(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年4月11日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---安値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 225 1/4-26 | 227 | 223 | 223 1/4 | -3 3/4 | 145260 | -7543 |
| 00 JUL | 234 1/4-33 3/4 | 235 3/4 | 231 1/2 | 231 3/4 | -3 3/4 | 168405 | +6834 |
| 00 SEP | 241 1/2-41 3/4 | 243 | 239 1/2 | 239 3/4 | -3 1/2 | 46083 | +65 |
| 00 NOV | 247 1/2 | 248 1/4 | 245 | 245 1/2 | -3 1/4 | 959 | |
| 00 DEC | 251-51 1/2 | 252 3/4 | 248 3/4 | 249 1/4 | -3 1/4 | 112860 | -113 |
| 01 MAR | 259 3/4 | 260 3/4 | 257 1/2 | 257 3/4 | -3 1/2 | 13605 | +120 |
| 496086 | -665 |
大豆 --- 安値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 529 1/2-28 1/2 | 535 1/2 | 527 1/2 | 528 | -4 | 64442 | -3239 |
| 00 JUL | 540-41 | 547 | 539 | 539 1/2 | -4 1/2 | 64911 | +795 |
| 00 AUG | 544 1/2-45 | 550 | 542 1/2 | 542 3/4 | -4 1/4 | 8505 | -526 |
| 00 SEP | 547 1/2 | 552 1/2 | 544 1/2 | 544 1/2 | -4 3/4 | 4900 | +16 |
| 00 NOV | 553 1/2-54 | 559 | 551 | 551 1/2 | -5 1/4 | 42172 | +438 |
| 01 JAN | 560 1/2 | 565 1/2 | 559 | 559 1/2 | -5 | 3136 | +115 |
| 194553 | -2233 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 16780 | -150 | MAY | 1773 | -4 | MAY | 252 3/4 | +0 | 106.88-107.00 |
| JUL | 16910 | -120 | JUL | 1806 | -7 | JUL | 264 3/4 | -1/4 | |
| AUG | 16880 | -170 | AUG | 1822 | -10 | SEP | 276 | +1/4 | |
| SEP | 16920 | -150 | SEP | 1839 | -6 | DEC | 290 3/4 | -1/4 | |
| 本日の相場の動き |
雨の範囲広がる。需給報告も微妙に作用。ファンドが売り側。
USDAの需給・生産量報告は、目を見張るような数字の変化は無かったが、全体的にコーン相場にはやや弱い材料、大豆にはやや強めの働きをした。
コーン需給報告においては、輸出の減少などで前月見込みより米国期末在庫が2千万ブッシェル増。その他目を引いたのは、南アフリカ産の生産量(1000万トン)増加にともなう輸出量(180万トン)増と、中国の輸出量も100万トン引き上げられ900万トンと見込まれたことであり、本日のコーン相場に弱気基調を形成した。しかしながら、相場の主役は本日も雨。昨日の6-10日予報で西部ベルトの降雨が期待できるとの予報になったことが、現在降り続いているシカゴ地方の空模様とともに、ファンドの売りを促した。また、韓国が口蹄疫に関わり20万頭の牛を屠殺した影響で、コーンの輸入ペースを落としているとの情報も、相場に重くのしかかった。中盤には、大豆の急伸に影響されて昨日引け値近くまで戻す場面もあったが、基調は変わらなかった。
大豆需給報告は、米国輸出が市場最高レベルの930万ブッシェルまで引き上げられ、期末在庫が減少したことは強い材料と取られたが、期末在庫は3億ブッシェル以上を維持したことが買い心理を弱めた。ただ、3月1日時点在庫報告から見て、期末在庫が今後さらに引き下げられる可能性は大きいとして、中盤まで大豆相場を堅調に推移させる原動力にはなっていた。米国大豆油在庫が大幅に減少したことが話題になり、買いの一因となっていたが、それでもまだ在庫率は高いと判断され、終盤にはその勢いを失った。一日の相場の動きは、寄り付き後一気に買われたが、その後雨予報に少しずつ値を削られ、コーン相場に合わせるように終盤安値圏へ入り、一日の最安値圏で引けた。
