(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年5月8日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---安値寄り付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 236 1/2 - 37 1/2 | 238 1/2 | 232 3/4 | 233 1/4 | -7 | 7,662 | -1,802 |
| 00 JUL | 244 - 44 1/2 | 246 1/4 | 240 1/4 | 241 | -7 1/4 | 266,849 | +1,408 |
| 00 SEP | 252 - 51 1/2 | 254 | 248 1/4 | 248 3/4 | -7 | 58,505 | -155 |
| 00 NOV | 254 1/4 | 257 | 253 1/4 | 253 1/2 | -6 1/4 | 971 | +11 |
| 00 DEC | 259 3/4 - 60 | 262 | 257 | 257 1/2 | -6 1/4 | 136,023 | +1,047 |
| 01 MAR | 267 - 67 1/2 | 269 1/4 | 264 1/2 | 264 3/4 | -6 | 17,671 | +277 |
| 501,812 | +1,292 |
大豆 --- 安値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 MAY | 545 | 551 1/2 | 544 | 547 1/4 | -7 3/4 | 1,724 | -426 |
| 00 JUL | 554 - 56 | 563 1/2 | 554 | 559 | -7 | 104,151 | +285 |
| 00 AUG | 557 - 557 1/2 | 566 | 557 | 561 1/2 | -7 1/2 | 11,836 | +97 |
| 00 SEP | 562 - 63 | 568 3/4 | 560 | 563 1/2 | -8 | 7,144 | +478 |
| 00 NOV | 566 - 568 | 577 1/2 | 565 1/2 | 569 3/4 | -7 3/4 | 53,072 | -638 |
| 01 JAN | 576 - 576 1/2 | 580 1/2 | 573 1/2 | 577 1/4 | -7 1/4 | 5,025 | +52 |
| 196,826 | -347 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 18440 | -7 | MAY | 1762 | -26 | MAY | 281 1/2 | -4 1/2 | 108.55-108.94 |
| JUL | 18280 | -11 | JUL | 1787 | -35 | JUL | 292 | -4 1/2 | |
| AUG | 18250 | -13 | AUG | 1807 | -36 | SEP | 301 3/4 | -5 | |
| SEP | 18230 | -14 | SEP | 1823 | -36 | DEC | 315 1/4 | -5 | |
| 本日の相場の動き |
今週の天気予報が変化。ファンド、コマーシャル共に売り。
先週からの天気予報の変化が今日の相場を決めた。
先週の予報より降雨範囲、降雨量ともに上方修正されたこと、特に雨が予報されていなかった西部ベルトにも降雨予報が出された事が弱い材料となり売りを浴びた。コーンの方が大豆より大きく下げた理由は、8割方作付けが終了していると見られるコーンの方に、今週の降雨は余計に恵みになると考えられた為。また早い作付け進捗率からコーンの作付け面積が増加して、大豆の作付け面積が減少するという発想にもつながった。また作付けが終了した農家から若干の現物売りもみられ、その為旧穀限月が新穀限月に比べてややプレッシャーとなった。安値場面ではプライシングタイプの買いから一旦サポートされるも、昼過ぎにトムスキニング氏が今週の降雨は2インチ程度も期待できると発言した事が再度売りのきっかけとなり安値引けとなった。
大豆も降雨予報から下げるも、まだ3割程度しか作付けが進捗していない大豆には土壌水分の改善のメリットがコーンより少ない事、逆に作付け遅れにつながるとの発想から下げ幅は削られた。またブラジルの大豆収穫は先週時点で93%終了しているとのニュースが流れ弱い材料と考えられたが、一方ですでに輸出港では滞船が始まっており、中国からの新規買付けはUS産にならざるををえないとの考えからサポート要因となった。
本日のファンドの動きは、コーン5,000コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの売り越しと見られている。
| 需給報告予想 |
今週の金曜日に需給報告が発表される。今回から2000/2001年クロップの需給報告も発表されるが、2月に予算作成のため使用したトレンドイールドが使われ、現在の早い作付け進捗、ドライ気味な土壌水分等は反映されないと考えられる。
