(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年5月18日

本日の相場

とうもろこし  ---大幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  240 1/2 - 41  242  237  238  +2 1/2  238306  -2268 
00 SEP  249 1/4 - 48 1/2  250 1/2  245 1/2  246 1/4  +3  60727  +204 
00 NOV  257  257  252  252 1/4  +2 3/4  898  -116 
00 DEC  260 - 59 1/2  260 1/4  255 1/4  256 1/4  +2 3/4  139010  +597 
01 MAR  267 1/2  268  263 1/4  264 1/2  +2 3/4  18011  -577 
01 MAY  272  272  267 1/2  269  +2 1/2  3636  +23 
            471456  -1860 

 

大豆     --- 大幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  554 1/2 - 53  560 1/2  545 1/2  547 3/4  +6 1/2  97580  -3133 
00 AUG  557 - 56 1/2  563  549  550 1/2  +6  13114  -129 
00 SEP  559 - 60  565   551  553 3/4  +7  8839  +572 
00 NOV  565 - 68  572 1/2  557  560 1/4  +7 1/4  53691  +83 
01 JAN  575 1/2 - 76  578 1/2  565  565 3/4  +5 1/4  4838  +34 
01 MAR  580  585  571  574 1/4  +7 1/4  5470  -43 
            194078  -2407 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  18160  +190  JUL  1723  +18  JUL  272  -5  108.67-109.12 
AUG  18150  +190  AUG  1743  +17  SEP  283 1/4  -5 1/2   
SEP  18140  +190  SEP  1762  +18  DEC  298 1/2  -5 1/4   
OCT  18100  +170  OCT  1779  +18  MAR  311 1/2  -3 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

雨、西部ベルトをミス?

昨日、期待された雨がアイオワ州のドライ地域をミスした。市場がドライである注目していたアイオワ州だけに、相場は敏感に反応。寄り付きに買い注文が殺到し、大幅高で寄り付いた。中国のコーン・大豆地域のドライが発芽に被害をもたらし始めているとの情報や、アルゼンチンのコーン・大豆が大雨による洪水などの被害を受けているとの見方も、後押しする役割を果たした。輸出成約は、コーン・大豆ともに予想外の好調を示し、朝方は強気材料一色であったため、寄り付き後もしばらくは上伸を続けた。 

しかしながら、今日の午前中にアイオワ州に豪雨・雷雨がもたらされたと報道され、相場は冷え始める。利食い売りの動きにも助けられて、相場は落ち着きを取り戻し、コーン・大豆ともに最高値から半値ほど戻して引けた。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの買い越し、大豆9,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

現在中西部を覆っているシステムは、ベルト全体の75%の範囲に0.3-1.5インチ、所により2-3インチの降雨量をもたらす。降雨範囲は西部ベルト、東部ベルトともに同程度の見込み。ただ降雨の中心はベルト全体に北部よりとなっており、アイオア南部、ミズーリー北部、ネブラスカ南東部、カンザス東部といった所はまとまった降雨にはならない。 

今朝の天気モデルから、来週の降雨システムの勢力が弱くなっている。前線の通過は火曜日遅くから木曜日にかけて、降雨範囲はベルト全体の35-40%、降雨量は0.25-1.2インチの見込み。 

今朝注目されるのは、アメリカ式モデルが来週末から短期的なホット&ドライを予報している事。ヨーロッパ式モデルではその傾向は出ていない。しばらく注視する必要がある。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  N (65)  B/N (0.71/2) 
東部ベルト  N (68)  N (0.65/2) 

昨夜の発表。ドライが残る西部ベルトに平年以下の降雨予報となり、本日やや強い材料と考えられた。 

 

NWS 30日間予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  A (70)  Z/B (4.67/11) 
東部ベルト  A (72)  Z/B (4.02/9) 

強い材料。 

NWS 90日間予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  A (70,74,75)  B (12.81/26) 
東部ベルト  A (74,79,78)  B (10.69/25) 

上記30日間予報と合わせ、明日の強材料となる。 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(5/11週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  773.4  54.93  41,022.5  40,796.3  6,940.7  366.7 
大豆  199.0  1.6  23,769.5  20,392.1  1,728.4  81.4 
小麦  44.4  486.6  26,342.9  26,525.4  2,225.7  1096.0 
大豆粕  75.0  2.5  4,788.1  5,071.2  604.9  77.0 
大豆油  3.8  0.0  322.1  776.6  41.8  1.0 

− コーンは予想の上限。大豆は予想の下限。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  649.5  808.4  34,081.8  32,559.9  47,630 
大豆  246.9  499.3  22,041.1  18,251.3  25,580 
小麦  435.8  490.6  24,117.2  24,460.0  29,260 
大豆粕  145.6  51.3  4,183.2  4,045.1  6,170 
大豆油  1.0  1.0  280.3  686.3  640 

 

3)アルゼンチン収穫状況(政府筋発表) 

 

  5/12現在  昨年同時期 
コーン  59.5%  64.0% 
大豆  55.0%  66.4% 

最近の降雨により遅れが出てきた。やや強い材料。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

あわてず下値を拾う策。 

では、下値とはどこか。短期的には、天候による乱高下相場のボトムの部分、つまり7月限では230台前半。中期的には天気任せといえばそれまでだが、「予想」や「不確定要素」を除いて現在の状況を見渡せば、さらなる安値が見えてくる。 ( F ) 

 

 

(大豆) 

天候相場はこれから。 

まだ作付けも終わっていない中、天候相場はまだまだこれからが本番となる。ただ今日のように実際に雨が降っているにもかかわらず、ほんの少し予報より降雨範囲が少ないという理由で20セント近く上げる相場は、上を向いているという気にさせられる。 

ファンドがここ数日で売り越した数量は10,000コントラクトを超えているはずであるが、実際のオープンインタレストは5,000コントラクト程度しか減っていない。以前にも述べてみたが、穀物ファンドトレーダーは厳しいノルマの中、損を出すに出せない状況にあるといわれている。したがい今回の売り越しは、買い値が安く利がのっていた買い持ちポジションと相殺されたか、損を出せずに両建てにしているとの専らの評判となっている。ファンドは確かにまだ大きなロングを持っている。ただ問題はその中身にて、今の価格のように4月の安値にあと少しのところでは、ファンドの買い平均は今の価格よりも高いかもしれない。雨が降って状態がいいといっても、損を出せないファンドには売りが出しづらい状況。ファンドとしても強い材料が出るのを心待ちにしている。 

天候相場の中では、大きなアップダウンはもちろん起こりうるが、ファンドの買い持ち平均よりも安いと思われる価格は買っていっても悪くないと思う。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)