(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年4月25日

本日の相場

とうもろこし  ---やや高寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  229-28 1/2  230 3/4  228 1/4  230 1/2  +2 1/2  76520  -13744 
00 JUL  238-38 1/2  239 3/4  237 1/4  239 1/2  +2 3/4  215293  +7753 
00 SEP  246 3/4-46 1/4  248  245 1/4  247 1/2  +2 1/2  50033  +398 
00 NOV  252 1/2  253 1/2  251 1/4  253 1/4  +2 3/4  882  -5 
00 DEC  256 1/4-55 3/4  257 3/4  255  257 1/2  +3  116196  +369 
01 MAR  264 1/2-64 1/4  265 3/4  263 3/4  265 3/4  +2 1/4  13886  +48 
            482975  -5051 

 

大豆     --- 変わらずの寄り付き、やや安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 MAY  544-43  547  541  543  -1  34086  -4420 
00 JUL  557 1/2-56 1/2  560 1/2  554  556 1/2  -1/2  86117  +2883 
00 AUG  560-61  564  557 1/2  559 3/4  -1/4  8738  +193 
00 SEP  563 1/2-63  566  560 1/2  562 3/4  +1/4  6436  +158 
00 NOV  569 1/2-70  573  566  569  +0  46366  -36 
01 JAN  577  580  575  577  +0  3727  +9 
            193653  -1016 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  17380  +40  MAY  1829  -20  MAY  252 1/4  +1 1/2   
JUL  17540  +30  JUL  1875  -16  JUL  265  +2   
AUG  17510  +20  AUG  1894  -13  SEP  276 3/4  +1 3/4   
SEP  17510  -20  SEP  1910  -12  DEC  292 1/4  +2 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

今週のドライ予報にコーンが反応。大豆は買い続かず。

来週頭の天気予報は中西部南側を中心に雨となったが、今週の概ねドライ予報が効果。ダウ・ナスダックともに反発し、CRB指数も上昇。商品市況に追い風となった。日本が週末からゴールデンウィークに入ることから、今週中の買い成約への期待も、コーン・大豆両方にサポート要因となった。 

コーンは、昨日の作付進捗報告が平年を大きく上回ったが、相場に対する影響は軽微に止まり、大きく材料視されなかった。農家売りが依然少なく、現物相場は堅調を維持。一方で、マージンの急回復から国内飼料需要が増加しているとの観測が、コーン・大豆粕を買わせた。昨日、ファンドの買い持ちが意外と小さいことが確認されたことも、買いに自信を持たせたようだ。取引量は少なかった。 

大豆は、昨日に引き続いて大豆粕が上伸し約定高値に迫る勢いを見せたが、5月限で10セント及ばず、そこから失望売りが出て大豆相場とともに勢いをなくした。粕買い・油売りのスプレッドで大豆油相場が守勢に回っていたが、大豆相場で一旦勢いを失った後はサポートを失い底が抜けたことも、大豆の足を引っ張った。USDAグリッグマン長官が訪中していることは、大豆需要増に期待を持たせた。高いドルは弱材料。 

本日のファンドの動きは、コーン2,800コントラクトの買い越し、大豆800コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

来週初めまでは、雨が少ない。今週木曜日にベルト北東部で20%の範囲に限られた雨がある。その後、来週日曜日から火曜日には南部を中心にベルトの約半分まで雨は範囲を広げる。ドライが顕著な地域は、ベルト南西部であるので、その来週の降雨は水分状況改善が予想される。また、コーン発芽にも好影響となろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日の発表等
1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  4月21日  前週  前年同期 
コーン  8,626  7,559  NA 
大豆  6,621  5,955  NA 
小麦  36,916  34,562  36,371 

- ニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  4月21日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch      21.6   unch    1,118.8   1,140.5 
1998crop  1.6  -0.1      44.3   unch    1,720.3   1,766.2 
1999crop  908.1  -6.0       0.0   unch     449.9   1,358.0 

−大豆− 

  4月11日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.0  unch        6.7   unch    259.6   266.3 
1998crop  0.2  unch      11.5   unch    329.5   341.2 
1999crop  174.4  -2.7       0.0   unch    107.9   282.3 

−コーン・大豆ともニュートラル 

 

本日のトーメンの意見

 

昨日の大豆粕の上伸の背景は、飼料需要の増加があると言われている。米国では98年に豚・牛ともに大幅な価格低迷が続き、多くの養豚農家が離農した。その時、エサを与えるだけ損がかさむため、「うちの豚、タダでいいから勝手に持ってってくれ。」という農家や、二酸化炭素を使って大量と殺する農家が頻発したことは記憶に新しい。しかし、昨年来、市況は劇的な回復を見せ、現在では、定期期近相場が豚バラが98年当時の3倍以上、生牛が3割以上高まで上昇した。そして、現在もまだ市況は上昇傾向のままだ。それに比べて、生産コストの大半を占める飼料原料は、99年よりはやや高い値位置にいるものの、現在歴史的に低いレベルで推移している。本日、2年前に離農したある養豚農家が、再び子豚を飼い始める決心をした。「二度と手を染めまいと思ったけど、今のマージンを見ていると、いてもたってもいられない。」という感じらしい。本日話しをしたある養牛農家も、「お金さえあれば、牛の数を今少しでも増やしたい。」と、積極的だ。

その飼料原料であるコーン・大豆粕の現物価格が少しずつ上昇している。コーンの農家売り不足、大豆粕の生産量削減がそれぞれ主因と言えるが、どうやら各地で発生している飼料需要増も確実にその背景にありそうである。中長期のコーン・大豆相場を占うに、重要となるポイントであろう。 

短期の相場展開としては、コーン7月限230を買いターゲット、大豆は大豆粕を中心に底固い動きとなると予想する。 ( F ) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)