(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年6月26日

 

本日の相場

とうもろこし  ---安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  192 1/2 - 93  196  192 1/2  194 1/4  -5 1/4  111573  -14161 
00 SEP  201 3/4 - 03  204 1/4  201 3/4  202 3/4  -5  113850  +3962 
00 NOV    212  210  211  -4  1298  +236 
00 DEC  214 1/2 - 14 3/4  216 1/4  213 3/4  214 3/4  -4 1/2  169190  +3630 
01 MAR  225 3/4 - 26  227 1/2  225 1/4  226 1/4  -4  26354  +140 
01 MAY  231 1/2 - 31  233 1/2  231  232 1/2  -3 3/4  5213  +191 
            444359  -5368 

 

大豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  496 -97  500  493 1/2  499 1/2  +1 1/2  32952  -1848 
00 AUG  485 3/4 - 85  494  484  493  +3  21461  +262 
00 SEP  473 - 71 1/2  475 1/2  470 1/2  474 1/4  -4  16361  -158 
00 NOV  473 1/2 - 73  476 3/4  470 1/2  475  -4 3/4  66717  +174 
01 JAN  482 - 83  486 1/2  481  485  -4 3/4  6696  -298 
01 MAR  492  495 1/2  492  494  -5 1/4  5589  -55 
            161071  -2265 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16990  -30  JUL  1596  -17  JUL  274  +1 3/4  104.34-105.73 
AUG  16320  +40  AUG  1611  -20  SEP  286 1/2  +2   
SEP  15690  +10  SEP  1631  -22  DEC  303 1/4  +1 1/2   
OCT  15360  +10  OCT  1645  -18  MAR  316 1/4  +2 1/2   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

週末もクロップにストレス無し。売られる。

天気に関しては、先週末も今週中も強気材料を見つけることはできなかった。週末の雨量は予報されたレベルを上回り、受粉期を前にした相場にプレッシャーを与えるに十分であった。特に前半は投機筋からの買い注文が影をひそめ、買い側には商業筋が回った。引け後発表の作柄報告でさらなる改善が見込まれ、投機買いを鈍らせたこともある。後半は、前半の下げ幅を拡大することはなかったが、コーン全限月、大豆新穀限月に間断なく売り注文が入り、安値のまま推移した。大豆新穀は期近現物需給逼迫から引き続き変われ、他限月と違った動きを示した。輸出検証高はどちらも予想範囲内。本日も例に漏れずウェットな天候が相場を支配した。 

本日のファンドの動きは、コーン16,520コントラクトの売り越し、大豆11,712コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は充分すぎるくらいの降雨を各地で見ている。中西部全体にて75%の範囲に0.4-1.8inch(所によって4-5inch)となっている。特に2inch以上の地域は、イリノイ最南部・ミズーリ最北部・アイオワ最南部・ネブラスカ東部。ベルトの55%で1inch以上、20%の地域にて2inch以上となっている。気温は70度後半から80度後半となった。      

今週は火曜以降週末にかけて概ねドライ。気温も70度半ば〜80度半ばにてノーマル。これはこれまで降りすぎたといってもよい降雨のあとだけに土壌にとってはよい天候予報と言える。問題は週末以降2週間のホット&ドライ。 今週末より気温は上昇し始め、7月3日〜7日にかけては89〜97度。(lowは70半ば〜80半ば)現時点で、週末より来週いっぱい(予報によっては再来週まで)降雨システム到来のニュースはない。 

週末のWGN(テレビ局)にて今後の中西部の天候特集をやっていたが、この7月3日の週と10日の週は”much above" ということが話題になっていた。予報は常に変化するものであるが、この2週間の今後の予報の動向は注視していきたいところ。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

NWS 6-10日間予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A (72)  A/N (0.70/2) 
東部ベルト  N/A (74)  N/B (0.65/2) 

ニュートラルからやや弱い材料か。 

 

本日の発表等

 

1)輸出検証高(6月16日-6月22日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  29,057  28-35 
大豆  8,246  8-12 
小麦  16,750  15-20 

ほぼニュートラル。 

2)進捗率 

 

作付け  6/25現在  先週  昨年  平均 
マイロ  96%  92%  88%  91% 

予想の範囲内。 

 

