(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年3月31日

本日の相場

とうもろこし  ---高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  235 1/2-35  238 1/2  234 1/4  +236  +2 3/4  173587  +776 
00 JUL  243 3/4-43 1/4  246 1/4  243  244 1/2  +2 3/4  152028  +2061 
00 SEP  250 1/2-50 1/4  253  250 1/4  252  +3  44053  +804 
00 NOV  256 1/2  259 3/4  256  257 1/2  +3 1/4  975   
00 DEC  259 3/4-59 1/2  262  259  260 1/2  +2 1/2  107097  -1747 
01 MAR  267 3/4-64 1/2  269 1/2  264 1/2  268 3/4  +2 1/2  12652  +390 
            498584  +2510 

 

大豆     --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  541 1/2-42 1/2  548 1/2  540 1/2  545 1/2  +8  71818  -434 
00 JUL  552-53  559  551 3/4  557 1/2  +9 1/2  55917  +69 
00 AUG  555 1/2-55  561  555  560  +9 1/4  8658  +209 
00 SEP  556 1/2-56  562 1/2  556  562  +9 1/2  4756  +69 
00 NOV  564-63 1/2  570 1/2  563  568 1/2  +9  36424  +629 
01 JAN  570 1/2  577  570 1/2  576  +9 1/4  2409  -144 
            183362  +815 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  17220  +140  MAY  1831  +43  MAY  262 1/4  +6 3/4   
JUL  17430  +260  JUL  1870  +48  JUL  274 1/4  +7   
AUG  17460  +250  AUG  1888  +50  SEP  285  +6 3/4   
SEP  17520  +300  SEP  1903  +51  DEC  300 3/4  +7   
                   

 

本日の相場の動き

USDA報告、全体としてはやや強材料。

本日寄り付き前に、3月31日時点の在庫報告と、00/01年度クロップの作付け意向報告が発表された。目立った特徴は、在庫報告では大豆・小麦が予想平均を下回ったこと、作付け意向報告ではコーン・大豆が予想平均を上回ったことである。市場では、在庫報告は事実を反映した数字であり、今後変化する可能性がある作付け意向報告よりも重視され、寄り付きは大豆にファンドの買い注文が殺到、相場を一気に10セント高まで押し上げた。大豆の急上昇は他商品にも影響を与え、小麦・コーンも買いが先行した。 

しかし、セッション前半の上昇には米国中西部の水分不足懸念も背景にあった。今週末から来週にかけての雨の可能性が、さらに低くなったと今朝予報され、作付・在庫報告が決して強い数字でなかったコーンをも、買いを集めさせた。大豆はその時点で一年ぶりの高値となった。USDA報告の内容が大きな驚きをともなう内容ではなかったため、そのうち相場の関心事は天候に移った。セッション中盤になると、クロップキャスト社やGWS社が逆に雨の範囲を広めたため、相場は序盤の勢いを失い、高値推移継続するも上げ幅を若干狭め、閑散となった。閑散となったコーン・大豆相場は少しずつ値を削ったが、今度は小麦が急伸を始める。生育地の低気温が原因だが、小麦はファンドがこれまで売り越しであっただけに、力強く買い上がられた。最近ファンドの急激な買いが目立つ大豆油も後半の対象になり、値を上げたことも、大豆相場をサポートし、コーンの値を容易に削らせなかった。 

農家売りが最高値から値を崩した場面では急減していたことが特徴であった。 

本日のファンドの動きは、コーン7,000コントラクトの買い越し、大豆8,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

現在概ねドライだが、来週月曜日まで続きそう。その後45%の範囲に雨をもたらすが、雨の可能性のある範囲は昨日に引き続き狭まってきている。コーンベルト全体に広がっている土中水分不足の懸念が高まる恐れがある。コーンの作付けは今後2週間で本格的に始まるが、雨による遅れはほとんど無さそうだ。 

アルゼンチン  

来週頭に雨がありそうだ。それまではドライ。来週の雨は、北部と西部が中心となる。ただ、あまり長くは続かないため、収穫遅れを引き起こす公算は低い。 

ブラジル 

来週まで比較的軽い雨が続きそうだが、収穫作業に大きな支障はない。現在は北部と南部の約15%の地域で雨となっており、来週まで軽い雨が各地で見られそう。すでに約3分の1のクロップが収穫されているが、その作業が遅れることは予想していない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
USDA在庫報告 (単位: 百万エーカー)

 

  在庫量(3月1日時点)  事前予想平均  事前予想範囲  99年12月1日時点  99年3月1日時点 

コーン 

 

5.606 

 

5.573 

 

5.400-5.690 

 

8.02 

 

5.696 

 

大豆 

 

1.397 

 

1.42 

 

1.370-1.480 

 

2.182 

 

1.458 

 

小麦 

 

1.412 

 

1.447 

 

1.391-1.550 

 

1.879 

 

1.445 

 

 

USDA 00/01年度作付け意向報告 (単位: 十億ブッシェル) 

 

  作付面積意向  事前予想平均  事前予想範囲  99年作付実績 
コーン  77.881  77.346  76.2-79.0  77.431 
大豆  74.871  74.585  72.9-76.5  73.780 
小麦  61.664  NA  NA  62.814 

 

本日のトーメンの意見

 

下値狙いは正解かも知れないが、先月以上に欲張りは禁物。

相場は作付意向・在庫報告を袖にし、主役をまたも天気予報家に与えた。興味深いのは、本日天候を背景に上昇したからこそ、逆に今後の安値を皆に期待させたという事実だ。ここ最近天候による度重なる上下相場を経験しただけに、「本日天候相場を確認できたこと。」は、下値拾いの期待を持った需要家を安心させたはずである。おそらく、その期待は短期的には正しい。ただ、目先の不安要因だったUSDA報告をとりあえずやり過ごした来月は、需要家はより一層「安心して」下値狙いすることになる。狙われる値位置はコーン5月限だったら230割れ、7月限だったら240割れ。大豆5月限は530割れか。そのレベル前後に、来月はより大きな量の買い注文が置かれる。作付け前の相場の下限はそう遠くない位置にある。その現状で、下値での買い注文が増加する訳である。今週水曜日の買いチャンスも一瞬であったが、期待できる買い場は今週の安値よりも高いはずだ。( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)