(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年7月7日

 

本日の相場

とうもろこし  ---高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  186 1/4-86 1/2  186 3/4  183  183 3/4  +2  7390  -5295 
00 SEP  192 1/2-93  193 3/4  190  190 3/4  +2 1/4  154567  -239 
00 NOV  200  200  198  198 1/2  +2 1/2  1485  +25 
00 DEC  204-04 1/2  206 1/4  201 1/2  202 1/2  +2 1/2  174452  +575 
01 MAR  208  218  213 1/2  214  +1 3/4  30404  +1150 
01 MAY  216-15 3/4  223 1/4  220 1/2  221 1/2  +2 1/2  6512  +102 
            394976  -4362 

 

大豆     --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  480  480  473  473 1/2  +2 3/4  3216  -806 
00 AUG  478-75  480  471 1/2  473 1/4  +4  29359  -1266 
00 SEP  465 1/2-66  468 1/2  461 1/2  463 1/2  +6 1/4  17117  +742 
00 NOV  471-70  473  464 1/2  468  +7 1/2  70872  -416 
01 JAN  481 1/2-81  482 1/2  467  478 1/2  +8  7751  +215 
01 MAR  490  490  485  487 3/4  +7 3/4  6255  +36 
            146440  -1456 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16810  +220  JUL  1557  +20  JUL  245 1/2  +1  107.30-107.85 
AUG  16160  +170  AUG  1571  +18  SEP  254 3/4  -1/4   
SEP  15560  +120  SEP  1593  +20  DEC  271 1/2  +1/4   
OCT  15160  +160  OCT  1608  +15  MAR  285 3/4  +1/2   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

-高気圧停滞に上げるも、勢い続かず-

@来週後半以降中西部に高気圧が停滞するとの一部観測 A週間輸出成約高の強気な数字 B明らかに売られすぎであるというマーケットの認識 C台湾勢の米国産コーン買付け(合計70000トン近く)などが主要因となり、本日は大豆・コーン共に大幅高値寄付きとなった。 

コーンは、受粉期の真っ只中においてちょっと雰囲気に変化のあった週末〜来週末にかけての予報が、その他のサポーティブ材料と相まって殊のほか敏感に反応したといえる。大豆もそれにほぼ准じた動きとなった。寄付き後間もなくその勢いが本日の高値をつけるに至ったが続かず、結局高値からはコーン3-4¢、大豆で6-7¢下での引けとなった。 取引量としては昨日の60-80%にとどまっている。 

天候が本日も又中心的な存在となった。基本的に今週末から来週頭(ベルト東部)、中ごろ(ベルト西部)まで高気圧の影響で高温が予報されていたことはこれまでと変わりない内容であるが、その高気圧がしばらく停滞するのではないかというニュースが出始めたことがその力の原動力となったと言える。週明けにその予報がどのような形でマーケットに出てくるか、非常に興味深い。 

本日のファンドの動きは、コーン・大豆ともに、約1000コントラクトの買い越しとなっている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

-来週後半よりの高気圧予報、その継続性を見たい- 

昨日ベルトでは0.10-0.65inch(10%の範囲)の降雨とごく限られたものとなった。 週末から来週頭にかけてはベルト西部で90度半ばまで、東部で80度半ばのhighs、これはこれまでの予報通りで、降雨は0.25-1.00(30%の範囲)。来週その高気圧が去ったあと気温はクールダウン、降雨はベルト北部中心に40-45%の地域に0.3-1.5inchとなっている。 ここまでは昨日までの予報とほど同じ。 

昨日も少し触れたが、7月15-16日〜17日の週にかけてロッキー山脈のほうから高気圧が東に移動し、中西部(イリノイ、ミズーリあたり)に再到来するという予報がでている。10日後の予報だけに、現時点では何とも言えないが、今後の当予報の継続性を見たいところ。週明けの予報に改めて注目したい。 

