(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年6月27日

 

本日の相場

とうもろこし  ---高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  196 1/2-96  197 3/4  196  196 3/4  +2 1/2  95520  -16053 
00 SEP  205 1/4-04 1/2  206 1/4  204 1/2  205 1/4  +2 1/2  115795  +1945 
00 NOV  214-13 1/2  214 1/2  213 1/4  213 1/4  +2 1/4  1336  +38 
00 DEC  217 1/2-16 1/2  218 1/4  216 1/2  217 1/4  +2 1/2  173647  +4457 
01 MAR  222  229 1/4  228  228 3/4  +2 1/2  27372  +1018 
01 MAY  228 1/4-28  235 1/4  234 1/2  235  +2 1/2  5681  +468 
            436827  -7532 

 

大豆     --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  505 1/2-04 1/2  505 1/2  497  497 1/4  -2 1/4  24667  -8285 
00 AUG  497 1/2-98  498 1/2  493  493 1/2  +1/2  21403  -58 
00 SEP  480-79  481  477 1/2  478 1/2  +4 1/4  16989  +628 
00 NOV  480-81  483 1/2  478 1/2  481 1/4  +6 1/4  70422  +375 
01 JAN  490 1/2-90  493  489 1/2  491 3/4  +6 3/4  6678  -18 
01 MAR  500 1/2-499 1/2  502 1/4  499  500 1/4  +6 1/4  5447  -142 
            156956  -4115 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  17040  +50  JUL  1598  +2  JUL  273 3/4  -1/4  105.37-105.61 
AUG  16460  +140  AUG  1616  +5  SEP  285 1/4  -1 1/4   
SEP  15820  +130  SEP  1636  +5  DEC  302 1/4  -1   
OCT  15550  +190  OCT  1650  +5  MAR  316  -1/4   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆の指数悪化、来週以降のホット&ドライ予報から上げる。

昨日の下げに対するテクニカルな反発、大豆の作柄指数の悪化、又来週以降のホット&ドライ予報などが材料となり、大豆・コーン共に高値にて寄り付いた。 大豆は昨日のUSDA発表作柄指数において(good/excellent) が先週比2ポイントダウンしたことが大きい。それ以外は大豆/コーンに共通した話題であるが、所謂テクニカルな戻し、今週金曜に控える全米在庫等発表を前にしたポジション調整的な動き、以外は本日も又天候がマーケットの中心となった。先週末までのベルト北部を中心にしたtoo much rain、又来週以降の高気圧の到来予想→90度後半までの気温上昇などの材料が本日の新穀限月の動きにそのまま現れている。 

本日はコーンはネット1100コントラクトの買い越し、大豆は500コントラクトの買い越しであったと見られている。 

 

ホームページの写真によるクロップの生育状況を更新していますので参照されて下さい。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

月曜は週末よりの降雨の一部が残り、15%の範囲に0.25-1.0inchのみ。週末にかけては散発的な雨がごく一部に見られる程度(15%の範囲に0.1-0.5inch)。気温は今週中は80度半ばより90度前半まで。 週末より来週においては89-97度まで上昇、ネブラスカ・カンザスの一部では100度までの予報も出てきている。最近引き続いた雨もあり、かなり湿度が上昇すると言われる。ベルト北部において週末から来週にかけ若干の雨は予想されるが、中央部・南部においては現時点で降雨予報は出てきていない。繰り返しになるが、来週から再来週にかけては、殆ど雨のない中、100度前後までの気温の上昇が予想されているので、注視してゆきたい。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  6月23日  前週  前年同期 
コーン  4,025  3,800  NA 
大豆  6,118  6,518  NA 
小麦  29,999  29,486  33,674 

特に変化なく、ニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  6月20日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1998crop  0.4  unch      44.9   unch    1,726.9   1,772.2 
1999crop  848.6  -12.5      0.1   unch    564.2   1,412.9 

−大豆− 

  6月20日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1998crop  0.1  unch        11.6   unch    330.3   342.0 
1999crop  139.8  -1.0      0.0   unch    146.7   286.5 

 

 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

来週の気温の上昇が95度を越えるようなものになれば、土壌水分が潤沢とはいえコーンの受粉にはなんらかの影響が出る可能性があるが、大豆にはあまりマイナスはない。大豆はコーンに比べ水分が多過ぎると根ぐされし易い穀物にて、しばらくはドライな天候が望ましい。もちろん余り高過ぎる気温は禁物ではあるが。

除草剤について。通常除草剤は作付け前に一回、それと今ぐらいの時期に雑草が姿を見せ始めてから散布する。雑草があまり小さいとまだ出てきていないものがある可能性があり散布しない。またあまり大きくなってしまうと耐性が強くなり効き目が悪くなる。土壌水分が多くぬかるんでいると、散布車が畑に入って行けない。散布した後に、雨が降っても薬が流れてしまい効果が薄れる。風が強い日も避けたい。したがい今のウエットな状況を考えると、一週間程度のホット&ドライな天候が続く事が農家の除草剤散布には望ましい。今年は除草剤の散布のタイミングがうまくいかず、そのために単収の低下が見られる畑が出てしまう可能性がある。 

思い起こせば今年の冬は異常な暖冬であった。その為穀物の害虫も例年以上に冬を生きながらえた。害虫が本格活動をするのは夏場という。乾燥して暖かい気温であれば、活動も活発になりその数もどんどん増えていく。ただ今春のように、雨が多く気温が上がらないと害虫の被害も少ない。害虫は体温調整ができない為、夜間に気温が下がってしまえば春先といえども死んでしまう場合が多いこと、また雨が降れば穀物からたたき落とされて土中で溺れて死んでしまうことも多い為。そうはいっても農家の平均的な意見は、例年よりも害虫の被害には気を付ける必要があるという。 

イリノイ中部の農家に聞いた所、コーンは80%がタッセリングしており、大豆もすでに開花を始めているという。非常に順調そうにみえてはいるが、上述した雑草、害虫の問題がまだ見えてこない。またこのウエットな天候が7月からどうかわるか保証のほどはない。今年の大豆に豊作はあっても大豊作はないように思う。 

相場についていえば、まだダウントレンドからの変化は見て取れず静観する事が一番と思う。上値の心配は左程ない。ただ昨年のような4ドルをトライする動きまでにはいかないのではないか。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)