(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年4月20日

本日の相場

とうもろこし  ---安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  224 3/4 - 25  227 3/4  224 3/4  226 3/4  -1  98285  -5440 
00 JUL  234 - 33 1/2  236 1/2  233 1/2  235 3/4  -1  203659  +5030 
00 SEP  241 3/4 - 41 1/2  244 3/4  241 1/2  243 1/2  -1 1/4  51606  +3145 
00 NOV  248 1/2  250 1/4  248 1/2  249 1/4  -1 3/4  907   
00 DEC  250 1/4 - 50 1/2  254 1/2  250 1/4  253 3/4  -3/4  115441  +751 
01 MAR  259 1/4 - 59  262 1/2  259  262 1/2  -1/2  13763  +46 
            493333  +3734 

 

大豆     --- 安値寄り付き、やや安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  530 - 31 1/2  537  529 3/4  536 1/4  -1 1/4  41008  -3907 
00 JUL  542 - 44  550  541 1/2  549  -1 3/4  81758  +3189 
00 AUG  547 - 47 1/2  553  547  552 1/2  -1 3/4  8461  -67 
00 SEP  548 1/2 - 49  555  548 1/2  555  -1 1/2  6014  +369 
00 NOV  556 1/2 - 56  562  555  561 1/2  -2 1/4  46085  +682 
01 JAN  564 1/2  569 1/2  564 1/2  569 1/2  -2  3566  -19 
            194852  +522 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  16920  +50  MAY  1856  -1  MAY  251  -2   
JUL  17010  -10  JUL  1894  +0  JUL  263  -2 1/4   
AUG  17010  -10  AUG  1912  -1  SEP  275  -1 3/4   
SEP  17030  +00  SEP  1925  -4  DEC  290  -1   
                   

 

本日の相場の動き

雨で下げるも、下げ切れず。

昨日夜から本日朝までシカゴ地域も激しい雷雨。寄り付き直後こそ、心理的要因もあり売り注文が集まったが、その後はグッドフライデーを前にしてか注文量が減少し、動きの少ない中、少しずつ下げ幅を修正した。 

コーンは、広範囲の雨が中西部の土壌水分不足を解消に向かわせるという期待が、寄り付きを安値とした。しかし、その時点が一日の最安値。ただ、土中水分の改善には雨量が不足しているとの見方から、相場に売り注文を続けさせることはできなかった。雨は多少作付け作業を遅らせることになるが、5月の始めまでは作付け最適期でもあることから、そのこと自体は強材料には取られなかった。週間輸出成約量が予想を大幅に上回って、百万トンを超えたことは、売り手にそれ以上注文を入れさせなかった一因。また、3連休前だけに、昨日本日の天候だけで売り急ぐことは回避したトレーダーが多かったようだ。 

大豆は、寄り付き直後に9セント下げ。そこが本日の最安値。中西部に広く降った昨日からの雨が要因だが、売りが目立った序盤を過ぎると、あとは3連休前のポジション調整と見られる取引が増加した。引き続き、ドル安傾向が続いていること、中国が依然買い意欲を示していることなどから、次第に下げ幅は調整された。週間輸出成約は、ニュートラル。農家売りは少なく、現物価格は本日も上昇傾向。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は、西部ベルトを中心に0.25〜1インチ、所によっては2インチの比較的まとまった雨が降った。州別には、南部そして西部アイオワ、ミズーリ、東部ミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン、北部イリノイである。本日は、東部ベルトを中心に同様の雨となっている。範囲は、コーンベルト全体の65%に当たり、西部ベルトの55%、東部ベルトの75%となる。週末は、ドライ気味の天候が予想される。今回の雨は、土中水分不足を抜本的に改善させるまでには至っていないが、表土水分を潤沢にするため、発芽には好影響。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(4/13週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,053.8  25.4  37,859.7  36,407.6  7,258.1  198.6 
大豆  322.6  0.0  22,796.9  19,500.2  1,955.8  19.9 
小麦  353.8  86.6  25,452.6  25,856.1  3,060.8  420.5 
大豆粕  63.1  0.2  4,552.5  4,613.9  765.3  59.0 
大豆油  5.6  1.0  327.4  752.8  55.1  1.0 

− コーンは予想を大幅上回り、本日の下落幅を制限する役割を果たした。大豆はほぼニュートラル。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  927.6  877.7  30,601.6  29,040.3  48,260 
大豆  387.6  520.1  20,841.1  17,060.3  25,310 
小麦  369.9  536.2  22,391.8  22,422.7  29,260 
大豆粕  95.5  102.9  3,787.2  3,669.2  6,260 
大豆油  3.7  15.2  272.3  648.3  680 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いターゲットは下値。 

折角の雨にもかかわらず、買いのターゲットに大きく近づくことはできなかった。これは、相場が根本的に上値を指向する環境になってきた証拠だ。という説がやかましく言われている。いかにもそれらしい説である。しかし、本日3連休前でなかったら、これほど値戻しがなかった可能性は高い。作付けは急ピッチで進んでおり、土壌水分が次第に改善に向かっている状況で、短期的には今後買い遅れてしまうほど相場が上昇してしまうことは考えにくい。それよりも、まだまだ長い作付け・発芽期中に良天候がターゲットまで相場を下落させるチャンスは高い。たとえば、今週末の天候がニュートラルであれば、来週月曜日は引け後の作付進捗率報告を気にして買い上げにくい、いわゆるディフェンシブな相場になるであろう。発芽まで順調にいく環境が揃っている今年は、この傾向は来週月曜日のみならず5月途中までコーン相場の基調となる。7月限230がターゲット。 ( F ) 

 

(大豆) 

底固い。 

現物価格が上昇中だ。中国を中心に好調な輸出需要に支えられていることが主因であるが、農家売り不足に加えて、低調をきわめた米国内搾油量に上昇の兆しが表れている。価格を抑える季節要因としては、南米からの供給があるが、今年の場合は農家のホールド姿勢が比較的強く、例年ほどのプレッシャーがかかってきていないことから、米国内需給が相場を底固く推移させると考えられる。天候が今後良好に推移した場合、作付けの状況によっては5月に安値となろうが、今月のUSDAによる期末在庫減、本日のカナダカノーラ減産見通しを見ると、油糧種子を取り巻く環境に少しずつ変化が見られている。他穀物商品に比較すると、大豆相場は底固い動きになると予想する。( f ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)