(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年6月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし  ---小幅高値寄り付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  218 1/2 - 19  221  218 1/2  219 1/4  +1/4  187047  -4888 
00 SEP  227 1/2 - 28  229 3/4  227 1/2  228 1/2  +3/4  79107  +5198 
00 NOV  235 1/2  235 1/2  234 1/2  235  +1 1/2  987  +1 
00 DEC  238 - 38 1/4  240 3/4  238  239 1/2  +1  149653  +1351 
01 MAR  247 1/2 - 47 1/4  249 1/2  247 1/4  248 3/4  +1  19763  +622 
01 MAY  254 1/4 -54  255 1/4  253 3/4  255  +1 1/2  3999  +26 
            453697  +2343 

 

大豆     --- 小幅安値寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  519 - 20  523 3/4  517 3/4  520 3/4  -3/4  68899  -3611 
00 AUG  522 - 22 1/2  525 1/2  520  522 1/4  -1  15419  +254 
00 SEP  522 1/2 - 23 1/2  526  521  523 1/4  -2  13568  +233 
00 NOV  529 - 29 1/2  532 1/4  527  528 1/4  -3  56836  +1844 
01 JAN  537 1/2 - 36 1/2  540  535  536 3/4  -2 1/2  5796  +83 
01 MAR  543 1/2  545 1/2  543  543  -3 1/2  4673  -117 
            176616  -1268 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17970  +210  JUL  1636  -14  JUL  269 3/4  +3 1/4  106.72-106.91 
AUG  17530  +40  AUG  1659  -11  SEP  282 1/2  +3 3/4   
SEP  17290  +00  SEP  1680  -12  DEC  298  +3 1/2   
OCT  17150  +20  OCT  1702  -11  MAR  309 3/4  +3   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

需給報告にインパクト少なく、閑散相場。

USDAの需給報告の日にしては、取引量が少なく、動きも小さい一日であった。 

需給報告では、米国産コーンの期末在庫が旧穀・新穀ともに減少。米国大豆には変化が無かった。コーンにはやや強材料、期末在庫減が予想されていた大豆には弱材料と受け止められた。需給報告に最も反応したのは小麦相場で、その世界期末在庫減が取り上げられて買い材料となり、小麦が高値を維持する形で本日の相場をリードし、コーン・大豆が追随する展開となった。 

コーンは、一日のほとんどを前日引け値をわずかに上回る位置で推移した。米国需給報告内容は、新穀・旧穀の国内飼料需要および新穀輸出需要を増加させ、結果新穀期末在庫は1250万ブッシェルの減少となった。国内飼料需要増加の背景は、旺盛な畜肉需要と小麦・ソルガムとの価格比から需要が回ってきていることと見られる。輸出需要減は、メキシコと台湾の需要増が要因。中国輸出と韓国輸入は変化なし。アルゼンチンの生産量が50万トン増加、1,600万トンと見積もられたが相場要因にはならなかった。高値引けは、小麦の堅調と、中国の雨不足の方が需給報告より影響したと見られる。 

大豆の米国需給報告は変化なかったが、世界期末在庫は減少となった。本日の相場では天候良好継続見込みから売られやすい展開ではあったが、小麦・コーンが堅調推移していたことから下げ渋った。また、大豆粕7月限が強含みとなったことが特徴的であったが、これは昨日の輸出報告が予想を大幅に上回ったことが原因となっている。 

本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの買い越し、大豆1,800コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はドライ。最高気温は東部ベルトで80度台、西部ベルトでは90度台から100度代前半まであった。来週月曜日までは同様の天候が予報される。最高気温は概して89-96度となる。来週の火曜日以降は高気圧の影響が緩み、最高気温は80度台となる。 

