(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年6月12日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---大幅安値寄り付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JUL | 210 1/2-09 1/2 | 212 1/2 | 208 | 208 1/4 | -11 | 182202 | -4845 |
| 00 SEP | 219 1/2-20 | 221 | 217 | 217 1/4 | -11 1/4 | 84756 | +5649 |
| 00 NOV | 227 1/2-27 | 227 1/2 | 223 1/2 | 224 1/4 | -10 3/4 | 987 | |
| 00 DEC | 231-30 | 232 | 228 | 228 1/2 | -11 | 150196 | +543 |
| 01 MAR | 234 | 241 | 237 3/4 | 238 1/2 | -10 1/4 | 19814 | +51 |
| 01 MAY | 241-40 | 247 1/2 | 243 3/4 | 244 | -11 | 4073 | +74 |
| 455325 | +1628 |
大豆 --- 大幅安値寄り付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JUL | 503-02 | 511 1/2 | 501 1/2 | 510 1/2 | -10 1/4 | 65713 | -3186 |
| 00 AUG | 502 1/2-03 | 509 1/2 | 501 1/2 | 508 3/4 | -13 1/2 | 15850 | +431 |
| 00 SEP | 503-05 | 509 | 501 1/2 | 508 1/4 | -15 | 13490 | -78 |
| 00 NOV | 508-07 | 512 1/2 | 504 1/2 | 511 | -17 1/4 | 58752 | +1916 |
| 01 JAN | 516 1/2-17 | 521 | 513 1/2 | 520 1/2 | -16 1/4 | 5680 | +64 |
| 01 MAR | 522-22 1/2 | 528 1/2 | 520 1/2 | 528 1/2 | -14 1/2 | 4692 | +19 |
| 175807 | -809 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JUL | 17530 | -440 | JUL | 1630 | -6 | JUL | 265 3/4 | -4 | 106.45-106.80 |
| AUG | 17000 | -530 | AUG | 1649 | -10 | SEP | 277 1/2 | -5 | |
| SEP | 16760 | -530 | SEP | 1669 | -11 | DEC | 294 | -4 | |
| OCT | 16560 | -590 | OCT | 1691 | -11 | MAR | 306 1/4 | -3 1/2 | |
| 本日の相場の動き |
雨に反応、売り加速。
週末の中西部の広範囲にわたる降雨だけでなく、今後のドライ見込みも薄くなったという一部の予報も重なることにより、投機筋の思惑売りの勢いが膨らんだ。ナイトセッションを受けて大幅下げで寄り付いた後、さらに居所をスライドさせていく展開。
予報されていた先週末の雨は、予想を上回る範囲・量となった。ナイトセッションですでにその様子が反映され、大きく下げていたところへ、今朝になり「少なくとも7月中盤までは、ドライな気候になる可能性はない。」と言い切る予報家が出てくるにおよび、相場の弱気色はさらに濃度を高めた。今週も先週末同様の天候が予想されており、早期生育が進んでいる今年のコーンの受粉は7月中旬までにほとんど終了すると考えられたため、商業筋の一部がプライシングを進めるだけで、その他の買い手に不足する状態。一方、ファンドはコーン・大豆ともに売りを浴びせる手を休めなかった。中国のドライ、農家売り不足という要因は継続したが、定期相場では問題にされなかった。
大豆相場で7月限が他限月に比べてサポートされたが、中国が米国産大豆を昨晩2〜3杯買い付けたとの情報が作用した結果。
本日のファンドの動きは、コーン10,000コントラクトの売り越し、大豆4,500コントラクトの売り越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
中国
先週からのドライパターンがまだ続いている。中国北部のコーン・大豆生産地域は今週も高気圧に覆われホット&ドライな天候が予報される。最高気温は90度台から100度台前半と平年より10-15度も高い。週末からは気温の低下と若干の降雨が期待できるが、すでに全体の30%が土壌水分の不足からストレスを受けていると言われており、まとまった降雨がすぐにでも必要な状況。