中国 

-依然としてまとまった雨の予報なし- 

昨日はベルトの10%の地域にて0.25-1.00inchの雨にとどまる。今後一週間の予報も散発的な雨がベルトの20-25%の範囲に限り見込まれているが、依然としてまとまった雨の予報はでてきていない。気温は先日のような熱波はないものの平年比高めの推移という予報は本日も継続。総じて80度半ばより90度半ば。 

中国産地ベルトではこの6月、全体として平年の75%以下の降水量しか見ておらず、ベルトの50%では何と50%以下となっている。このように降水量が少ない中、先日はベルト北部を熱波が襲っており、その後も雨と言う雨は見ていない。どのくらい作物のイールドに影響を与えているのか、数値的な情報はまだ入ってこないが、確実に悪化はしている(現在も進行中)と思われる。 

 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(6/29週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  807.3  68.6  47080.7  47234.5  7227.2  1064.1 
大豆  421.5  103  26038.9  21730.8  2112.0  698.6 
小麦  177.4  0.0  5025.4  5037.7  3102.7  0.0 
大豆粕  50.7  41.4  5475.7  5561.3  760.1  168.3 
大豆油  0.8  0.0  334.0  813.1  34.3  1.0 

− 大豆・コーンともに予想を越える数字となり、寄付きよりのサポート要因となった 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  741.2  764.6  39853.5  40278.9  47630 
大豆  388.2  252.4  23926.9  19958.6  25,990 
小麦  590.5  426.7  1922.7  1961.4  30,620 
大豆粕  67.1  62.2  4715.6  4829.5  6,260 
大豆油  1.2  0.0  299.7  761.5  640 

 

3) 本日の7月限受け渡し通知 

 

  数 量(コントラクト)  契約最終日 
コーン   399  JUNE28,2000 
大 豆  1217  JULY6,2000 
大豆粕  10  DEC29,1999 
大豆油  1732  JULY6,2000 
小 麦  295  JULY5,2000 

 

4) 6-10日間予報(7月13-17日) 

 

  気 温  降水量 
ベルト西部  A (72)  B/N (0.7/2) 
ベルト東部  N (74)  N (0.65/2) 

 

5) スパークス社の発表数字 

 

  生産量(百万ブッシェル)  Yield(bu/acre)  USDA6月数字(Yield) 
コーン  9,962  136.30  9,740(137.00) 
大豆  2,954  40.20  2,955(40.00) 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

相場は弱い。しかし、その歩みは遅い。( F ) 

 

(大豆) 

今週のローンデータを見るに、大豆のローンはまだ1.38億ブッシェル残っている(ちなみにコーンは8.40億ブッシェルも残っている)。これらは昨年の収穫後にローンに入れられた物にて、今後8月9月には9ヶ月の満期を終えて市場に出てきてしまう。というのもここまでローンを引っ張っていた農家はコストの安い自分のサイロに保管していたケースがほとんどにて、収穫前にはサイロビンを空にしなくてはならない(一部農家の中にはカントリーエレベーターに保管したものもいるが、その場合はコストがかかる為、すでに売ってしまっている場合が多い)。底値がまだ見えてこない為、買い手が当用買いに徹している中、はっきりと見えている売り材料は現物・シカゴ相場に弱い材料となる。 

ブラジルの大豆事情に目を向けてみると、今現在で約70%の大豆が農家からすでに売りに出されていると言われている。これは例年よりは遅いペース。30%は約900万トンにも相当する。ブラジルでも北部の大農家を中心に保管設備が整いつつあり、昔のように収穫後すぐに売りにささなければいけないということはなくなってきている。ブラジルではアメリカと違い、ローンもLDPもなく売値がそのまま収入となる。ここまで我慢してきた農家はこのまましばらく我慢するとみられており、ブラジルからの大量の売りが相場の下値要因になる事はなさそうだ。しかし逆に言えば、高値になってくれば売り物がでてくることになり、ブラジルをみても高値の心配はしなくてもいいということになる。 

11月限453の契約安値を越えたら、次ぎのサポートは週間チャートからみてとれる445近辺。少なくともこのレベルまでは充分可能性がある。腰を落ち着けて相場を見守りたい。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)