(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年5月19日

本日の相場

とうもろこし  ---安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  238 - 38 1/2  241  237 1/2  240  +2  237,698  -608 
00 SEP  246 1/2 - 46 3/4  249 1/2  246  248 1/2  +2 1/4  60,398  -329 
00 NOV  255 1/2  255 1/2  254 1/2  254 3/4  +2 1/2  920  +22 
00 DEC  256 1/4 - 56 1/2  259 3/4  255 3/4  258 3/4  +2 1/2  139,295  +285 
01 MAR  264 - 64 1/4  267 1/2  264  266 3/4  +2 1/4  18,014  +3 
01 MAY  268 3/4  271 3/4  268 3/4  271 1/2  +2 1/2  3,676  +40 
            470,999  -457 

 

大豆     --- 小幅安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  546 1/2 - 47  555  546  554 1/2  +6 3/4  97,852  +272 
00 AUG  550  557 3/4  549 1/2  557  +6 1/2  13,435  +321 
00 SEP  552 - 53  560  552  559  +5 1/4  8,862  +23 
00 NOV  559  566 1/4  558  564 3/4  +4 1/2  52,839  -852 
01 JAN  566 - 67  573 1/2  566  572 1/4  +6 1/2  4,857  +19 
01 MAR  572 - 72 1/2  579  572  578 1/2  +4 1/4  5,480  +10 
            193,9981  -97 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  18360  +200  JUL  1719  -4  JUL  276 1/4  +4 1/4  93.32-94.55 
AUG  18330  +180  AUG  1739  -4  SEP  287 1/2  +4 1/4   
SEP  18340  +200  SEP  1757  -5  DEC  303 1/2  +5   
OCT  18230  +130  OCT  1775  -4  MAR  316  +4 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

昨日の中期予報に反応、ファンドの買い。

寄り付きやや安く始まったものの、昨日の上げた流れ、ナショナルウエザーサービシズの中期予報を受けてファンドが再び買いに回った。今週の降雨は中西部全体に恵みの降雨にはなったが、強気が支配するマーケットでは、雨を逃した一部の地域の事が買いの材料とされた。実際今回西部ベルトの南部には降雨が少なかったといわれている。またアルゼンチンの大雨は通過したものの、今回の大雨で大豆、コーンともに少なからぬ被害が出ているとのニュース、CRBインデックスが続伸していたことも買い材料となった。 

予報家の中に、今月末頃から高気圧の張り出しを唱えるものが出てきた事も天候相場の中での強い材料となった。今回中西部には恵みの降雨があったが、アメリカ南東部は高気圧の張り出しから今でも降雨不足が続いており、その南東部にある高気圧が中西部にまで勢力を伸ばしてくるというもの。 

ただトレードは閑散にて、薄商いの中最後にはやや値を戻しての引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,200コントラクトの買い越し、大豆1,500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨夜の降雨も予報通りにて、結局今回のシステムによりベルト全体の70%に、0.3-1.5インチの降雨量となった。週末から来週にかけてはドライ。ただ気温は平年より低めの予報。次の降雨は来週水曜日から金曜日にかけて。降雨範囲はベルト全体の40-45%、降雨量は0.25-1.25インチを予報。来週の気温は平年並みを予想。 

昨日アメリカ式モデルに現れた高気圧の張り出しが、今朝のヨーロッパ式モデルにも見られるようになった。この高気圧は勢力がさほど強いものではないが、5/27-28あたりから、全米の東半分を覆うことになりそう。このため中西部も東部ベルトはホット&ドライ気味な天気予報となる。ただ繰り返しになるが、前線の到来を完璧に妨げるほどの勢力にはならず、多少の降雨は期待できそう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  N (65)  A (0.71/2) 
東部ベルト  N/A (68)  N/A (0.65/2) 

弱い材料。 

 

 

本日の発表等

 

1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  5月16日現在  事前予想 
とうもろこし  98,262 LONG   118,900 LONG  
大豆  35,883 LONG  44,900  LONG 
大豆粕  33,123 LONG  35,700  LONG 
大豆油  11,367 LONG  14,100  LONG 

−コーン、大豆とも予想より少なく、月曜日の強材料となる。 

 

2) キャトル オン フィード  

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

4月1日飼養頭数 

 

109% 

 

108.0% 

 

106.0-109.9 

 

3月導入頭数 

 

100% 

 

97.5% 

 

94.0-100.8 

 

 3月マーケティング 

 

95% 

 

96.5% 

 

93.0-100.2 

 

引け後の発表。予想の上限。飼料需要増加期待からやや強い材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

来週も天気予報に一喜一憂。 

アメリカ各州を車、飛行機でサーベイしながら各地の状況をチェックしている会社の人間と話したが、今現在の表面上の生育状態は完璧といえるほどすばらしいという。しかし下層土水分の不足が今後どのような形で現れてくるかは今後の天候次第という注釈つきになるのだが。彼いはく、農家はちゃんと発芽して地表に出てくれば、土壌水分が下の方では不足しているなんて事はすぐに忘れてしまうという。これはマーケットにも言える事にて、ちょっと雨が降れば、皆すぐに弱気になりがちとなる。実際問題が起きるまで大きな上げは見られないかもしれないが、今年は例年以上に上げに対するリスクは大きい事を忘れてはいけない。天候相場は始まったばかりだ。 

現在の価格は今年のある程度の豊作を織り込んでいる。年々需要は伸びていて、一旦できてしまった需要はなかなか落ちない。それに比べ、生産量は劇的に減少する可能性も秘めている。特に今年は、昨秋からのドライパターン、下層土水分の不足、害虫の発生等の超えていかなければいけない問題がいくつも残っている。 

ファンドはロングからの大勝負に出ている。上げ材料には大きく反応し、下げ材料には反応は鈍くなる。今やっと発芽したばかりの状況では表面上はどこにも問題は見られないが、例年にしろ広いアメリカのどこかでは何らかの問題が起きているもの。今年も些細な作柄の問題から大きく反応する日がいずれくる。 

今まで買いのペースが速かった人もここでペースを緩める必要はない。年初から早いペースで買いを進めていたのならば1-3月の貯金がまだあるはずであるし、今回は貯金ができなかったがまた仕切りなおしで買いを進めたい。天候相場の中では大きなアップダウンはもちろんあるが、まだトレンドは上を向いていると思っている。少なくとも6月下旬のクロップ状況が見えてくるまでは、ファンドが買いを諦める理由が見つからない。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)