(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年6月6日

 

 

本日の相場

とうもろこし  ---小幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  224 1/2 - 24 1/4  226  222 3/4  225 3/4  +1 1/2  197023  -3188 
00 SEP  233 - 33 1/2  234 1/4  231 1/2  234  +1  70457  +1029 
00 NOV  240  240  238 1/2  241  +1/2  952  +24 
00 DEC  244 - 44 1/4  245  241 3/4  244 3/4  +1  147822  +1880 
01 MAR  253 - 52 3/4  254  251  253 3/4  +1 1/4  18904  -38 
01 MAY  258 3/4  259 1/2  256 1/2  259 1/2  +1 1/2  3712  +24 
            451087  +74 

 

大豆     --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  530 1/2 - 31  531  521 1/2  530 1/2  +1 1/4  78187  -3283 
00 AUG  533 1/2 - 33  533 1/2  524 1/2  533 1/4  +1 3/4  14899  +541 
00 SEP  535  535 1/2  526  535 1/4  +1 3/4  12937  +279 
00 NOV  541 - 40 1/2  542 1/2  532  542  +3  52012  +941 
01 JAN  549  550  541  549 3/4  +3  5505  +47 
01 MAR  555  557  546 3/4  556 1/2  +2 3/4  5088  +1 
            179763  -1414 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  18080  +50  JUL  1644  -8  JUL  267  +1  105.41-106.75 
AUG  17810  +00  AUG  1666  -9  SEP  279 1/2  +1 1/4   
SEP  17670  -20  SEP  1687  -8  DEC  295  +1 1/2   
OCT  17610  +90  OCT  1706  -9  MAR  307 1/2  +1   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

安値では商業筋の買い。

高気圧の影響が計りかねないため、チョッピーなマーケットになった。寄り付きは今週末のホット&ドライが焦点となりやや高く寄り付いたが、高値の反応が鈍いとみるや、すぐにファンドが売りにまわった。背景には一部予報家から、来週前半に広範囲にわたる降雨が予報された事がある。高気圧の勢力は当初よりは弱いという意見が支配的となり安値をトライするも、本日は安値では商業筋が買いを入れサポートした。商業筋からの買いは、やはり高気圧の影響を心配してのヘッジの買いと見られている。安値で価格がサポートされた事、午後の予報で今度は今週末の気温の上昇を唱える予報家がいた事からファンドが急に買い戻しに入り、あっという間に高値圏まで値を戻しての引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの売り越し、大豆1,600コントラクトの売り越しと見られている。ファンドは引け間際には大量の買いオーダーを入れたが、一日トータルでは売り越しとなったもの。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

天気モデルには変化はない。明日以降高気圧の影響でドライパターンがしばらく続く。高気圧の中心はオハイオバーレー近辺になる見込み。高気圧は今後5、6日の周期で勢力を強めたり弱めたりする。今週は勢力が強いが熱波というような暑さにはならない。最高気温は85-94度を予想。これは平年より7-12度高い。高気圧の勢力が弱まる来週火曜日、水曜日に次ぎの降雨が期待できる。降雨範囲は30-40%、降雨量は0.3-1.3インチを予報。その後はまた高気圧の勢力が強くなるパターンとなりドライになる。 

注目すべき点は、この高気圧の影響で週末にどれだけ気温が上昇するか、それと来週の降雨量がどの程度のもにになるか。この高気圧は少なくとも6月いっぱいは停滞する見込みにて、今週来週の勢力の強い時と弱い時のパターンがその後も続く。したがい今週来週に起こる事が今後も繰り返される。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  6月2日  前週  前年同期 
コーン  4,060  4,298  NA 
大豆  6,113  6,258  NA 
小麦  30,446  31,082  33,279 

- ニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  5月30日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch      21.6   unch    1,118.8   1,140.5 
1998crop  0.5  unch      44.9   unch    1,725.5   1,770.9 
1999crop  858.5  3.4       0.0   unch     525.7   1,384.2 

−大豆− 

  5月30日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.0  unch        6.7   unch    259.6   266.3 
1998crop  0.1  unch      11.6   unch    330.2   341.9 
1999crop  142.9  -1.9       0.0   unch    141.9   284.8 

−コーン・大豆ともニュートラル 

 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

高気圧の影響がどの程度になるかわからないが、それを心配して今日の安値付近では、コーン・大豆とも商業筋からのプライシングタイプの買いオーダーが入っていた。まだ市場では高気圧の影響を計りかねており、相場には反映されていない。したがい高気圧の影響がたいした事がないとわかったからといって大きく下がる事にはならない。下がる為にはタイムリーな降雨が引き続き必要。その意味から下値はしばらくしれており、期近で買わなければいけないものはここで買っておいてもいいのではないか。 

8/9月限は難しい。高気圧の影響次第でいかようにも変わる。6月の天候パターンは向こう一週間で凡そ把握できる。無難な判断をするには後一週間待ってからとしたい。 

また参考までに、長らく低迷している食用油相場であるが、ここにきて価格反転の兆しが見えてきていると言う。@ここ数年大豆油より価格が下がっているナタネ油、手取りの低さに嫌気のさしたカナダ他の農家が、流石に他の穀物の作付けを考えているという。Aナタネ油と同様、悲惨な価格を強いられていたひまわり油もアルゼンチンをはじめとする農家が転作を進めている。B今年に入ってからの中国の大豆買い付けで世界大豆の在庫率は、各国の豊作にもかかわらず減少している。等々 

食用油の消費量は、途上国の生活水準の向上で年々伸びてきている。これを背景に昨年の油糧種子の需要量は生産量を上回ってしまった。昨年あれほど各油糧種子とも豊作であったにもかかわらず、需要量がそれを上回ってしまったことは驚きに値する。今年の油糧種子生産量予想は昨年を数百万トン下回る予想となっており、これが食用油価格が是正されるとみるファンダメンタルになっている。 

ただ食用油の価格はパーム油の価格に大きく左右される。それは油生産量では大豆に次いで2位に甘んじているパーム油であるが、輸出量では大豆油・菜種油・ひまわり油の合計をも凌ぐ圧倒的なボリュームを誇っている為。パーム油は知られているように、これから秋口まで生産量が増加していく。従い季節要因としてはしばらくは弱い材料となる。ただパーム油の生産量も来年以降は減産される可能性が強いという。パームは一度植え付けられると20年間は生産される、非常にタームが長い油糧植物。しかしマレーシアのパームは20年を超えるものが出てきており、今後は生産量が減少する。また政府も新規作付けを奨励してはいないという。 

それではいつ食用油価格が底入れするか?それは今後の状況次第。@今年ビッグプレーヤーである中国がどうでるか。もちろん中国の今年の天候にも大きく左右される。Aインドのモンスーンがどうなるか。インドは食用油の消費量が一定している国柄。過去にも油価格が跳ね上がったにもかかわらず、一定量を消化している。もしモンスーンが不調に終わった場合には、たちどころに需要が増える事になる。Bアメリカの大豆生産量がどうなるか。アメリカ大豆の生産量は絶対量が多く影響が大きい。しかしもし豊作になっても、大豆油価格は思ったほど下げないと見る向きが多い。それは大豆粕在庫をそれほど持つ事ができない為、大豆油生産量も自然と抑制されると見られている為。 

インドのモンスーンが終わるのも秋口、アメリカ・中国の生産量が把握できるのも秋口、パームの生産量が増加するのも秋口まで。生産サイドがすべて順調にいってしまえば、価格底入れは来年まで待たねばならないかもしれないが、そうでなければ秋口には価格反転の兆候が見られるのではないか。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)