(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年5月25日

本日の相場

とうもろこし  ---小幅安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  234 - 34 1/2  239  229  230 1/2  -4 1/2  229047  -2996 
00 SEP  242 1/2 - 43  244 1/2  237 3/4  239 1/4  -3 3/4  61913  +717 
00 NOV  249  249 3/4  245   245 1/4  -3 1/2  926  -6 
00 DEC  252 1/2 - 52 3/4  254 1/4  247 3/4  249 1/2  -3 3/4  143123  +1953 
01 MAR  261 1/4  262 1/4  256 1/2  258 1/4  -3 3/4  18284  +112 
01 MAY  266 1/4 - 66  267  262  262 3/4  -3 1/2  3728  +46 
            468098  -42 

 

大豆     --- 小幅高値寄り付き、ハーフリミットダウンの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  543 - 44  544  525  527 1/4  -15  96197  -2640 
00 AUG  547 - 46  547  527  529 1/2  -15 3/4  13806  +91 
00 SEP  548 - 47  548  527 1/2  530 1/2  -16  9424  -63 
00 NOV  553 - 52 1/2  553  532 1/2  535 3/4  -16 1/4  55595  +433 
01 JAN  559 1/2  559 1/2  541  544 1/4  -14 3/4  4891  +30 
01 MAR  565 1/2 - 66  566  548  550  -16 1/2  5497  -96 
            196409  -2149 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17460  -450  JUL  1676  -41  JUL  279 1/2  +0  107.38-108.26 
AUG  17390  -490  AUG  1696  -40  SEP  291 1/4  +0   
SEP  17350  -500  SEP  1716  -39  DEC  306 3/4  +1/2   
OCT  17260  -490  OCT  1735  -36  MAR  320  +1/2   
                   

 

本日の相場の動き

雨、ファンド、雨、ファンド。

NOAAの弱気な予報が決定的な売りのきっかけとなった。 

コーンは週間輸出成約高が予想以上であったこと、週末の降雨予報はこの3日間で十分織り込まれており、これ以上の弱い材料にはならないと考えられた事、農家売りが全く見られなかった事などから高値場面も見られた。しかしその後複数の予報家が週末の降雨範囲を増やす予報を出した事から一転してマーケットは売りが優先となる。決定的だったのは10時過ぎに出されたNOAAの予報。西部ベルトの土壌水分が改善しているとのコメントと、今年の旱魃懸念を最近の降雨の影響から後退させた事から一斉にファンドの売り出動となった。午後からもトムスキニング氏が週末の降雨を確認するコメントを出すなど、弱い材料には事欠かなかった。海外からのプライシングタイプの買い、国内の需要家からの買いも大量に入っていたが、それを凌駕して余りあるファンドの売りであった。 

大豆も大きなファンドの売りを浴びた。週間輸出成約高は予想を大きく上回るものであったが、センサスから発表された4月の搾油レポートが弱気な内容であった事で相殺されての寄り付きとなった。その後はコーンにしかりにて大きく売り込まれ、3月以来という価格まで20セント安の暴落をみせた。中国が少なくともUS産大豆を5船は買い付けた事がマーケットで確認されたが、焼け石に水であった。大豆がコーン比べて売り込まれたのは、年初からの上昇の過程で大豆の方が上げていた為その調整が入った事による。 

本日のファンドの動きは、コーン12,000コントラクトの売り越し、大豆10,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日は概ねドライ。ベルト全体の10%程度の範囲で0.10-0.75インチの降雨が見られた程度。気温は平年より高め。明日から日曜日にかけて、中西部全体にまとまった降雨が期待できる。降雨範囲はベルト全体の80%、降雨量は0.25-1.5インチ、所により3.0インチの予報。気温は平年よりやや低め。この降雨はコーン・大豆の発芽、初期の生育には非常に恵みとなる。 

現在アメリカ南東部に勢力を広げている高気圧は、今朝の天気モデルから見る限り、しばらくは南部への影響にて、中西部には向こう10日間は勢力を伸ばしてこない予報となっている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(5/18週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  927.0  105.4  41,949.5  41,358.7  6,979.2  472.1 
大豆  337.9  341.0  24,107.4  20,573.6  1,900.0  422.4 
小麦  -17.9  412.7  26,323.9  26,624.1  1,780.0  1,508.7 
大豆粕  135.5  0.6  4,923.5  5,148.4  694.5  77.6 
大豆油  2.7  0.0  324.8  778.5  36.4  1.0 

− コーン予想以上、大豆は予想の3倍もの数字にて強気材料と考えられた。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  888.5  649.5  34,970.3  33,825.2  47,630 
大豆  166.3  246.9  22,207.4  18,590.3  25,580 
小麦  427.8  435.8  24,543.9  24,906.3  29,260 
大豆粕  45.8  145.6  4,229.0  4,144.0  6,170 
大豆油  8.1  1.0  288.4  698.3  640 

 

3)センサスビューロー4月度月間搾油高 

 

  00年4月  00年3月  昨年同期 
大豆粕生産量(トン)  2,685,557  2,902,527  2,842,231 
大豆粕在庫量  384,463  311,186  279,691 
大豆油生産量(千ポンド)  1,363,169  1,484,200  1,453,112 
大豆油イールド(lbs/ブッシェル)  11.27  11.37  11.31 
大豆油在庫(千ポンド)  2,099,553  2,092,721  1,640,547 
大豆搾油高(ブッシェル)  120,987,957  130,572,861  128,430,116 

大豆は搾油高はニュートラル。大豆粕、大豆油の在庫は予想より多く弱材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

ここまで下げるとは思いもしていなかった。例年通り、ごく普通の天候相場に戻ってしまった。今年のファンドの意気込み、例年になくトラブルが起こりうるファンダメンタルから、多少のセットバックはあってもここまで落ちるとは想像できなかった。コーンは2月の価格、大豆は3月の価格まで戻っている。 

言葉の力強さに欠けてしまうが、しかしまだ旱魃懸念が消えているわけではない。そのひとつの例として、潤沢な土壌水分があるといわれている東部ベルトの中のミシンガン湖の水位は、100年以上の歴史で観測史上一番の低水位となっている。 

またこの2週間の大きな下げにより、ファンドのネットポジションはオプションも入れると、コーンで30,000コントラクトのロング、大豆で20,000コントラクトのロングとこなれてきてもいる。 

ただいくら土壌水分が足りない所があっても最近の降雨にて一息ついており、逆に2週間くらいのドライが続いてもすぐに生育に問題が見られる事もない。しかしながら相場はファンドが動かしており、マインドの変化があれば生育状況がよくても相場の世界は変わる。 

とりあえず3連休を前にして、まだ明日もファンドの売りが続くようであればここは買っておきたい。RSIも30台に入っている。あまりにも弱い材料を織り込み過ぎており、休み明けに世界が変わっていないとも限らない。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)