来週の降雨範囲にアメリカモデルとヨーロッパモデルでの妥協が見られた。アメリカモデルは降雨範囲・降雨量を少なくし、ヨーロッパモデルは多くしている。予報は来週全体を通して、コーンベルトの50%の範囲に0.3-1.3インチの降雨予報となっている。降雨の中心がベルトのどこになりそうかは今のところ予報は難しい。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  B (70)  A (0.78/2) 
東部ベルト  B (72)  A/N (0.67/2) 

弱気材料。 

 

本日の発表等

 

1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  1999-2000   2000-2001  
  MAY  JUN9  MAY  JUN9 
作付面積(百万エーカー)  73.8  73.8  74.9  74.9 
収穫面積(百万エーカー)  72.5  72.5  73.9  73.9 
単収(ブッシェル/エーカー)  36.5  36.5  40.0  40.0 
         
初期在庫  348  348  300  300 
生産量  2,643  2,643  2,955  2,955 
輸入  3  3  3  3 
・供給合計  2,944  2,944  3,258  3,258 
搾油用  1,570  1,570  1,620  1,610 
輸出用  940  955  970  980 
種子・飼料用  90  90  91  90 
その他  79  79  82  83 
・需要合計  2,694  2,694  2,763  2,763 
期末在庫  300  300  495  495 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.65  4.65  4.00-5.00  4.00-5.00 

− 予想通りの発表で特にインパクトもない。旧穀、新穀ともに搾油量を減らしその分輸出量を増やしており期末在庫は変わらない。 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  1999−2000   2000-2001  
  MAY  JUN9  MAY  JUN9 
作付面積(百万エーカー)  77.4  77.4  77.9  77.9 
収穫面積(百万エーカー)  70.5  70.5  71.1  71.1 
単収(ブッシェル/エーカー)  133.8  133.8  137.0   137.0 
         
初期在庫  1,787  1,787  1,784  1,759 
生産量  9,437  9,437  9,740  9,740 
輸入  15  15  10  10 
・供給合計  11,239  11,239  11,534  1,509 
飼料用その他  5,650  5,675  5,675  5,700 
食用・種子用・工業用  1,930  1,930  1,975  1,975 
輸出用  1,875  1,875  1,900  1,975 
・需要合計  9,455  9,480  9,550  9,650 
期末在庫  1,784  1,759  1,984  1,859 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.85-1.95  1.85-1.95  1.60-2.00  1.65-2.05 

−やや強気材料となった。旧穀では国内飼料需要を増加させており、新穀では国内飼料需要と輸出数量をそれぞれ増加させ、期末在庫の減少予想となっている。 

B00/01クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  125.00 (125.00)  6.00 (6.00)   
アルゼンチン  16.50 (16.50)  9.50 (9.50)   
南アフリカ  9.50 (9.50)  1.00 (1.00)   

○大豆 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  21.00 (21.00)  5.10 (4.10) 
ブラジル  31.00 (31.00)  9.20 (9.30) 

−ニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

コーン相場の下値余地は大きい。 

しかし、一方的とは限らない。7月中に一旦急回復を見せる確率は決して低くない。仮に本格的な旱魃見込みが小さくなっても、7月は7月。受粉最盛期からはずれている場合でも、「雨がない7月の中西部の10日間程度」が相場に与える影響が大きいことは昨年実証済みである。しかし、昨年と同様、豊作期待と旧穀供給量の重石が最終的には相場形成主要因となる。( F ) 

 

(大豆) 

来週の天気が非常に重要。 

需給報告は何事もなく終わってしまった。残るはやはり天気だけ。しばらくは同じ天候パターンが10日おきくらいに繰り返すと言う。各天気モデルでもめている来週の降雨範囲・降雨量であるが、これが一週間に一度程度繰り返される可能性が強いと言う。来週の降雨が少なければ、この天候パターンが続くうちはまとまった降雨が期待できない事になる。逆に来週の降雨がまとまったものであれば、7月までの土壌水分は申し分がない事になり、コーンはほとんど勝負がついてしまう。大豆もつられて大きくさがる。来週月曜日の天気予報がいつになく大きなウエートを占める。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)