(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年5月30日

 

本日の相場

とうもろこし  ---大幅安寄り付き、大幅安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  226 - 25 1/2  226 1/2  222 1/2  224 1/4  -9 1/4  216491  -2124 
00 SEP  233 1/2 - 35  235 1/4  231 1/2  233  -9 1/4  63495  +241 
00 NOV  242  242  238  238 1/4  -9 3/4  927  -17 
00 DEC  244 3/4 - 45 1/2  245 1/2  241 1/2  243  -9 1/4  141074  -1224 
01 MAR  253 1/2 - 53 1/4  253 1/2  250 1/4  251 3/4  -9  18257  +141 
01 MAY  258 1/2 - 58 1/4  258 1/2  255 3/4  257  -8 1/2  3647  -116 
            455099  -3047 

 

大豆     --- 大幅安寄り付き、大幅安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  516 - 17  519  512 1/4  517  -17 1/4  86300  -2304 
00 AUG  518 - 17  521  514  518 3/4  -17 1/2  13471  +58 
00 SEP  521 - 20  522  515  519 3/4  -18 1/4  10475  +408 
00 NOV  525 - 24  526 1/2  519 1/4  524  -18 1/2  51960  +-303 
01 JAN  532 - 33 1/2  533 1/2  528  531 1/2  -18  5024  -9 
01 MAR  540 - 40 1/2  540 1/2  534 1/2  538  -18 1/2  5586  +44 
            183710  -2127 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17530  -310  JUL  1586  -80  JUL  274 1/4  -6 1/2   
AUG  17420  -360  AUG  1608  -76  SEP  286  -6 1/2   
SEP  17350  -380  SEP  1628  -76  DEC  301 3/4  -6 1/2   
OCT  17170  -480  OCT  1648  -74  MAR  314 1/4  -6 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

予想通りの週末の雨。変わらず引き続く雨予報。

3連休の週末。実にコーンベルトの90%の地域に雨がもたらされた。週末前の金曜日に天候変化の可能性にプレミアムがついただけに、相場は先週と同様のレベルで取引されることを寄り付きから拒んだ。急落しての寄り付き。今後もしばらく高気圧が米国南部に停滞するという予報がさらに市場の失望感を煽り、結局取引終了まで一度も回復局面をもたらさなかった。 

ファンドの買い持ち整理が激しく展開される中、プライシングタイプの買いが相当量対抗したのだが、力は無かった。農家売りは依然限られた。 

本日のファンドの動きは、コーン12,000コントラクトの売り越し、大豆7,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10日間も、高気圧はテキサス周辺の米国南部に張り付いたままになるであろう。この状況はこれまでの数週間と同様であり、このことが高気温が中西部にもたらされることを防いでいる。 

今後2〜3日で、中西部で西から東へ前線が通り抜ける。これは雨や雷を伴っており、40〜45%の範囲のコーンベルトに雨をもたらす。最高気温は、北部では60度台、南部では90度台と、やや幅がある数日となるであろう。週末には、カナダから冷気が南下してくるため、涼しく、ドライな天候になる見込み。その次の雨の機会は、来週の火曜日から木曜日にかけてと見られる。 

米国南部に高気圧が停滞している限り、コーンベルトには雨が続くことになるであろう。言い換えれば、今後10日間は、中西部でコーン・大豆のイールドを脅かす天候材料は生まれない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

 

1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  5月12日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch      21.6   unch    1,118.8   1,140.5 
1998crop  0.5  -0.2      44.9   0.1    1,724.6   1,770.0 
1999crop  855.1  -7.4       0.0   unch     511.6   1,366.7 

−大豆− 

  5月12日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.0  unch        6.7   unch    259.6   266.3 
1998crop  0.1  unch      11.6   unch    330.0   341.7 
1999crop  144.8  -3.8       0.0   unch    138.8   283.6 

−コーン・大豆ともニュートラル 

 

 

2)輸出検証高(5月18日-5月25日:千ブッシェル) 

 

  発表数字  
コーン  33,244 
大豆  8,856 
小麦  21,768 

予報の範囲内。 

 

3)進捗率 

 

作付け  5/28現在  先週  昨年  平均 
マイロ  64%  47%  40%  48% 
大豆  85%  74%  62%  55% 

予想の範囲内。 

 

発芽率  5/30現在  先週  昨年  平均 
コーン  93%  69%  73%  N/A 
大豆  67%  57%  30%  N/A 

予想の範囲内。 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  1%  5%  24%  55%  15%  102.4  101.9  106.8 

作柄改善が大幅には見られなかったことが意外と受け止められている。 

 

本日のトーメンの意見

 

中長期はじっくり待ち。が、短期は底値が近い。

下落の勢いが強く、足元の生育環境があまりに良好であるがために、安値を期待したくなる。が、ファンドの買い持ちポジションは、ここ数日で大幅に整理されニュートラルに近づきつつある。効果的な雨が降り続いてしまい、今まで土壌水分不足情報に惑わされていた投機家が波状的に売らざるを得なくなり、最近の急落相場を形成していたわけであるが、それらファンドの買い持ちポジションの最後の一絞りに期待して、短期的には買いを入れても良いと判断する。というのは、コーン・大豆相場は今年1月以降の最安値圏に達し、その意味では今年前半の相場を特徴づける「土壌水分不足懸念」と「夏場旱魃懸念」の両プレミアムを取り除いたレベルまで来ていると言えるからである。しかし、相場が「土壌水分不足懸念」は何となく遠のいたと認識しているのはわかるが、「夏場旱魃懸念」が過ぎ去った訳ではなく、早かれ遅かれ再びそれがクローズアップされることはほぼ間違いない。したがって、6月後半になってファンドが売り越しポジションで勝負している姿は想像しにくい。もう少しの安値期待はできるが、短期にはこの辺りが買い始めるレベル。 

ただ、中長期は話が全く別。今年の相場は昨年と同様、「LDPだけが農家の生きる道」という事になりかねない、というよりその可能性はきわめて高い。それを阻むものは夏場の旱魃だけだ。現在の生育状況は、USDAが5月に予想した高生産イールドを上回る可能性を示唆し始めている。そして、高値を期待して大量手持ち在庫を握ったままの農家は、夏近くか夏たけなわまでそれを手離さない。夏の旱魃の有無に勝負がついたとき、(この場合は、それが無いと判断されたとき)、一気に売りが放出される。投機家も商業筋も誰もが、買いから入らなくなる。相場は大きく崩れる。それでも、農家は次の年にコーン・大豆を目一杯植えたがる。また下がる。こうやって、「天災が無ければ穀物価格に高値はない。」というUSDAが気がつかない運命を持つ1996年農業法が見事に「機能」していく訳である。旱魃が無ければ。 ( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)