(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年4月3日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---高値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 238 1/2-39 | 239 | 233 3/4 | 234 1/4 | -1 3/4 | 172739 | -848 |
| 00 JUL | 247 1/2-48 | 248 | 242 1/2 | 242 3/4 | -1 3/4 | 153801 | +1773 |
| 00 SEP | 254 3/4-54 1/2 | 254 3/4 | 250 | 250 1/4 | -1 3/4 | 44183 | +130 |
| 00 NOV | 258 1/2-58 | 258 1/2 | 255 1/2 | 255 3/4 | -1 3/4 | 977 | +2 |
| 00 DEC | 264 1/4-64 | 264 1/4 | 259 1/4 | 259 1/2 | -1 | 108253 | +1156 |
| 01 MAR | 271-70 3/4 | 271 | 267 1/2 | 267 3/4 | -1 | 12988 | +336 |
| 501404 | +2820 |
大豆 --- 高値寄り付き、小幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 550-48 1/2 | 554 | 546 | 546 1/2 | +1 | 76777 | +4959 |
| 00 JUL | 562-63 | 566 | 558 | 558 1/2 | +1 | 59990 | +4073 |
| 00 AUG | 565 1/2-65 | 569 | 561 1/2 | 561 3/4 | +1 3/4 | 9193 | +535 |
| 00 SEP | 566 1/2-67 | 571 1/2 | 563 1/2 | 563 3/4 | +1 3/4 | 4758 | +2 |
| 00 NOV | 575-75 1/2 | 579 | 571 | 572 | +3 1/2 | 37555 | +1131 |
| 01 JAN | 581 1/2-81 | 586 | 579 | 579 1/2 | +3 1/2 | 2477 | +68 |
| 194607 | +11245 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 17220 | +0 | MAY | 1854 | +23 | MAY | 257 3/4 | -4 1/2 | 104.61-105.15 |
| JUL | 17340 | -90 | JUL | 1886 | +16 | JUL | 269 1/4 | -5 | |
| AUG | 17370 | -90 | AUG | 1901 | +13 | SEP | 280 3/4 | -4 1/4 | |
| SEP | 17370 | -150 | SEP | 1916 | +13 | DEC | 295 3/4 | -5 | |
| 本日の相場の動き |
小麦につられる。口蹄疫が拍車。
週末の天候が予想以下の降雨量。それに反応してナイトセッションが高値推移。寄り付きは、思惑買いが集まり、高値で始まった。しかし、今日は天候で上げた相場が長くは続かなかった。結局寄り付き時近辺が最高値で、後はずるずると値崩れの展開。
背景には色々あるが、最大は小麦ピットへの売り注文であろう。生育地の低気温による霜害が心配され最近相場が上昇していたが、どうやら霜が出るほどは気温が低くなさそうと報じられ、コーン・大豆とともに高値寄り付きはしたものの、すぐに売り一色となった。また、口蹄疫問題も、コーン・大豆相場に影を落とした。韓国で同疫病が科学的に確認されたことで、今後米国産飼料原料需要にどのような影響があるかが様々取り沙汰されたが、見方が完全に分かれた。ただ、「韓国の買いが細ることから、目先は、同国からの買い付け需要が減少するはずだ。」という短期的な観測は市場でほぼ一致し、売りの一因となった。
先週の相場回復に反応したコーン・大豆の農家売りが比較的多かったことも、後半のファンドの売りに加勢をした。取引開始時には、見向きもされなかった、昨金曜日のNWS6-10日の雨がち予報も、後半には材料視され始め、引けまで値を戻す展開はほとんどないまま、コーンは安値圏、大豆も前日比高値ながらも、本日の最安値圏まで値を崩して取引を終了した。
本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
先週末の降雨量は予想以下。30-35%の範囲に0.2-0.9インチにとどまった。次の降雨は金曜日。範囲は35-40%にて降雨量は0.2-1.0インチの予報。その次の降雨は来週の月曜日から。範囲はやはり35%程度にて降雨量も多くは望めない。概して今後10日間の降雨は平年より少な目を予報する予報家が多い。
