.5インチとなっている。気温は平年よりやや高めという程度。
アルゼンチン
来週にも降雨が期待できる。特に2期作の大豆には恵みの雨。その後はドライな予報。コーンの収穫遅れも問題になるほどではない。
ブラジル
週末の北部地域はドライ。今週はドライな天候が続く予報にて収穫の進捗が期待できる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日天気予報 |
| 気温(平年) | 降水量(平年) | |
| 西部コーンベルト | MA/A(41) |
A/N(0.39/2) |
| 東部コーンベルト | A/MA(47) |
A/N(0.51/2) |
| デルタ | A(59) |
A(0.86/2) |
− 気温は高いが、先週から一転して平年以上の降雨量予報となっており、弱い材料。
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(3月2日-3月16日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 30,355 | 28-35 |
| 大豆 | 22,442 | 21-25 |
| 小麦 | 14,810 | 10-15 |
コーン・大豆とも予想範囲内にてニュートラル。
| 2)ブラジル収穫進捗状況(サフラス発表) |
| 3/17/00 | 3/17/99 | 過去5年平均 | |
| ブラジル全体 | 14% | 20% | 22% |
| パラナ州 | 10% | 27% | 33% |
| マトグロッソドスル州 | 12% | 25% | 29% |
| ゴイアス州 | 25% | 35% | 32% |
予想通りだが、実際に収穫遅れが確認された事で相場にはやや強気材料。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
短期上昇もあるが、プライシングを焦るのはどうか。
その農家は泰然自若としていた。今年のこの時期は例年になく暖かい日が多く、雨の日も比較的少なかったために、イリノイ州ではすでに農地や農機具の作付け前作業が終了に近づいている農家が多いらしい。市場では土中水分不足と言われていたが、同州では4月下旬までがコーンの最適作付け時期で、それまで時間は十分あることから、土中水分量に対する心配は農家にとっては相場で言われていたほどでは無く、それよりも順調に作業が進められそうなことへの楽観視が多いようだ。
農家の気質は概して楽観的と言われるが、今回のドライ予報をめぐる一連の相場については、上記農家の証言が的を射ているのではなかろうか。つまり、(本日のように下げた日に言うのは不本意だが)畑から芽が出る一ヶ月以上も前に「予報」を基に相場が上昇、一方では農家は着々と例年以上のペースで「行われて」いる、というのが現在の状況だ。さて、その上に雨が降った。今回の雨がどれくらい続くかはわからず、まだ短期上昇の可能性は十分ある。しかし、相場は徐々に「予想」に対する恐れから、「眼前の事実」からの影響に目を移すことになるのではないか。土中水分が少しでも上昇したことも「事実」の一つだ。つまり、プライシングのチャンスがこの半月以内辺りに現レベルより下値にある可能性は高い。 ( F )
(大豆)
天気予報次第。ただ下値はサポートされる。
現代の科学の進歩を持ってしても、目先の天気予報ですら当たらない事がある。先週金曜日と今朝の天気予報でなぜこうも予報が変化しているのか?毎度のことではあるがあきれてしまう。目先の天気予報が充てにならないのに、先週発表された30日間、90日間予報なんか充てになるはずがない。
ただ先週の予報が外れたが如く、今回の予報もいつ変るかわからない。また土壌水分が不足しているという現状はまだ変らない。旱魃に対する懸念が完全にぬぐえない限り、下値は残念ながらサポートされてしまう。今日の下げで目標としていた5月限525レベルまで戻ってきた。買いそびれていた人は、ここは欲を出さずに買い下がっていきたい。5月限510割れで仕上がった人には敬意を評しつつ、7月限への買いのタイミングを考えてもらいたい。先週も述べたように、上値のリスクと下値の期待を比べたら、上値のリスクのほうが大きい。5月限は上手く仕上がって貯金ができたと思えば、7月限に対しても手が出し易いのでは?(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)