(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年3月27日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---高値寄り付き、マチマチの引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 233 1/2-34 | 234 3/4 | 229 3/4 | 232 1/2 | +1/2 | 187333 | -1928 |
| 00 JUL | 241 1/2-41 | 243 | 238 1/4 | 240 3/4 | +1/2 | 147494 | +1639 |
| 00 SEP | 249 3/4-50 | 250 1/2 | 246 1/4 | 248 3/4 | +1 | 43149 | +245 |
| 00 NOV | 254 1/2 | 254 1/2 | 252 1/2 | 253 1/2 | +1/4 | 936 | -8 |
| 00 DEC | 258 1/2-58 | 259 1/4 | 255 3/4 | 257 1/2 | +1/4 | 106888 | +578 |
| 01 MAR | 266 | 267 | 264 | 265 1/4 | -1/4 | 12184 | +77 |
| 505541 | +703 |
大豆 --- 高値寄り付き、小幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 535-33 1/2 | 535 3/4 | 527 1/2 | 531 1/2 | +3/4 | 75792 | -2299 |
| 00 JUL | 544 1/2-45 1/4 | 545 3/4 | 538 1/2 | 542 | +3/4 | 55363 | +1559 |
| 00 AUG | 548 | 549 | 542 | 545 | +1/4 | 8044 | +266 |
| 00 SEP | 551 1/2-50 | 551 1/2 | 544 1/2 | 546 1/2 | +0 | 4640 | +20 |
| 00 NOV | 557-56 1/2 | 558 1/4 | 551 1/2 | 556 | +1 1/2 | 34747 | +677 |
| 01 JAN | 562 1/2 | 564 1/2 | 560 | 562 1/2 | +1/2 | 2523 | +5 |
| 183575 | +767 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 16920 | -90 | MAY | 1760 | +20 | MAY | 254 1/2 | +1 3/4 | 106.67-107.09 |
| JUL | 17090 | -80 | JUL | 1790 | +19 | JUL | 265 3/4 | +1 | |
| AUG | 17130 | +10 | AUG | 1805 | +20 | SEP | 277 | +1 1/4 | |
| SEP | 17190 | +40 | SEP | 1817 | +20 | DEC | 292 1/2 | +2 | |
| 本日の相場の動き |
動きづらい展開。上げれば戻され、下げれば戻され。
雨をめぐる見方、時折のファンドの注文、商業筋の売りなどにより上下を繰り返した。
コーン・大豆相場は、週末の少雨を好感したナイトセッションの流れから高めに寄り付いたが、今後の雨の行方をめぐって見方が分かれ、すぐにその勢いを失い安値圏へ。今週末の雨予報がその背景だが、雨予報を多くの予報家が支持しているわけではなかったため、その影響力は大きくなかった。その後、一部のファンドによる断続的な買いを上昇圧力とし、一部の商業筋の売りを下落圧力として、相場は上下する不安定な展開となった。しかし、今週金曜日のUSDA報告を前にして動きにくかったのか市場参加者は多くなく、一部の参加者の動きを追うだけの展開となった。日本での口蹄疫についての報道も話題となり、需要減退をほのめかす要因と取られ、コーン・大豆粕市場の弱材料の一つとなった。
本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの買い越し、大豆100コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
週末の降雨量は35-40%の範囲に0.2-1.2インチと予報を下回るものとなった。今後6日間にも土壌水分の改善につながるようなまとまった降雨は期待できない。弱い前線が2回通過するが、最初の前線から予報される降雨量は0.2インチ以下、次の前線からは40%の範囲に0.1-0.5インチ程度の予報。ただ来週の前半にある程度まとまった降雨が期待できる。範囲は65-70%にて降雨量は0.25-1.25インチとなる予報。
アルゼンチン
週末は東部を中心に65%の範囲に0.5-2.0インチの降雨が見られた。今後は涼しくドライな天候が続く見込み。気温は低めだが、最低気温でも40度台と予報されており、大豆の生育にはなんら問題はない。コーンの収穫進捗も平年並みにて比較的順調。およそ1/3の収穫が終了したと考えられている。
ブラジル