旧穀のコーンの予想は、輸出数量は予想を上回るペースで進んでいるが夏場にはスローダウンする傾向がある為恐らく同じ数字。小麦の価格下落から飼料用小麦の増加が見込まれ、飼料用数量が若干下方修正され、それに伴い期末在庫数量が上方修正されるものと予想されている。
旧穀の大豆の予想は、輸出数量の上方修正、搾油数量の下方修正がそれぞれ相殺され、期末在庫はほぼ変らずとの予想になっている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
週末の降雨は限られた地域のみ、ベルト全体では5%の範囲であった。次の前線は今日から。範囲はベルト全体の50-55%、降雨量は0.25-1.25インチの予報。その次の降雨は週末土曜日から。範囲は40-45%、降雨量は0.25-1.25インチ。どちらのシステムからも西部、東部ベルトは同じ程度の降雨となる見込み。
週末から今週前半にかけての気温は異常。各地でこの時期としての最高気温を塗り替えている。平年より15-20度高い所はざらにて、25度も高い地域もあった。
中国
今週この春初めてといえるまとまった降雨が冬小麦地帯に期待できる。今後7日間での降雨量は0.3-1.5インチの見込み。冬小麦のイールドは今が一番大切な時期にて恵みの雨となる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日予報 |
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | A (60) | A (0.63/2) |
| 東部ベルト | A (63) | N (0.63/2) |
弱い材料。特にドライが懸念されている西部ベルトに降雨予報となっている。
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(4月28日-5月4日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 32,938 | 27-34 |
| 大豆 | 15,369 | 5-10 |
| 小麦 | 17,751 | 16-20 |
コーン、大豆ともやや強い材料。
| 2)進捗率 |
| 作付け | 5/7現在 | 先週 | 昨年 | 平均 |
| コーン | 78% | 49% | 45% | 44% |
| マイロ | 27% | 23% | 19% | 25% |
| 大豆 | 34% | 8% | 9% | 8% |
予想の範囲内。ただ実際に記録的な早さで作付けが進んでいる事が確認された事から、やや弱い材料。
| 発芽率 | 5/7現在 | 先週 | 昨年 | 平均 |
| コーン | 30% | 9% | 9% | N/A |
| 3) コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーズ・オプションズ) |
ファンドネットポジション (単位:コントラクト)
| 5月2日現在 | フューチャーのみ | |
| とうもろこし | 59,216 LONG | 112,880 LONG |
| 大豆 | 34,746 LONG | 44,407 LONG |
| 大豆粕 | 30,115 LONG | 31,192 LONG |
| 大豆油 | 19,202 LONG | 18,938 LONG |
コーンも大豆もほぼ事前の予想通りにてニュートラル。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン・大豆)
週末も今日も非常に暑かった。今日12時に外出したときの外気温は86度だったから、最高気温は90度近くまでいったかもしれない。この2,3日で気が付いた事に芝生が枯れている所が散見される事と芝生に水をあげている人がすでにいる事がある。どちらも去年までのこの時期では見られなかった光景。シカゴ界隈でも土壌水分が不足していると実感した次第。
公園に行けば、男性は上半身裸、女性も水着ないしは軽装。少なくとも一ヶ月違うんじゃないかと思える光景。これだけ暑ければ土壌水分の蒸発も早いはず。
さて相場であるが、ここは買い。
あと2,3日弱い場面が続くかもしれないがここからの下値はもう限られている。トレンドは上昇。RSIも50近辺まで下がって来た。上昇トレンドの中でRSI50は絶対に買い。農家は保守的なうえ身勝手にて、いつでも夏場にはラリーがあると考えている。したがい夏場までは多くの売りが期待できない。ファンドもしかり。彼らは穀物に何かダメージが出てくる、と思っているからクロップサイズが決まる夏場まではロングをはずしてはこない。コーン・大豆とも、7月限までの値決めはここで終了させるつもりでいいんではないか。
今日話をしたアイオアの農家から聞いた話では、アイオアの土壌水分は1934年以来という旱魃状態になっているという。情報源はUSDAの週毎に発表される週間穀物情報。コーン・大豆の一番の生産地にて由々しき状態になっている。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)