(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年7月10日

 

本日の相場

とうもろこし  ---大幅安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  178  180 1/2  177 3/4  180 1/2  -3 1/4  6171  -1219 
00 SEP  185 1/4 - 85 1/2  187 1/4  184 1/2  187  -3 3/4  153572  -995 
00 NOV  192 - 92 1/2  195 1/2  192  195  -3 1/2  1498  +13 
00 DEC  196 1/2 - 97 1/2  199  196  198 3/4  -3 3/4  174698  +246 
01 MAR  208 3/4 - 09  211  208  210 1/2  -3 1/2  30595  +191 
01 MAY  215 1/4 - 16  217 1/4  215  217 1/4  -4 1/4  6485  -27 
            393952  -1024 

 

大豆     --- 大幅安値寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JUL  466 - 64  474  463  473 1/4  -1/4  1920  -1296 
00 AUG  458 - 55  474  455  473 1/2  +1/4  29151  -208 
00 SEP  451 1/2 - 51  463  450  462 1/2  -1  16508  -609 
00 NOV  454 - 56  467  453  466 1/2  -1 1/2  72042  +1170 
01 JAN  464 - 65  477 1/2  463  473 3/4  -1 3/4  7551  -200 
01 MAR  475  487 1/2  473  486 3/4  -1  6362  +107 
            145783  -657 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  16780  -30  JUL  1580  +23  JUL  247 1/4  +1 3/4  106.87-107.15 
AUG  16120  -40  AUG  1589  +18  SEP  257  +2 1/4   
SEP  15480  -80  SEP  1607  +14  DEC  274 1/2  +3   
OCT  15080  -80  OCT  1629  +21  MAR  289  +3 1/4   
                   

 

 

本日の相場の動き

 

-天候に大きく下げるも、ファンドの買戻しに値を戻す展開-

週末ベルト北西部中心に見た充分すぎる降雨と、今週半ばまでの継続期待により、寄り付きから大幅安値にて始まった。その勢いは、コーン12月限で約定安値更新の¢196、大豆11月限で約定安値¢453にワンタッチするに至る。大豆油では5限月にて約定安値を更新。大豆粕でも12月限$148.20と昨年12月以来の安値。しかし、寄付き後安値更新を達成すると、さすがに売られすぎ感がマーケットに認識されコーン・大豆共にテクニカルな買戻しが入る。大豆11月限は¢453をつけたことでチャートの上ではダブルボトム。 引け際30分でコーンは1500枚もの買い戻しが入っている。 

やはり受粉期の真っ只中にあるコーンの動きが中心で大豆はそれにつられる展開となった。この時期にこれだけ実態が予報を裏切り、それがクロップにとり最良の条件だと認識されれば、それだけそのギャップが大きくなるのは当然ではあるが、と同時に本日の場合には安値をつけた後の戻しにも何か印象的なものを感じている。USDA発表を水曜に控えていることもあり、テクニカルな戻しを言ってしまえば簡単ではあるが、心理的に、本日の安値が現時点のファンダメンタルズにおいて所謂キーリバーサルポイントのようにも写る。更に下値を探るには、あさっての発表も含め更なる材料が必要ではないか、との声も引け後のマーケットでは聞こえてきた。 

本日のファンドの動きは、コーンで1500枚の売り越し、大豆で1000枚の買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

-今後10日間の予報にホットもドライもなし- 

週末はベルトの北部中心に35%の範囲に0.25-1.75(所によっては3.5inchまでの雨を見ている。この流れは水曜まで続きそうで、同等の量の降雨がベルトの70%の範囲に亘り見込まれている。それ以降も、現在の高気圧の位置関係からして、中西部においてはいつでも散発的な雨の期待ができ、今後7月後半にかけてホット&ドライにはなりそうにない。唯一カンザス・ネブラスカにおいては、今後10日間で高いところで90度後半より100度前半といった高温が示唆されてはいるが、その他中西部の大半については、気温は上げっても90度前半、又引き続いての降雨実績により湿度も方もかなり高いレベルを維持するものと考える。 

デルタ地域 

週末は0.1-1.0inchの降雨、15%の範囲にて。0.5inch以上の地域は10%以下にとどまる。今週は木曜日に若干のシャワーが見込まれるものの、基本的には雨なし。10%の範囲に0.1-0.5inchの予報となっている。デルタの大豆地帯は中西部に比べホット&ドライの度合いは大きいが、これまでマーケットの評価としてはドライと言える地域は地域全体の20%程故、まだ問題視されてはいない。ただ、今週殆ど雨が見込めないことがやや心配される。デルタ地域の天候については今後の大豆を見るにつけ焦点になりやすくなると考えるが、現在の『ややドライ気味の傾向』が今週そして来週以降も続くようだとサポーティブに扱われてくる可能性はある。 

中国 

-引き続き東北三省地域はドライ継続- 

週末は産地ベルト南西部中心に0.25-1.00inchの雨が全体の20%の範囲で見られた。しかしベルト北部(東北三省エリア)においては、殆どドライに終わっている。気温はベルト南部では80度半ば、北部では90度台で一部地域では100度以上を見る、といった状況。 

今週はベルト南部中心に0.25-1.00inch(全体の40%の範囲)の降雨が見込まれるが、相変わらず北部ベルトはドライ継続の見込みにて、クロップに対する更なるストレスが懸念されるところ。 南部ベルトについては、今週見込まれる降雨を予定通り見ることできれば、現時点のイールドは維持できるものと見られる。気温(highs)は南部80度半ば、北部ベルトは90度台と、引き続き北部は高温に覆われる模様にて上記のドライとともに作柄悪化が懸念されるところ。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日予報 

 

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A(74)  A/N (0.62/1) 
東部ベルト  N/B (76)  A/N (0.64/2) 

弱い材料。 

 

本日の発表等

 

1)輸出検証高(6月30日-7月6日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  35,089  28-35 
大豆  5,269  10-15 
小麦  19,073  17-24 

大豆には弱い内容。コーンは中立からややサポーティブ。 

 

2)進捗率 

 

  7/9  先週  昨年  平均 
コーンシルキング  25%  9%  14%  11% 
大豆開花率  36%  19%  29%  17% 

予想通りの進捗率にてニュートラル。 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  2%  5%  19%  50%  24%  104.8  104.9  109.0 
大豆  2%  7%  25%  50%  16%  102.8  102.8  105.3 

ニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

週末から今日にかけてまたしても中西部は降雨に見舞われた。思い返して見ればこれで10週間続けて月曜日に相場が下落している(本日は終盤小安いレベルまで戻したが)。金曜日には高気圧が予想されていても、週末・月曜日になると必ずといっていいほどそれが覆されてきた。話はそれるが、今年は一度も庭に水をまいていない。昨年の同時期は、降雨不足から毎日のように水をまく必要があった。近所では休暇のうちに芝を枯らしてしまった所もあった。全くの様変わりと言える。自宅の芝の状態を見ていても、中西部のコーン・大豆の状態がすばらしい事がわかる。自宅で芝に水をまく必要がでてくるまで、相場は底をうったとはいえないような、そんな気がしてきた。(N)

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)