インド
モンスーンの到来により降雨に恵まれている。特にここ3週間での降雨システムは活発にて、過去一ヶ月の降雨量合計は軒並み平年の150-300%となっている。今のところ作付けは順調に進む見込み。
米国中西部
高気圧の移動パターンが週末に急変した。中西部にしばらく留まると思われていた高気圧が再度南東部と移動し、今朝現在ではその中心はサウスカロナイナにあると思われる。
高気圧の南西部への移動から、中西部は今週一杯降雨が降り易い状況が続く。また気温も平年並。このシステムは昨日から中西部に雨を降らし始め、今週土曜日まで活発に雨を降らせる予報。一日一日の降雨量は左程大きなものにはならないが、一週間を通しての降雨範囲はベルト全体の85-90%、降雨量は0.25-1.25インチ、所に寄り2.0インチに達すると予報されている。
今後10日間に渡り、中西部のコーン・大豆には全く問題が見られない。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日予報 |
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | B (70) | A (0.78/2) |
| 東部ベルト | B (72) | A/N (0.67/2) |
弱気材料。
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(5月25日-6月1日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 34,006 | 27-32 |
| 大豆 | 12,022 | 6-10 |
| 小麦 | 21,649 | 18-22 |
発表自体はやや強気材料であったが、天気予報一色のマーケットで材料視されなかった。
| 2)進捗率 |
| 作付け | 6/10現在 | 先週 | 昨年 | 平均 |
| マイロ | 86% | 75% | 72% | 70% |
| 大豆 | 93% | 90% | 89% | 78% |
予想の範囲内。
| 発芽率 | 6/10現在 | 先週 | 昨年 | 平均 |
| 大豆 | 87% | 80% | 75% | N/A |
予想の範囲内。
| 作柄 | 非常に悪い | 悪い | 普通 | 良い | 非常に良い | 指数(今週) | (先週) | 昨年 |
| コーン | 2% | 6% | 23% | 53% | 16% | 102.0 | 103.0 | 107.0 |
| 大豆 | 1% | 6% | 28% | 53% | 12% | 102.3 | 102.8 | 104.0 |
市場の予想に反して若干ながらコンディションが悪化しており、やや強い材料。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
下値余地は大きい。
天候プレミアムが取り除かれた現在の相場でも、中期に見ればまだ高値。夏にストレスが発生せず受粉が順調であれば、作付けからほぼ問題が見られず生育が続くという稀な例になる。その上、農耕技術が高まり且つ密植が進んだ今年は、USDAが見込むエーカー当りの生産歩留まり137ブッシェルは十分現実的であり、それ以上を期待する声がそのうち出てくる。秋口には期近180台になっている公算は高い。
ただ、最も神経質な局面である7月には思惑もからみ一旦は相場の盛り上がることになるであろう。手元の買いポジションに限っては待ち過ぎず6月中に買い進めることが無難か。秋の安値に落ち着くまでの2〜3ヶ月間、相場がどのような動きをしながらそこに到達するのかが、今後の相場の焦点となる。( F )
(大豆)
昨年12月に付けた、11月限472が次のターゲット。
天気パターンのいきなりの変更が、週末から今週にかけてのまとまった降雨となった。5月の初めには旱魃懸念から45,000コントラクトもあったファンドのネットポジションも今日現在オプションを含めるとほぼゼロになっていると考えられる。この一ヶ月半の天気パターンの急変に、ファンドも踊らされ、ようやくイーブンまで辿りついたという所であろうか。今日の価格はほぼ1月中旬の価格にて、この少し前頃からロングを積み上げてきたファンドも、この半年間は相場を当てる事ができなかった。
本日のクロップコンディションの悪化は主に西部ベルト地域であるが、今週の降雨は西部ベルトにもまとまった降雨予報となっており、恐らくコンディションの悪化は考えなくてもいい。今後10日間はもう生育に問題は見られない。例年より生育の早いコーンに、残るハードルは受粉だけとなってしまった。今後しばらくは、リスクの少なくなったコーンを中心に更に売りが進む事が考えられる。大豆も次のサポートラインは11月限にて472までとりたてて見られない。ファンドのポジションはすでにゼロにてどちらにでも動けるとはいえ、今の状況からは売りからの仕掛けが予想される。その場合相場を先取りし過ぎて、過剰反応から大きく下げる可能性もある。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)