(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年4月24日

本日の相場

とうもろこし  ---安値寄り付き、高値‘引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  226 3/4 - 27  228 1/4  225  228  +1 1/4  90264  -8021 
00 JUL  235 1/2 - 36  237 1/2  233 3/4  236 3/4  +1  207540  +3881 
00 SEP  244 - 44 1/4  245 1/4  242  245  +1 1/2  49635  -1971 
00 NOV    251  248 1/4  250 1/2  +1 1/4  887  -20 
00 DEC  253 3/4 - 54  255  251 3/4  254 1/2  +3/4  115827  +386 
01 MAR  261 3/4 - 62  263 1/2  261  263 1/2  +1  13838  +75 
            488026  -5507 

 

大豆     --- 安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  535 - 35 1/2  544 1/2  533  544  +7 3/4  38506  -2502 
00 JUL  546 1/2 - 47 1/2  558  545 1/4  557  +8  83234  +1476 
00 AUG  551 - 51 1/2  561  549 1/2  560  +7 1/2  8545  +84 
00 SEP  554  563  551  562 1/2  +7 1/2  6278  +264 
00 NOV  559 1/2 - 60  570  557 1/2  569  +7 1/2  46402  +317 
01 JAN  568  576 3/4  566  577  +7 1/2  3718  +152 
            194669  -183 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  17340  +42  MAY  1849  -7  MAY  250 3/4  -2   
JUL  17510  +50  JUL  1891  -3  JUL  263  +0   
AUG  17490  +48  AUG  1907  -5  SEP  275  +0   
SEP  17530  +50  SEP  1922  -3  DEC  290  +0   
                   

 

本日の相場の動き

大豆粕にファンドの買い。

ファンドの売買量を見れば、本日の相場の動きが理解できるはずだ。本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆1,000コントラクトの買い越し、「大豆粕5,700コントラクトの買い越し」と見られている。後半に集中したファンドによる大豆粕買いが大豆相場を引っ張った。コーンもつられて上昇したが、小麦が伸びなかったことや、引け後の作付け進捗を前に、大豆に比較すれば慎重な動きであった。 

序盤こそ、週末に東部を中心に降った雨によってコーン・大豆ともに安値取引となったが、そのうち今週のドライ気味予報がその効果を打ち消し始めて相場は揉み合い始めた。今週はドライなだけでなく、西部ベルトで気温も上昇する見込みなことから、水分不足懸念をさらに刺激した。USDAのグリッグマン長官が中国に近日中に中国を訪問するとの情報が、特に大豆需要に期待を持たせたこともあり、そのうち高値推移が定着する。しかし、何と言っても本日の穀物相場を特徴づけたのは、大豆粕へのファンドの集中買いである。ファンドが大豆粕を買いに入った理由は、先週大豆油に比べて買われなかった、テクニカル的にストップバイングを促すレベルを超えた、などと言われている。売り物が少なかったことが、上昇を強調することになった。大豆は、定期相場が上昇しても農家売りが出ず、現物相場が堅調を維持していたことも、買い手に自信を持たせたようだ。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は、西部ベルトを中心に0.25〜1インチ、所によっては2インチの比較的まとまった雨が降った。州別には、南部そして西部アイオワ、ミズーリ、東部ミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン、北部イリノイである。本日は、東部ベルトを中心に同様の雨となっている。範囲は、コーンベルト全体の65%に当たり、西部ベルトの55%、東部ベルトの75%となる。週末は、ドライ気味の天候が予想される。今回の雨は、土中水分不足を抜本的に改善させるまでには至っていないが、表土水分を潤沢にするため、発芽には好影響。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  A (54)  B/N (0.55/2) 
東部ベルト  A (58)  B/N (0.55/2) 

ホット・ドライの予報。強材料。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(4月13日-4月20日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  39,068  28-35 
大豆  11,105  11-16 
小麦  18,595  13-19 

コーンには強材料。大豆は予想の下限にて弱材料。 

 

2)作付け進捗率 

 

  4/23現在  4/16  昨年  平均 
コーン  19%  9%  9%  10% 
マイロ  17%  15%  15%  18% 

コーンは、予想されていたとは言え高い進捗率。やや強材料。 

 

3) コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ/オプションズ) 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  4月18日現在 
とうもろこし  53,575  LONG  
大豆  41,980  LONG 
大豆粕  33,313  LONG 
大豆油  30,811  LONG 

 

 

4)ブラジル大豆収穫状況(サフラス発表) 

 

4/20現在  昨年  平均 
76%  76%  81% 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いは安値狙い。 

過去7年間の作付け・受粉の早さを、勝手なレーティングにより、分けてみた。(作付けは5月2週までに60%以上進捗:A、50〜60%:B、50%未満:C、受粉はドウステージの進捗を使い、8月3週までに60%以上:A、40〜60%:B、40%未満:Cとした。) 

  作付け  ドウステージ  歩留まり(BU/ACRE) 
1993  C  C  100.7 
1994  B  A  138.6 
1995  C  B  113.5 
1996  B  C  127.1 
1997  A  B  126.7 
1998  A  A  134.4 
1999  B  A  133.8 

この二つの要素だけを取って云々するのは危険であるが、早期作付け年が良いイールドになる傾向にあるのは明らかだ。受粉が早く順調であれば、歩留まりが良いことは当然だが、作付けに関しても、少なくとも第二週までに50%以上終了していないと、歩留まりは悪いというのが過去のデータである。 

(と、ここまで読んで、同様の内容を過去見たことがあると気づいた方はいるであろうか。実は、ここまでの内容は昨年5月5日の意見の欄を若干修正しただけのものである。)さて、先週末時点で19%の進捗率は、この時期としては史上最も早いペースらしい。5月2週目までに目安の50%を超える可能性はきわめて高いと言える。もちろん、夏場の天候が生育により大きなインパクトを与えるのは言うまでもないが、過去の例から見れば高イールドの潜在性は否定できない。 

ただ、残念ながら、昨年はこの見方が中期的・長期的相場の予想にしか当てはまらなかった。昨年は作付けがある程度順調に行われたにもかかわらず、夏場の天候懸念が5月に入っても大幅安値相場を許さなかったのである。今年も昨年同様かそれ以上に夏場の天候懸念はかまびすしい。その意味では、短期的な買いのターゲットを7月限230に置く理由にはなりにくいかも知れない。しかし、市場に過去から学ぶ目があれば、当視点からも相場は下値を見る場面はあるはずだ。 ( F ) 

 

(大豆) 

底固い。 

本日も現物価格は堅調を維持。これだけ定期相場が上昇しても、現物相場に緩みがでてこないのは、農家がコーン作付けに多忙であるという理由だけではない。粕・油を含めた海外需要、および国内搾油需要の変化の反映もその一因だ。目先は、天候を横目で見ながら堅調推移を予想。( F ) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)