(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年6月5日

 

 

本日の相場

とうもろこし  ---安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  226 1/2 -27  228  223 1/4  224 1/4  -4 3/4  200201  -3647 
00 SEP  235 - 34 3/4  236 1/2  232 1/4  233  -4 3/4  69428  +510 
00 NOV  241 1/2  242 1/2  239  239 1/2  -4  928  -34 
00 DEC  245 - 45 1/2  247  242 3/4  243 3/4  -4 3/4  145918  +706 
01 MAR  253 1/2 - 54  255 3/4  251 3/4  252 1/2  -4 3/4  18943  -41 
01 MAY  258 1/2 - 59  261  257 1/4  258  -5  3688  -16 
            450980  -2505 

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  529 - 27 1/2  533 1/2  526  529 1/4  -4 1/2  81460  -378 
00 AUG  530 1/2 - 31  536 1/2  529  531 1/2  -4 1/4  14358  -145 
00 SEP  533 - 31  537 1/2  530 1/4  533 1/2  -3 1/4  12658  +1006 
00 NOV  539 1/2 - 39  544  536 1/2  539  -3 1/2  51071  +684 
01 JAN  548  551  545 1/2  546 3/4  -3 1/4  5458  +75 
01 MAR  554  557  551 1/2  553 3/4  -2 3/4  5087  -138 
            181167  +1095 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  18030  +60  JUL  1652  -24  JUL  266  -5 1/4  107.37-107.74 
AUG  17810  +40  AUG  1675  -21  SEP  278 1/4  -5 1/4   
SEP  17690  +00  SEP  1695  -24  DEC  293 1/2  -6   
OCT  17520  -20  OCT  1715  -20  MAR  306 1/2  -5 1/2   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

高気圧の勢いが縮小、今後の雨期待再び高まる。

先週金曜日の相場上昇の鍵であった米国南部の高気圧の勢力が弱まった。相場は支持要因を失い、ほぼ終日安値圏推移を余儀なくされた。農家の旧穀ホールド(売らない)姿勢が強いが、それが逆に後の供給過多を連想させ、商業筋を弱気にさせたことも要因。輸出検証高は、コーンに弱気材料、大豆にはニュートラル。特にコーンが売られた相場であったが、取引後発表予定のコーン作柄報告が改善されるとの大方の見方がコーンの下げ足を早めたと見られる。 

本日のファンドの動きは、コーン4,000コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は北部ベルトを中心にベルト全体の35-40%の範囲に、0.2-1.1インチの降雨が見られた。現在ドライとなっている地域はアイオア南西部、ネブラスカ東部、ミズーリー北西部の各地域であるが、これらの地域はまたしても降雨に恵まれなかった。 

今朝の天気モデルからも今週水曜日以降から、中西部に高気圧の張り出しが予報されている。ただこの高気圧はずっと強い勢力で影響を及ぼすわけではなく、勢力が弱まったときには若干の降雨が期待できる。今週は勢力が強く、最高気温は平年より7-10度高い。また雨はほとんど期待できない。来週はやや勢力が弱まるが気温はやはり平年よりは高め。ただ来週火曜日から降雨が期待できる。この降雨についてはアメリカモデルでは広範囲の降雨予報となっているが、ヨーロッパモデルでは散発的な降雨予報となっている。その後6/17-18頃から再度高気圧の勢力が強くなる予報。この高気圧は少なくとも6月中下旬までは中西部に居座り影響を及ぼすものと考えられている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  MA(70)  N/A (0.78/2) 
東部ベルト  A/MA (72)  A/N (0.67/2) 

やや弱気材料。生育に必要な気温(日照時間)と降雨量から弱材料。ただ中には気温に重きを置いて、強気材料と言う者もいる。 

 

本日の発表等

 

1)輸出検証高(5月25日-6月1日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  25,069  30-35 
大豆  9,265  7-11 
小麦  20,135  17-22 

コーンは弱い材料、大豆はニュートラル。 

2)進捗率 

 

作付け  6/3現在  先週  昨年  平均 
マイロ  75%  64%  54%  58% 
大豆  90%  85%  80%  67% 

予想の範囲内。 

 

発芽率  6/3現在  先週  昨年  平均 
コーン  97%  93%  88%  N/A 
大豆  80%  67%  54%  N/A 

予想の範囲内。 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  1%  3%  20%  57%  19%  103.0  102.4  107.5 
大豆  1%  5%  28%  54%  12%  102.8  102.8  108.7 

先週の降雨からもっと改善していると見られていた。ややサポーティブ。 

 

3) コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  5月30日現在  フューチャーのみ 
とうもろこし  6,227 LONG   57,785 LONG  
大豆  13,969 LONG  21,574 LONG 
大豆粕  22,473 LONG  23,696 LONG 
大豆油  102 LONG  5,051  LONG 

コーンは予想よりロングが少なくサポーティブ、大豆は予想の範囲内。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ファンドによる最後の一絞りの買い持ち整理を期待して、7月限の買いを進めるべき。9月限以降は待ち。夏の旱魃予想という大きなハードルが残っているが、それを超えればあとは売り材料のみ。( F ) 

 

 

(大豆) 

作付けは無事終了、後は今週以降の高気圧次第。 

作付けは無事終了した。一部を除いて状況に問題は見られない。広いアメリカ、一部に問題が見られるのはいつもの事。下層土水分にはまだ議論の余地があるがフィールドを見る限りそれはわからない。作付けが終了したといっても、まだ二毛作(冬小麦の後作)の大豆は残っている。ただ今週以降のドライ予報から冬小麦の収穫は順調に進む見込みにて、今年の大豆作付けはパーフェクトであったといえる。さて初期生育がどうなるかであるが、多少の旱魃は穀物を強くするという意見もある。初期生育の時に恵まれた天候で、開花時期以降に旱魃となるのが最悪。穀物は厳しい環境に対する免疫をもてない。逆に初期生育の時に旱魃になれば大豆の根は地中深く伸びる事になる。時には1メートルにも達するという。これは地上に出ている高さとほとんど変わらない。その後雨さえあれば隆々とした大豆になる。要は程度の問題であり、今回の高気圧がどの程度の影響を及ぼすかで夏前の相場が決まる。余談であるが大豆はホット&ドライが続くと葉がひっくり返り、表面からの水分の蒸発を防ごうとする性質も持っている。 

ファンドの発想は旱魃=凶作、であろうが大豆は意外に旱魃に強い。1988年の大旱魃の年でさえ、イリノイのある地域ではコーンのイールド15に対し、大豆のイールドは20であったという。コーンが90%を失ったのに対し、大豆は60%程度で済んでいた。天候相場でアップダウンが続くうちは、安値更新をターゲットにしていけばいいのではないか。 

ただ本日のクロップコンディションでgood/excellentの合計は66%であった。昨年同時期は70%。これだけ雨に恵まれ、しかも昨年よりも評価が低く、本当にイールドが40にもなるのか?という疑問は残っている。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)