(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年7月05日

 

本日の相場

とうもろこし  ---安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  181 3/4 - 82  185 1/2  181 3/4  185 1/4  +2  17209  -3313 
00 SEP  190 - 89 1/2  193  189 1/2  192 1/2  +1 3/4  153247  +1634 
00 NOV  197 1/2 - 97 3/4  200 1/2  197 1/2  199 1/2  +1 1/4  1512  +193 
00 DEC  201 1/2 - 01  204 3/4  201  204  +1 1/4  174259  -62 
01 MAR  213 1/2 - 13  216 1/2  213  216  +1 1/4  29238  +556 
01 MAY  220 1/2 - 20 3/4  223 1/4  220 1/2  222 3/4  +3/4  6324  +231 
            402164  +124 

 

大豆     --- 小幅安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  469 - 68  477  468  472 1/2   +4  4534  -2027 
00 AUG  470 1/4 - 71  477 1/2  470 1/4  474 3/4  +2 1/4  30556  +158 
00 SEP  465 - 65 1/2  469  464  467 3/4  +1 1/4  16343  -1369 
00 NOV  468 1/2 - 69 1/2  473 1/2  468  472  +1 1/2  71624  -1072 
01 JAN  478 1/2 - 79 1/2  484  478 1/2  482  +2  7637  +228 
01 MAR  488 1/2  492  488 1/2  491 1/2  +1 3/4  6360  +310 
            148755  -3426 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16660  +270  JUL  1553  +11  JUL  248  +2 1/2  106.66-107.05 
AUG  16140  +160  AUG  1572  +9  SEP  258 3/4  +1 1/4   
SEP  15590  +150  SEP  1592  +7  DEC  275 1/4  +3/4   
OCT  15370  +130  OCT  1605  +5  MAR  289 1/4  +1/4   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

休み明け、閑散としたマーケット

オープン前の段階での天候実績・予報ともにややbearishに捉えられ、本日もコーン・大豆共に安値寄り付きとなった。来週にかけての高温予報も出てはいるものの、マーケットには中立的にしか受け止められていない。本日マーケットに入ってきた新規ニュースは殆どなく、休日明けのマーケットは非常に閑散としたものになっている。 これまで急激に下げてきた相場、コーンについては月曜日に約定安値を更新したことなどあり、新規材料に欠ける中売られすぎ感からファンドの買戻しが入るという形でやや高値での引けとなっている。 

セッション中に又カンザス州立大学の某教授よりコーンのイールドが発表された。『147.3』。これは同氏独自のコンピューターモデルによるもの。先週の数字よりも1.2ブッシェル以上改善させている。USDAの数字137に対して現在マーケットにて飛び交っている数字は142-143あたり。USDAは次回報告にてイールドの上方修正、、と言われてはいるが、同教授の数字となるとあまりにも現時点で数値化するには説得力に欠ける。 というより、マーケットはそのことを充分含んでおり、本日特に材料視されたものでもない。こういった数字も一部出ている、というくらいにとどめておたい。 

本日のファンドの動きは、コーン1200コントラクトの買い越し、大豆は600コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

-依然としてクロップへは問題のない状況が継続- 

過去2日でベルト全体で0.25-1.5inch(55%の範囲)の降雨を見た。今週は、週末にかけてベルト北部を中心に全体で0.3-1.5inchの雨を40%の地域で予想。気温は金曜あたりまではhighs80度台となっているが、週末から来週前半にかけては上昇してゆく。ベルト東部では88-93度まで(3-4日間)、ベルト西部では91-98度まで(5-6日間)の高温が予想されている。もっとも高温が予想される地域はネブラスカ・カンザス。この高気圧が西に去ったあと(来週後半以降)は再び気温はクールダウンしそう。 

これら天候実績・予報とも、本日のマーケットにはやはりネガティブに捉えられている。高温予報はあるものの、ベルト北部中心にいつでも散発的な降雨が期待できること、これまでの降水量の蓄積で土壌水分は全く問題ないこと、依然として高い湿度を保っていること、などがその理由となる。 

中国 

-熱波は去ったが引き続き作物のストレスは継続- 

東北三省地域では、依然としてドライな状況続いている。北部平原地区においては、この2日で30%の範囲に0.5-2.0inchの降雨を見ており、マーケットの評価として同地域は、この雨により幾分作物のストレスを緩和することができたと見られている。しかし、先週後半から週末にかけての熱波にて確実に作物に被害が出ている。取り敢えずその熱波は週末で終了したが、中国産地では引き続き平年比高めの気温が向こう1週間は続きそう(80度半ば〜90度半ば)。降水量は過去2日分も含め産地ベルト全体の40%の範囲に0.3-1.3inchのみしか期待できず、まとまった雨を降らせる前線はいまだ予報に出てきていない。引き続き高温推移の中、作物へのストレスは更に高まる懸念が増している。要注意。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  B/N(72)  N/A (0.70/2) 
東部ベルト  B (74)  A (0.65/2) 

クール&ウエットな天気予報となっており、弱い材料。 

 

 

本日の発表等

 

1) 本日の7月限受渡通知

 

  数量(コントラクト)  契約最終日 
コーン  518  Jun23/00 
大豆  787  Jun30/00 
大豆粕  0   
大豆油  1,231  Jly03/00 
小麦  1,084  Jly03/00 

 

2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  6月30日  前週  前年同期 
コーン  4,838  4,025  NA 
大豆  6,155  6,705  NA 
小麦  30,532  29,999  34,214 

特に変化なく、ニュートラル。 

 

3)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  6月28日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1998crop  0.4  unch      44.9   unch    1,727.2   1,772.5 
1999crop  840.3  -8.3      0.1   unch    576.7   1,417.1 

−大豆− 

  6月28日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1998crop  0.1  unch        11.6   unch    330.4   342.1 
1999crop  138.3  -1.5      0.0   unch    148.4   286.7 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

下げ相場?それはそうだが。 

受粉期を順調に超えればコーン相場要因に主要な強材料は無い。それはそうである。しかし、強材料が無くなれば、相場は下げを続けるというわけではない。96年農業法施行以来、相場の底値は99年7月の170台だ。今週月曜日には期近が180をつけたが、構造的にこれを大きく下回ることはほぼないであろう。つまり、今年のような買い材料のほぼ無くなったかに見える市場では、期近限月が180前後を底値としてしばらく推移する。そして、期近以降の限月は、きっちりと金利・保管料を加算されたスプレッドをもって広がっていく。7月限月が期限落ちすれば、9月限月が180台に近づく。そして、11月、12月と同様に続く。 

つまり、ここで受粉期を良好に終えたところで、これ以上の急激な下げは期待できないと言うことだ。9月限が180台前半になるには、早くても7月限月が期限落ちする今月後半。投機家の売りと農家の売り逃げが重なったときに、そのスケジュールは多少早めとなることも一時はあろうが、基本的に今の穀物相場の仕組みと要因では、期近月以外が180に近づくことはない。 

眼前にあるのは、売り材料のみ。しかし、それは急激な下げを意味しない。それが意味するのは、金利・保管料をきっちり組み込んだ投機色の少ない落ち着いた低迷相場だけだ。 ( F ) 

 

(大豆) 

7月4日という相場の転換点になるかもしれなかった日を何事もなく通過した。各トレーダーが気にしていた事のひとつが7月4日という呪縛であった。今日の天気予報を見る限り、向こう10日間に問題は見られない。今年の7月4日は相場の転換にはならず、下げ足を早めるきっかけになるだけになりそうだ。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)