(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年7月06日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---安値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JUL | 183 1/4 | 184 | 181 | 181 3/4 | -3 1/2 | 12685 | -4524 |
| 00 SEP | 190 1/2-91 1/2 | 191 1/2 | 187 3/4 | 188 1/2 | -4 | 154806 | +1559 |
| 00 NOV | 199 1/2 | 199 1/2 | 195 1/2 | 196 | -3 1/2 | 1460 | -52 |
| 00 DEC | 201 1/4-01 3/4 | 202 3/4 | 199 1/4 | 200 | -4 | 173877 | -382 |
| 01 MAR | 202 1/2 | 214 1/2 | 211 1/4 | 212 1/4 | -3 3/4 | 29254 | +16 |
| 01 MAY | 213 1/4-13 1/2 | 221 1/2 | 218 1/2 | 219 | -3 3/4 | 6410 | +86 |
| 399338 | -2826 |
大豆 --- 小幅安値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JUL | 470 | 476 | 468 | 470 3/4 | -1 3/4 | 4022 | -512 |
| 00 AUG | 471 1/2-71 | 476 1/2 | 467 1/2 | 469 1/4 | -5 1/2 | 30625 | +69 |
| 00 SEP | 464 1/2 | 467 | 455 1/4 | 457 1/4 | -10 1/2 | 16375 | +32 |
| 00 NOV | 467 1/2-68 1/2 | 471 | 457 1/2 | 460 1/2 | -11 1/2 | 71288 | -336 |
| 01 JAN | 477 | 480 1/4 | 467 | 470 1/2 | -11 1/2 | 7536 | -101 |
| 01 MAR | 487 1/2 | 490 | 478 | 480 | -11 1/2 | 6219 | -141 |
| 147896 | -859 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JUL | 16590 | -70 | JUL | 1537 | -16 | JUL | 244 1/2 | -3 1/2 | 107.28-107.42 |
| AUG | 15990 | -150 | AUG | 1553 | -19 | SEP | 255 | -3 3/4 | |
| SEP | 15440 | -150 | SEP | 1573 | -19 | DEC | 271 1/4 | -4 | |
| OCT | 15000 | -370 | OCT | 1593 | -12 | MAR | 285 1/4 | -4 | |
| 本日の相場の動き |
本日も、昨日引け後発表の6-10days(天気予報)を筆頭に、引き続き作物にって問題のない天候推移であることを材料として、やはり安値での寄り付きとなった。
大豆は安値457.50(NOV)と昨年7月12日以来の安値をつけ、約定安値(453:99年7月9日)までもう至近距離、というところまできた。(現在のファンドのショートは1500コントラクトに対し、昨年7月9日時点では約25000コントラクトとなっている、ご参考まで) コーンも月曜につけた約定安値に迫るレベルでの取引となった。
昨晩遅くより本日朝方までに幾つかの予報にて『今後2週間内に高気圧到来の可能性』を示唆するものが出たが、マーケットは殆ど無視する状態になっている。やはり今年の春から始まったホット&ドライ予報から、つい先日に経験した今週のホット&ドライ予報まで、ことごとく肩透かしにあっているマーケットにはそれなりの学習効果があり、もはや2週間先の天気予報に踊らされるようなことはない、といった状態。本日も、強材料として作用するものはなく、下げる一方の相場展開となった。
本日のファンドの動きは、コーン3500コントラクト、大豆4500コントラクトの売り。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
-昨日から変化なく、順調な推移-
昨日はネブラスカ北東部・アイオワ南西と南東部・イリノイ中部〜東部・オハイオ南西部などを中心に0.25-1.5inchの降雨をベルト全体の30%の範囲にて見ている。今後5日間では西部ベルト中心に0.25-0.75inchの降雨が約50%の範囲で予想されている。