本日のファンドの動きは、コーン7,000コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの売り越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
昨日から今日にかけて40%範囲に0.2-0.6インチの降雨が見られた。特にアイオア南部、イリノイ西部では1-1.5インチもの降雨に恵まれた。次の降雨は金曜日遅くからの予報。北部ベルトを中心に全体の55%の範囲に0.2-1.0インチの降雨を予報。今日の天気図からは来週に予報されていた前線は消えている。
今週の気温は平年より低めだが、週末から来週にかけては平年並み以上の気温となる。コーンの作付けには絶好の状況にて、一気に進捗する事が期待される。現在中西部にてコーンの作付けが進んでいるのはミズーリーくらい。ここは半分くらいが終了している。
今現在、東部ベルトの表層土の水分は問題ないが、西部ベルトはまだ足りない地域が見られる。下層土についてはベルト全体に不足している状況に変りはない。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT |
@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)
| 1998-1999 | 1999-2000 | |||
| MAR | APR11 | MAR | APR11 | |
| 作付面積(百万エーカー) | 72.0 | 72.0 | 73.8 | 73.8 |
| 収穫面積(百万エーカー) | 70.4 | 70.4 | 72.5 | 72.5 |
| 単収(ブッシェル/エーカー) | 38.9 | 38.9 | 36.5 | 36.5 |
| 初期在庫 | 200 | 200 | 348 | 348 |
| 生産量 | 2,741 | 2,741 | 2,643 | 2,643 |
| 輸入 | 3 | 3 | 3 | 3 |
| ・供給合計 | 2,944 | 2,944 | 2,994 | 2,994 |
| 搾油用 | 1,590 | 1,590 | 1,600 | 1,590 |
| 輸出用 | 801 | 801 | 910 | 930 |
| 種子・飼料用 | 89 | 89 | 90 | 90 |
| その他 | 116 | 116 | 69 | 79 |
| ・需要合計 | 2,596 | 2,595 | 2,669 | 2,689 |
| 期末在庫 | 348 | 348 | 325 | 305 |
| 農家平均価格($/ブッシェル) | 4.93 | 4.93 | 4.50-4.900 | 4.50-4.90 |
− 予想通りの発表だが期末在庫が減少しておりややサポーティブと見る向きもあった。搾油高を1000万ブッシェル減らし、輸出高を2000万ブッシェル、そ の他を1000万ブッシェル増やした事から、期末在庫が2000万ブッシェルの減少となった。
A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)
| 1998−1999 | 1999-2000 | |||
| MAR | APR11 | MAR | APR11 | |
| 作付面積(百万エーカー) | 80.2 | 80.2 | 77.4 | 77.4 |
| 収穫面積(百万エーカー) | 72.6 | 72.6 | 70.5 | 70.5 |
| 単収(ブッシェル/エーカー) | 134.4 | 134.4 | 133.8 | 133.8 |
| 初期在庫 | 1,308 | 1,308 | 1,787 | 1,787 |
| 生産量 | 9,761 | 9,759 | 9,437 | 9,437 |
| 輸入 | 19 | 19 | 15 | 15 |
| ・供給合計 | 11,088 | 11,085 | 11,239 | 11,239 |
| 飼料用その他 | 5,489 | 5,496 | 5,650 | 5,650 |
| 食用・種子用・工業用 | 1,822 | 1,822 | 1,900 | 1,930 |
| 輸出用 | 1,981 | 1,981 | 1,950 | 1,900 |
| ・需要合計 | 9,291 | 9,298 | 9,500 | 9,480 |
| 期末在庫 | 1,796 | 1,787 | 1,739 | 1,759 |
| 農家平均価格($/ブッシェル) | 1.94 | 1.94 | 1.85-1.95 | 1.85-1.95 |
−やや弱気材料となった。食用・種子用・工業用を3000万ブッシェル増やしているが、輸出高を5000万ブッシェル減らした為、期末在庫は2000万ブッシェル の増加となった。事前予想はほぼ変らない期末在庫予想であった。
B99/00クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン)
(( )内は前月発表)
○コーン
| 生産量 | 輸出 | ||
| 中国 | 128.00 (128.00) | 9.00 (8.00) | |
