(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年6月28日

 

本日の相場

とうもろこし  ---安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  194-94 3/4  195 1/2  192 1/2  192 3/4  -4  81075  -14445 
00 SEP  202 1/2-03  204  200 3/4  201  -4 1/4  122269  +6474 
00 NOV  210 1/2  212 1/4  209  209  -4 1/4  1295  -41 
00 DEC  213 3/4-14 3/4  216  212 3/4  213  -4 1/4  175418  +1771 
01 MAR  218 1/4-18  227 1/4  224 1/2  224 1/2  -4 1/4  28066  +694 
01 MAY  226 1/4  233 1/4  231  231  -4  5677  -4 
            431659  -5168 

 

大豆     --- 安値寄り付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  495 1/2-96  496 1/4  488  488 1/2  -8 3/4  22063  -2604 
00 AUG  492-91 1/2  495  488 1/2  489 1/2  -4  21975  +572 
00 SEP  474 1/2-75  483 1/2  474 1/2  479 1/4  +3/4  17443  +454 
00 NOV  477-77 1/2  488 1/2  477  483 3/4  +2 1/2  71550  +1128 
01 JAN  488-87 1/2  497 1/2  487 1/2  493 3/4  +2  6642  -36 
01 MAR  497 1/2  506 1/2  497 1/2  502 1/4  +2  5488  +41 
            156455  -501 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16860  -180  JUL  1596  -2  JUL  271 1/2  -2 1/4  105.38-105.76 
AUG  16320  -140  AUG  1618  +2  SEP  284 1/4  -1   
SEP  15770  -50  SEP  1640  +4  DEC  301 1/4  -1   
OCT  15500  -50  OCT  1651  +1  MAR  314 1/2  -1 1/2   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

来週のホット&ドライは材料にされず、コーンはファンドの売り、大豆にはファンドの買い。

最近の過剰な土壌水分を考えるに、来週の適度な気温の上昇は逆に相場に好感されることになりファンドの売りからコーンは下げた。早い所では今週から受粉が始まっており、天候リスクがどんどん削られている事もファンドが更に売りを進める事に安心感を与えていたようだ。また今朝の予想にて金曜日からの受渡でコーンと小麦は大量の受渡があるとニュースで流れた事も弱い材料となった。 

大豆もコーンにつられて弱く始まったが、センサスの5月搾油レポートがやや強い材料ととられた。今週月曜日にナイトセッション、デイセッションと11月限にて契約新安値を更新するも、引値ベースでは安値更新できなかったことがダブルボトムを形成し、強いサインと考えられファンドの買いを呼んだ。来週と7月中旬に高気圧に覆われると予報されたことも、天候リスクがまだまだ残っている大豆にはサポート要因となった。また今週にも中国が8月積み以降のUS産大豆の買い付けに入ると考えられた事、その中国で旱魃懸念がでている事も大豆相場では特に強い材料となっていた。しかし期近7,8月限月は、最近の買われ過ぎからの利食い売り、また現物のタイト感が思っていたほどないという考えから売りが優勢となり値を削った。 

本日のファンドのポジションは、コーンで2、000コントラクトの売り越し、大豆で1,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今週の気温は平年並。週末までに予報される降雨はベルト全体の20-25%の範囲に0.2-0.7インチの降雨量となっている。週末日曜日から来週木曜日までは中西部全体が高気圧に覆われる。中心はイリノイ。この時期の最高気温は89-97度、所により100度を越える。特に気温が上がりそうな地域はネブラスカ、カンザスとミズーリー。しかしこの時期もベルトの北部と東部を中心に全体の40-45%の範囲に0.25-1.4インチの降雨が予報されている。来週末には高気圧がロッキー山脈方面(西側)に移動する見込みにて気温は平年並に戻る。注視しておきたいのは7月10日の週。一旦移動した高気圧が再度中西部に戻って来る可能性がある。最近のウエットな状態から来週の高気圧は歓迎されている向きもあるが、2回目は受粉を迎えているコーンに何らかのダメージを与える事が懸念される。 