中部北部地域はドライな天候が週末から続いている。今後7日間もドライ予報にて、収穫が急ピッチで進む事が期待される。一方南部はWETな予報。週末の降雨は75%の範囲に0.5-2.0インチであった。今週も散発的な降雨が予報され、降雨量は0.3-1.25インチになる見込み。南部地域での収穫遅れが懸念されてきた。先週末段階でのブラジルの大豆収穫進捗状況は約24%にて平均より11%遅れている。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日天気予報 |
| 気温(平年) | 降水量(平年) | |
| 西部コーンベルト | B(41) |
N/A(0.39/2) |
| 東部コーンベルト | N/B(47) |
N/A(0.51/2) |
| デルタ | N/A(59) |
A/N(0.86/2) |
− やや弱材料。全ての地域で降水量予報が平年並み以上となっている。
| 過去4ヶ月間降水量(ウエザーサービシズ社/例年が100) |
| 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | |
| サウスダコタ | 29 | 15 | 31 | 98 |
| ミネソタ | 29 | 19 | 61 | 115 |
| アイオア | 48 | 44 | 54 | 85 |
| ネブラスカ | 39 | 30 | 20 | 118 |
| ミズーリー | 44 | 167 | 59 | 123 |
| ウイスコンシン | 49 | 44 | 95 | 97 |
| イリノイ | 20 | 91 | 45 | 106 |
| インディアナ | 22 | 88 | 68 | 109 |
| ミシガン | 47 | 69 | 49 | 57 |
| オハイオ | 72 | 83 | 78 | 106 |
| ケンタッキー | 46 | 83 | 101 | 128 |
3月も中西部全体でみれば、結局平年以下の降水量になる見込み。
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(3月17日-3月23日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 39,683 | 28-37 |
| 大豆 | 23,689 | 16-22 |
| 小麦 | 16,546 | 10-15 |
コーン・大豆とも予想より多く、サポート要因となった。
| 2) コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ/オプションズ) |
ファンドネットポジション (単位:コントラクト)
| 3月21日現在 | フューチャーズのみ | |
| とうもろこし | 77,649 LONG | 133,065 LONG |
| 大豆 | 33,999 LONG | 40,376 LONG |
| 大豆粕 | 33,813 LONG | 31,432 LONG |
| 大豆油 | 8,208 LONG | 8,288 LONG |
コーンは予想よりロングが少なく、ややサポート要因。大豆は予想通り。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
今週のコーン買いターゲットは5月限月220台。
USDA報告を前にしたナーバスな動きの中で、220台を拾っていくことを勧める。今週中の220台半ばも可能性はあるが、天候が大きな要因を占める今、220台は欲張らずに買いたい。( F )
(大豆)
今週は最近の新高値トライの動き。
残念ながら今週まとまった降雨が期待できなくなった。目に見える雨があれば、ファンドの売りも期待できたところだが、今週は天気予報が大きな弱い材料になる可能性が少なくなった。ファンドのロングは相変わらず膨らんでおり上値も抵抗されるが、今週各アナリストから発表される四半期在庫レポートと作付意向面積レポートはやや強気なものが多いと考えられ、今週は高値トライの展開を予想する。
中期的には意見は変らず、高値リスクが大きい。天気予報のコラムに最近4ヶ月間の降水量推移を載せておいたので参照して欲しい。ラニーニャの影響から明らかに降水量が減少している事が分かる。別のデータによれば、全米の昨年7-12月の降水量累計は例年の2/3以下であったという統計もある。
一方、今年は暖冬であった。暖冬のため例年より早く地面がぬかるんできた。地面が凍って堅くなっているのと、ぬかるんでいるのとでは同じ降水量でも土中に浸透していく水分量に違いがあるという。したがい今年は降水量は少ないが、思っているより土壌水分は不足していないと見る向きもいる。ただ不足していると事実は変らない。
土壌水分が不足していても、作付けの前に雨があり、発芽さえされれば後はまた何とかなるという考えもある。発芽→土壌水分不足身→根が下に十分伸びる→適度な雨→開花時期に充分な降雨→理想的。だが土壌水分が足りないという事はいつもダメージを受ける心配がついてまわるわけにて、上記のような理想的なパターンになる確率はものすごく少ない。
4月にまとまった降雨が見られ、またブラジルの収穫進捗のプレッシャーから下げる場面があれば、そこは絶好の買い場とみておきたい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)