発芽率  6/25現在  先週  昨年  平均 
大豆  95%  93%  93%  N/A 

予想の範囲内。 

 

  6/25  先週  昨年  平均 
コーンシルキング  4%  2%  3%  3% 
大豆開花率  8%  2%  4%  3% 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  1%  5%  21%  52%  21%  103.9  103.6  108.5 
大豆  1%  5%  25%  54%  15%  102.5  103.5  104.3 

コーンは予想通り。大豆は指数が悪化しておりやや強い材料。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

7月前半の一時上昇に注意。 

「雨が降り過ぎてコーンの葉が黄色に変色した。」「4月から今までの降雨量は96年以来の高いレベル、そのおかげで日照量が不足、成長が遅れている。」「雨が多すぎてフィールドに入れなかったために雑草処理作業ができず、畑が雑草で一杯になっている。」  

−−−− 相場心理が一方に振れすぎ、市場は新しい話に飢え、受粉は目前、約定安値を連続更新。つまり、物事が針小棒大に伝わる素地としてはこの上ない。ただ、今年のクロップはそのメッキを剥がすことに長い時間をかけない。相場は間もなく率直に豊作を反映する。9月限底値は180台。 ( F ) 

 

 

(大豆) 

農家からはクール&ウエットを心配する声も聞かれ始めている。 

先週、北部イリノイ、北東部アイオア、中南部ミネソタと中南部ウイスコンシンにフィールドサーベイに行って来た。イリノイ中部では来週にもコーンの受粉が始まるといいうニュースも伝わっており、さぞかしすばらしい畑ばかりかと想像していたがこれらの地域は予想とは違っていた。クロップの状態は決して悪くはないのだが、まだいちご畑?と身間違うような生育の遅い畑が多く見られた。また畑が冠水してしまい、根ぐされしてしまっている畑も散見された。 

聞いた範囲では、どの畑も例年より1週間から10日間ほど早く作付がなされたにもかかわらず、5-6月に気温の上昇が見られなかった事から、今現在では例年並から若干遅れ気味になっているというクロップも多く見られた。夜間の気温が6月に入っても50度を割り込む事が多く、これが生育を遅らせた一番の原因という。 

マーケットでは’Rain makes grains’の諺通り、降り続く雨につられて相場は下げているが、農家はこれ以上の降雨は希望していない。しばらくはドライかつ気温の上昇を望んでいた。もちろん95度を超えるような気温はマイナスであるが。今日の午後GWS発表のクロップインデックスが悪化していたのも、聞き取り調査により農家からネガティブな声が聞かれた為にほかならない。 

天気予報によれば、7月4日の週に高気圧が中西部を覆うという。過去にも7月4日を境に相場ががらっと変わってしまったこともある。ただ今回はどんなものか?中西部の北部を見る限りホット&ドライが望まれている。マーケットのトレーダーと農家の思惑はややずれてきている。結論として大豆の生育進捗は中西部の南部と北部で大きく開きがでてきている。これは天候へのリスクヘッジにもなれば、逆に長い期間パーフェクトな状況も期待しずらいことから大きなメリットにもなりずらい。その意味から史上稀にみる大豊作にはちょっと届かないような気がする。 

また農家に新穀の売りアイデアも聞いて見た。彼らもまだ相場が下がる事を予想しているがここで先物を売っておき、収穫後更に下がった所でLDPを決めるという事はしたくないという。理由は簡単にて、5ドルを割る大豆は売りたくないという非常に保守的な考えによる。農家は、もし収穫時期に相場が下がっていたらその段階でLDPを決め、年明け頃までに相場の回復を待って売る逃げするというアイデアを持っている。大量の農家売りからの相場の下げはもう少し待たねばならない。 

昨夜のナイトセッションと本日と11月限月と契約新安値を抜くも、引け値ベースでは下回れていない。ここがサポートラインとなっている。金曜日に作付面積最終レポートと四半期毎の在庫レポートを控えており、今週はここは抜けていかないという見方が多いがここを抜けていくとチャートからも非常に弱いサインとなる。そろそろ底値?という意見とまだまだ底値は遠いと言う意見とが交錯しているが、大豆の天候相場はまだまだ一ヶ月は続く。上値に左程心配がない事を考えれば、しばらくは待ちの姿勢が妥当であろうか。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)