中国 

依然としてコーン・大豆地域のドライ傾向は続いている。今週に予報される降雨もベルト全体の25%の範囲に、0.2-1.0インチ程度と恵みの雨とまではいかない。注視する必要があるのは来週のホット&ドライ。強い高気圧に覆われる事が予報されている。この為降雨はほとんど期待できず、また最高気温は94-105度、所により105度以上にも上がる可能性がある。コーンの受粉は早い所では来週早々、遅い所では7月下旬と予定されているが、来週受粉を迎える畑は大きなダメージが避けられない。高気圧の停滞が長引けば、他のコーン畑、大豆にもダメージの広がりが懸念される。 

東欧 

春先から降雨不足が続いている。特に深刻なのはハンガリー、ルーマニア、ブルガリアとユーゴスラビア(旧国名)の国々。ドライパターンの変化は今のところ見て取れず、コーン、ひまわり等に相当のダメージが懸念されている。 

インド 

今の所、モンスーンからの降雨量は平年より少ない。オイルワールド社によれば、今の時期で例年は33%程度の範囲で相当量の降雨があるはずだが、今年は20%程度にしかなっていないという。この為穀物の作付け遅れが懸念されている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報 

発表が遅れた。 

 

本日の発表等

 

1)センサスビューロー5月度月間搾油高

 

  00年5月  00年4月  昨年同期 
大豆粕生産量(トン)  2,702599  2,685,608  2,821,906 
大豆粕在庫量  291,803  384,576  401,791 
大豆油生産量(千ポンド)  1,399,150  1,363,169  1,450,638 
大豆油イールド(lbs/ブッシェル)  11.43  11.27  11.33 
大豆油在庫(千ポンド)  1,985,497  2,099,553  1,753,960 
大豆搾油高(ブッシェル)  122,383,909  120,987,957  128,030,820 

ややサポーティブ。搾油高、大豆粕生産量、大豆油生産量が増加しているにもかかわらず在庫が減少している。 

 

本日のトーメンの意見

 

コーンの豊作は決定、あとはどこまで大豊作に近づくか。

ベルトの中部、南部と北部ではクロップの進捗に大きな差が出ており、農家、エレベーターのマインドも大きく違っている。中部、南部ではコーンはタッセリング以降のステージ、大豆は開花が始まっている。例えばイリノイ中部の農家に聞くと、今から受粉までタイムリーな降雨に恵まれなくても単収は170ブッシェルは間違いないという。この農家の過去30数年間の最高は1994年の約200ブッシェルであり、今後の降雨次第ではこれを抜く可能性すらあるという。豊作はもう決まりで、あとは大豊作になるかどうかと非常に楽観している。具体的に聞いたのはこの農家だけであるが、各方面に聞くと、インディアナ、アイオア、オハイオ辺りでも状況は似たり寄ったりとなっている。もちろん北部ベルトはタッセリングステージまでまだ2-4週間かかると思われ、今後の天候がまだまだ重要となる。今の所の状態はすこぶるいいが、まだ豊作が決定とはいいきれない。しかし中部以南の状況を考えるに、コーンの豊作は決定、あとはどこまで大豊作になるかといえるのではないか。受粉の進捗が広がるにつれ、9月限、12月限が2ドルを大きく割り込む日も近いと予想する。 

大豆の豊作はまだ天候次第、しかし大豊作は難しいか。 

大豆はまだ天候リスクが残っている。今春の作付面積は大きく伸びたが、それは主に北部ベルトでの作付が伸びた為であり、これらの地域は例年通り8月以降に一番重要な時期を迎える。コーン以上に大豆の生育進捗にはベルト全体で地域間格差が出ており、すべての大豆が理想的に着鞘を迎える事は考えずらい。豊作の可能性は日々高くなっているが、大豊作とまではいかないのではないか。 

それと食品大豆でここ2、3年注目を集めているカナダ大豆であるが、今年は春先の大雨で作付け、生育進捗とも遅れている。特にオンタリオ州南西部にて一ヶ月以上の遅れを見せている。ケベック州にしても二週間の遅れが見てとれる。これは単収だけでなく、品質面でもどのような影響が現れてくるか注視しておく必要がある。(N) 

 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)