1,2月に続き3月も中西部の降雨量は平年以下となった。アイオア南部、イリノイ北部、ミズーリー中部は特に降雨量が少なく、平年の25-50%であったと考えられる。また3月に中西部の気温は異常といえるほど暖かいものであった。このため、土壌水分の蒸発が進む事になった。コーンの作付けはもうすぐ本格化するが、作付け後の生育状況に不安が残る。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日天気予報 |
| 気温(平年) | 降水量(平年) | |
| 西部コーンベルト | A/N(41) |
N(0.39/2) |
| 東部コーンベルト | A/N(47) |
N(0.51/2) |
| デルタ | A(59) |
N/A(0.86/2) |
− ニュートラル。
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(3月24日-3月30日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 35,916 | 30-35 |
| 大豆 | 18,617 | 17-24 |
| 小麦 | 17,075 | 13-17 |
コーンはやや強き材料、大豆は中立。
| 2)作付け進捗率 |
| 4/2現在 | 昨年 | 平均 | |
| コーン | 2% | 2% | 1% |
| マイロ | 13% | 12% | 12% |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
目先は、下値はサポートされる。しかし、4月一杯だったら安値狙い。
主生産地で作付けが始まった。最盛期は来週以降となるが、繰り返し述べているように、今年の早期作付け進展の公算は昨年以上に大きい。昨秋・昨冬の降水量不足に起因する土中水分不足懸念は、コーン相場の値位置を3月中に約20セントも上昇させた。が、3月中の降雨は、表土水分を適度に保っている。作付けのみに関して言えば、農家にとってはこの表面の土壌水分さえ適当であれば、作付けを開始するに支障はない。土壌温度は理想的。当面、雨による遅れは予報されていない。納屋には、一昨年の農家補助金で購入したピッカピカの高性能トラクターが、整備を終えて今や遅しと播種作業を待っている。
かくして作付けは好調に進展、そして、その後の発芽も順調となる環境はこれ以上ないほど整っている。そこまでは問題はない。でも、そう、その後が問題。表面から10インチ前後より下は、カチカチに固まっており、少しの雨だったら吸収されないまま流れてしまう。発芽後、根を張るときに問題となり、そして受粉をミスする可能性に発展する。言うまでもないが、それを見越して相場が上昇しているわけだ。確かに、状況変化には大雨が必要だ。しかし、そのチャンスは5月中旬まである。すでに、リスクの20セントは相場に上乗せされている。もちろん、本当に雨がなければその20セントで済む話ではないが、発芽まではおそらく順調、最終的に雨が欲しい時期まではまだ一ヶ月以上ある。そのリスクとチャンスの比較である。それは、発芽までの環境という事実と、雨がない「かも」との比較である。そして、昨年の春先も同様の環境下であった。違いは、今年はラ・ニーニャで、昨年はエル・ニーニョの残滓が残っていたことくらいか。どちらの場合も、天気予報家は夏場の旱魃を喧伝していたが。
4月中の安値を予想。 ( F )
(大豆)
下げたら買い。
今日の寄り付きからの上げは明らかに行き過ぎと思ったが、その場面でも売りオーダーを入れる気にはならなかった。2月に比べ底値が二段階上がっている。10数セントの下げは期待できるだろうが、実際に何かあればここからでも上値はまだ下げ余地以上に大きい。目の前の小さな利益を取にいけば、大怪我をする可能性も高い。実際に作付けにトラブルが出てくる気配が見えてくれば、6ドルが現実のものになる。こう考えているトレーダーは多いようだ。下げたら買いが入る。もしまだ5月限を買い残している人がいればここが思案のしどころ。535くらいまで、アイデアを上げておかなければ買いそびれる可能性も大きい。それかとことん待つかということになる。それも一計ではあるが、下値には525レベル、510レベルに大きなサポートがありそれ以上はまず望めない。上値は6ドル以上もありうる。割のいいギャンブルにはならないように思う。
先週ネブラスカ、サウスダコタと出張して農家と話をしてきた。農家は基本的に保守的。以前は早くても大豆の作付けは5月1日以降でなければ始めなかったという。標準として5月15日からのスタートがこれらの地域ではメインであった。ところがここ2,3年の気温の上昇により、早く作付けをする農家が出てきた。しかも今までのところ、早く作付けした農家の方が単収が上がっている。今の気温はまだ夜中に氷点下まで下がる為に作付けはできないが、それでも4月15日には始めたいという意見であった。大豆の天候相場も思ったより早く始まり、結論も早くでることになりそうだ。
本当に今年の天候は異常。カナダのサプライヤーは3月には雪がなくなってしまい、スキーができなかったと嘆いていたし、シカゴも先週末には庭の芝刈りをする羽目になった。こんなに早く芝刈りをした事は記憶にないとの隣人達のコメント。こんな異常気象の時に連続しての豊作を期待していいものであろうか?純粋に疑問に思う。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)