| アルゼンチン | 15.50 (15.50) | 8.70 (8.70) | |
| 南アフリカ | 10.00 (9.50) | 1.80 (1.50) |
○大豆
| 生産量 | 輸出 | |
| アルゼンチン | 21.00 (20.00) | 4.00 (3.75) |
| ブラジル | 30.50 (30.50) | 9.10 (9.30) |
−南アのコーン生産量増加、アルゼンチンの大豆生産量増加とも事前予想通りにてニュートラル。中国のコーン輸出量の増加については、今回の口蹄鉄疫 の問題から疑問視する声が出ている。
| 2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) |
| 4月7日 | 前週 | 前年同期 | |
| コーン | 7,855 | 7,544 | NA |
| 大豆 | 5,567 | 5,322 | NA |
| 小麦 | 34,783 | 34,674 | 32,976 |
- ニュートラル。
| 3)ローンデータ (百万ブッシェル) |
−コーン−
| 4月4日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997crop | 0.1 | unch | 21.6 | unch | 1,118.8 | 1,140.5 |
| 1998crop | 2.3 | -2.1 | 44.0 | 0.2 | 1,718.0 | 1,764.3 |
| 1999crop | 925.8 | -7.1 | 0.0 | unch | 426.8 | 1,352.6 |
−大豆−
| 4月4日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997crop | 0.0 | unch | 6.7 | unch | 259.6 | 266.3 |
| 1998crop | 0.6 | - 0.1 | 11.5 | unch | 329.0 | 341.0 |
| 1999crop | 181.6 | -4.3 | 0.0 | unch | 99.9 | 281.5 |
−コーン・大豆ともニュートラル
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
買いはターゲットまで待ち。
ターゲットは5月限220割れ、7月限228前後。3月中の相場上昇は、気の早い天候リスクに拠るものである。作付けが始まっていなかったにもかかわらず、また、作付け環境を判断するには時間的余裕が十分あったにもかかわらず、一部のドライ観測に市場参加者が乗ってしまった結果であり、現在はそのメッキが剥がれている過程だ。
さて、その早過ぎた天候プレミアムが上積みされていく前段階の2月末時点の相場は、5月限220・7月限228強であった。それがとりあえずのターゲットの根拠である。メッキが貼られる時点の相場までが底との無難な見方もできるが、短期的にはこれらを割れる可能性は十分ある。理由の一つは、ファンドの買い越し姿勢の調整だ。本日のファンドの大量売りを見ても、ファンドは手元の大量買いポジションに不安を感じていることが見て取れる。また、作付けは平年並みどころが「理想的」な環境の中で、順調に進行していることもある。繰り返し述べているように、作付けと発芽に問題がある環境のフィールドは極めて少ない。ドライ・ドライと騒ぐのは、本来はその後の生育過程に影響がある土中水分不足の「可能性」に関係するのみだ。農家は、それほど後日の「可能性」については気にすることなく、作業を進めている。これらの理由から、相場は天候プレミアム開始以前の相場を今後下回ることになる。
しかし、それ以上の大幅下値は期待していない。また、ターゲットを下回る相場が長く続くことも考えていない。いくら00/01年度の作付け・発芽が順調でも、99/00年度の期末在庫率とは直接関わりはない。99/00年度需給レベルからの底値は自ずから決まっている。今年の場合、夏を乗り切る前までの期近底値限界値レベルは215〜220と見ている。当分は、上記ターゲットを割れた相場は積極的に買うことを勧める。 ( F )
(大豆)
雨予報にファンドが反応している。大豆はまだサポートラインを抜けていないが、コーンがサポートラインを抜けており目先弱い。このレベルからは買っていっていいと思うが、コーンが弱いだけに買いは少な目にしておくのも一案。
需給報告が話題とされたのは最初の30分だけ。後は天気、天気、天気。コーンの作付けが始まったばかりで、これほど天気のみで相場が大きく左右される事も記憶にないが、憶測が大部分入っての相場だけに行き過ぎた反応から大きく下げる可能性も否定できなくなっている。ただ今日のレポートから読み取れるUS産大豆の在庫率は11%、世界大豆は10%。ファンダメンタルからはいつまでも5ドル近辺にてうろうろしている環境にない。下げたら買い、を続けていくものが今年の勝者になる。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)