来週にかけての予報は昨日と殆ど変化していない。気温(highs)は金曜まで概ね80度台。週末より上昇の見込みで、ベルト東部ではhighs88-93度が2-3日、ベルト西部ではhighs90-98度が5-6日程継続すると見られている。その後週末〜7月17日週頭にかけては東西ベルトとも気温はクールダウンし、総じてhighsも80度台にどどまりそう。降雨については、来週頭にかけて0.3-1.5inch(ベルトの35%の範囲)の予想。
上記予報にて、一部ネブラスカ・カンザス東部での高温懸念はあるもののクロップへのストレスを心配する声もなく、順調な推移であると捉えられている。
中国
-東北三省ドライな状況今後も続く-
昨日、北部平原産地(ベルト南部)にては0.25-1.00inch(所によっては2-5inch)の降雨を15%の範囲にて見た。東北三省地域(ベルト北部)にては昨日も雨を見ず、依然としてドライな状況が続いている。気温は、ベルト南部でhighs70度後半から80度前半、北部では90度半ばまで。向こう1週間では、0.25-1.5inchの雨が予報(40%の範囲)されているが、あくまでも中心はベルト南部となっており、ベルト北部にまとまった雨が降る気配はない。気温(highs)は,南部にて70度後半〜80度台、北部にては80度後半〜90度半ばまで、となっている。 東北三省の状況が心配だ。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) 本日の7月限受渡通知 |
| 数量(コントラクト) | 契約最終日 | |
| コーン | 498 | Jun26/00 |
| 大豆 | 1,044 | Jly05/00 |
| 大豆粕 | 0 | |
| 大豆油 | 1,684 | Jly05/00 |
| 小麦 | 743 | Jly05/00 |
大豆は受渡数量が再び増加した事、商業筋の受け手が殆どいなかった事から弱い材料となった。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
下げ相場には違いない。しかし、
市場から売り意欲が溢れている。反対に現時点で積極的に買いに入る材料を見つけるのは至難の業だ。市場傍観者がいるとすれば、急激な下げ加減に呆気にとられ事態を見守らざるを得なくなっている農家くらいか。その農家も収穫が近づくとともに売り姿勢に入ることが確実とあっては、投機筋が必死に売り側に回ろうとするのは自然である。したがって、相場は容易に本格回復基調に戻りずらい地合いである。
しかし、下落の勢いは次第に小さくなる。100億コーンの道筋がたったことから下げ基調は変わらないが、大豆のクロップサイズが決まっていない段階で、安易に10年以上未踏の160台コーンを期待するのは危険である。一時の勢いで期近170台前半をつける時期があっても、長くは続かない。そのうち投機家たちは、限りない底力を持つかに見られた弱材料のオンパレードが、底値感が意外に強いためにそれほど大きな利益をもたらさないことに気づく。投機筋の売り越しが整理される。若干相場が堅調推移する。すると、農家が売る。相場は、過去数ヶ月のような大幅変動の機会が少なくなり、安値低迷の特徴だけは変わらず続く。投機筋は、コーンより妙味のある投資先に資金を移す。次第に相場は投機色が薄くなり、限月間スプレッドがきれいに保管料・金利を反映して整列する。期近値は180前後に落ち着く。大量に残る期末在庫が、また来年度の相場展開を同様にする下地を作る。 ( F )
(大豆)
とあるアナリストによると今日現在のファンドのフューチャーズのみのポジションは、コーンでネット3,276コントラクトのショート、大豆でネット1,502コントラクトのショートととるにたらないポジションとなっている。ここまで順調に生育してはいるが、すべてのトレーダーが完璧な生育状況と認識しているわけではない。いつの世にも人と違う意見を持つ者はいるわけで、まだ作柄に今後の問題があるうると思っている人達はいる(少数になるつつはあるが)。これは逆に弱い材料がまだすべては出尽していない事も意味する。大豆は弱い材料が全て出尽くすにはまだ少し時間がかかる。その意味からもまだまだ下値の可能性は残っている。
弱いマーケットではまた色んな事が突如として材料視される事がある。原油相場はサウジアラビアの増産予想から一転して天井を打ったとみられている。原油相場の下落はCRBインデックスの下落にもつながり、穀物相場にも弱い材料となることがある。また原油ではこれ以上儲からないとみるファンドが、原油のポジションを手仕舞いして穀物相場の売りに入ってくると話すトレーダーも出てきた。こんな話が出ているうちは、相場の底値はまだまだ先であるという気がする。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)