(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年3月23日

本日の相場

とうもろこし  ---安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  231 1/2-32 3/4  232 3/4  229 1/2  230 1/4  -4 1/4  192921  +1249 
00 JUL  240-40 3/4  240 3/4  238  238 1/4  -4 1/2  145706  +1341 
00 SEP  248 1/4-48  248 1/4  246  246 1/4  -3 3/4  42401  +87 
00 NOV    253 1/4  251  251 1/2  -3 1/2  948  +46 
00 DEC  256 3/4-57 1/4  257 1/4  254 1/2  255 1/4  -3 1/2  105734  +246 
01 MAR  264-64 1/4  264 1/2  262 1/2  263  -3 1/2  11821  -31 
            506925  +2930 

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  527-28  528 1/2  521  522  -9  79129  -1461 
00 JUL  538-38 1/2  539  532  532 3/4  -9  53789  +423 
00 AUG  541-42  542  535 1/2  535 3/4  -9  7746  +94 
00 SEP  543 1/2-43  544  537 3/4  538  -8  4690  -173 
00 NOV  550 1/2-50  552  545 1/2  546  -8  33643  +1063 
01 JAN  557 1/2  558  553 1/2  554  -7 1/2  2529  +4 
            183361  -33 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  16830  -210  MAY  1716  -34  MAY  256 1/4  -5 1/2  107.26-107.58 
JUL  16940  -220  JUL  1750  -35  JUL  268  -5 3/4   
AUG  16950  -220  AUG  1766  -33  SEP  279 1/4  -5 1/2   
SEP  17000  -190  SEP  1781  -34  DEC  294 1/4  -5   
                   

 

本日の相場の動き

天候改善期待調整安。

大平原地域で降っている大雨が西部コーンベルトに移動するとの期待が広がった。輸出振るわず。 

コーンは、週間輸出成約報告が予想を大幅に下回った。一連の相場上昇が米国産コーンの競争力を衰えさせ、中国産等に需要が移動したのではとの懸念が市場に広がり、雨期待による弱気トーンの色彩をさらに濃くした。また、現在米国大平原地域に振っている雨が小麦相場を売らせ、隣のコーンピットに影響を与えた。農家売りは少なかったが、ファンドが間断なく売りを浴びせ、相場価格回復局面はほとんど無かった。 

大豆も、雨期待と輸出成約の不振。ブラジルで降っている雨も、当初予想ほどの収穫遅れをもたらすものではないと判断され、売り気を加えた。大豆油は中国の食用油輸入減退観測からの昨晩のパーム油下げ、大豆粕はその輸出成約が極端に少なかったことから、両商品も売り一色となり、大豆相場に立ち直りのきっかけを与えなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン8,500コントラクトの売り越し、大豆3,500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日と予報は変っていない。今後10日間に3つの前線が予報される。最初は今日から、次は来週火曜日から、最後は来週週末からの予報。これら3つの前線がもたらす降雨量は、西部ベルトの80%の範囲に0.35-1.7インチ、東部ベルトの55%の範囲に0.25-1.3インチとなる見込み。これらの前線の影響で西部ベルトの土壌水分はやや改善が見込まれるが、東部ベルトは現状維持を保つという程度に考えられている。これらの前線の恩恵が少ないと考えられる地域は具体的に、ミズーリー南部、インディアナ北部、オハイオ北西部。 

アルゼンチン  

今日明日、来週前半にかけて2つの前線が予報されている。最初の前線は50-60%の範囲に0.25-1.25インチ、次の前線は40-50%の範囲に0.25-1.25インチの降雨予報となっている。これらの降雨は大豆にはまだ恵みとなる。コーンのコンディションも総じて順調。最近の降雨でやや収穫が遅れ気味となっているが問題になるほどではない。 

ブラジル 

北部中部地域では予報通り前線の影響が少なくなっている。週末から来週にかけてドライな天気が戻ってくる予報。大豆の収穫の進捗が見込まれる。南部地域は週末から雨。範囲は65-70%にて0.3-1.5インチの降雨量予報。北部ほどWETではないが、収穫遅れがやや懸念される。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告 (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  531.7  0.0  34,477.0  32,743.2  7,536.9  72.1 
大豆  394.5  0.0  21,711.0  18,426.5  2,941.0  19.9 
小麦  314.7  0.0  24,024.0  24,778.7  3,309.9  212.6 
大豆粕  68.6  0.1  4,227.9  4,351.2  1,035.7  58.0 
大豆油  4.6  0.0  303.5  720.4  78.2  0.0 

コーン・大豆とも予想の下限。大豆粕、大豆は予想通り。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  946.9  974.9  26,940.1  25,467.9  49,530 
大豆  676.1  1,003.1  18,770.0  15,663.4  24,770 
小麦  340.5  290.0  20,714.1  20,840.8  28,580 
大豆粕  155.4  38.0  3,192.2  3,314.0  6,350 
大豆油  7.3  2.2  225.3  588.8  700 

 

3) NOPA月間搾油高 

 

  2月  1月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  123,359  138,166  125,137 
大豆粕生産量(トン)  2,947,556  3,298,994  2,955,293 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.79  47.75  47.23 
大豆粕輸出量(トン)  436,395  560,510  626,911 
大豆油生産量(千ポンド)  1,407,921  1,568,499  1,415,545 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.41  11.35  11.31 
大豆油在庫量(千ポンド)  1,662,539  1,587,412  1,190,853 

搾油量が前月より大幅に落ち込んでいるにもかかわらず、大豆油在庫量が増加しており、どちらにも弱い材料と考えられた。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

期近220台は買い始めるレベル。 

新穀の期末在庫率予想は昨年より低く、本格作付けまではまだ間があり、USDAによる二大報告を月末に控え、一応土中水分不足懸念もまだ残っている。実は弱材料も輪をかけて枚挙に暇がないのであるが、この時期の下値限界は自ずと形成されている。月末に需給の根本が変わる可能性はあるが、その時の下値リスクを考えても期近220台は買いを少しずつ始めるレベル。 ( F ) 

 

(大豆) 

明日更に安値があれば、5月限7月限ともに少しは買っておきたい。 

この時期にこれほど天候が云々される相場も珍しい。流れからいけば明日も寄り付きから弱いと思うが、朝方の天気予報で様子が一変しているかもしれない。一旦大きなラリーを我慢してこのレベルまで戻ってきた。ドライな土壌水分は変っておらず、下値はサポートされやすい。昔の価格、5月限510まで待つと言うのは、少し冒険し過ぎではないかと思う。明日の安値場面は買いでいいと思う。 

来週いよいよ、在庫レポート、作付意向面積の発表となる。その前に各アナリスト等からの予想が出てくるが、輸出数量が順調な事(昨年72%の進捗率、今年は76%)から、在庫数量は昨年同時期より少ない事が確実視されている。作付面積も2月に言われていたような7500万エーカーには恐らくならない見込み。南部地域ではすでに作付けが始まっているが、コーン・大豆ではなく、綿実・マイロが多く作付けされている。また今月のコーンの価格上昇からコーンに対する作付け意欲が大きくなってきている。昨年の7380万エーカーを下回る予想が出てくれば、大きな上げの材料となる。 

恐らく来週出てくる予想は強気な数字が並ぶと考えられ、底堅い展開が想定される。ひとまず安心しておく為にも今週の安値場面は、タイミングのいい買い場であると思う。 

今後10日間で予報されている降雨による下げは、今日ほとんど織込んだように思う。残念ながら、WETな10日間の後は、ドライな1週間が予報されている。天気予報は本当に水物だが、天気予報だけで今日のような下げをもう一度期待するのはちょっと難しい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)