(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年7月31日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---安値寄付き、ほぼ変わらずで引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 SEP | 178-177 1/2 | 182 | 177 1/2 | 180 1/4 | +0 | 128285 | -477 |
| 00 NOV | 186 1/2-186 1/4 | 189 3/4 | 185 1/2 | 188 1/2 | +1/2 | 1471 | +15 |
| 00 DEC | 189-189 3/4 | 194 | 189 | 192 1/4 | +1/4 | 183091 | +1114 |
| 00 JAN | 196 | 196 | 196 | +0 | 274 | +3 | |
| 01 MAR | 201 1/2-201 3/4 | 205 3/4 | 201 1/4 | 204 | +0 | 39268 | +268 |
| 01 MAY | 209 3/4-210 | 213 1/2 | 209 | 212 1/4 | +1/2 | 9773 | -46 |
| 390161 | +1544 |
大豆 --- 安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 AUG | 441 | 449 3/4 | 441 | 446 | -2 | 6811 | -2854 |
| 00 SEP | 440-440 1/2 | 448 1/2 | 440 | 444 1/2 | -3 1/4 | 17533 | -83 |
| 00 NOV | 448-449 | 457 3/4 | 448 | 454 | -2 1/4 | 75917 | +2687 |
| 01 JAN | 460-459 | 468 | 459 | 465 1/2 | -2 | 8950 | -213 |
| 01 MAR | 470 1/2 | 478 1/2 | 470 | 475 1/4 | -1 1/2 | 7609 | +131 |
| 01 MAY | 480 | 487 | 479 1/2 | 484 1/2 | -1 3/4 | 5713 | +21 |
| 129877 | -118 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 14960 | -130 | AUG | 1537 | +6 | SEP | 246 1/4 | -1 3/4 | |
| SEP | 14680 | -200 | SEP | 1558 | +4 | DEC | 264 | -2 | |
| OCT | 14570 | -190 | OCT | 1580 | +7 | MAR | 281 1/4 | -1 | |
| DEC | 14640 | -260 | DEC | 1619 | +6 | MAY | 291 1/2 | -3/4 |
| 本日の相場の動き |
-週末の雨に急落もファンドの買いしっかり-
ギャップオープン。寄り付き直後が本日の安値圏。
大豆は8・9月限にて最安値を更新。大豆油も各限月軒並み安値更新するに至る。期待されていた週末の天候の結果を知っているマーケットは寄り前からうずうずしていた。中西部・デルタでの期待通りの降雨に、いきなり寄りつき直後より安値をつけるもファンドがその値ごろ感から買い支えに入り、その後の動きは右肩あがり。その直接的な対象商品はどちらかというと大豆ということで、本日の中心は大豆ピットであった。コーンも大豆の動きにつられ、寄り付き直後で本日の安値をつける(12月限¢189と安値更新)。しかしその後はやはりファンドの買いが入り、引け15分前まではきれいな右肩上がりのマーケット。
大豆・コーンとも右肩上がりの動きの中、寄り付きのギャップをきっちりと埋めた後引け15分前までは上がりつづけたが、15分前になって大手ファンドが大豆粕(主に12月限)を600コントラクト売ったことが影響しこの短時間の間に大豆で4セント、コーンで1セント見当値を下げての引けとなった。
本日はその価格レベルをファンド筋が買いに入ったところが印象的なマーケットとなった。勿論安値更新のレベルであるため、当然の動きということもできるが、下値を意識した動きが鮮明にうかがえた。
明日は、本日引け後のクロップコンディションが大豆・コーンともに悪化していたことが先ずもって材料視されることになるため、若干の高値寄り付きが予想される。
本日のファンドの動きは、コーン3000コントラクト、大豆1500コントラクトの買い越しであったと見られる。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
-週末より適度な雨に恵まれる-
週末は0.3-1.8inchの雨がベルトの50%の地域にあった。中心はベルト東部(アイオワ中央部よりオハイオにかけて)。今後も水曜までその範囲は70%にまで広がり更に適度な雨が期待できる。気温は上がらず平年並みからやや低め推移で今後10日程は進みそう。
シカゴ郊外も、土曜は曇りだったものの日曜日は一日中小雨が降り、本日月曜日も更に激しい雨が降り続いている。かなりまとまった雨にて、これだけの量はこの一ヶ月では初めてだろう。
デルタ地域
-週末期待通りの雨-
週末はベルト全体の50-55%の範囲に(北部の3分の2)待たれた雨が降った。0.3-1.8inch、ミズーリ南部、ケンタッキー西部では3inchまで。今週も今後2日間で0.25-0.75inchの降雨があり、週末の分の合わせベルトの70%の範囲をカバーしそう。今後2日はベルト南部(特にルイジアナ北部・ミシシッピ中央・南部)にも期待がもてる。 気温はhighs83-94度と、平年並みからやや低め推移の予定で、全く問題ない環境と言える。
現在、ネバダ中心にロッキー山脈方面に張り出している高気圧は今後一週間から10日間停滞しそうにてこの地域(アメリカ西部)は引き続きホット&ドライに覆われているが、それによって形成されているジェット気流の現在の形では、中西部・デルタ地域ともに気温は上がらず(少なくとも平年並を維持し)、雨も降りやすい環境が続くことになる。
中国
-順調な天候推移-
週末ベルト北部中心に全体の30-40%の範囲に0.3-1.2inchの雨を見た。今週も週末までベルトの40%の範囲に0.3-1.0inchの散発的な雨が期待されており、作物にとっては良い環境が続きそう。気温もほぼ平年並みの推移となっている。
| NWS 6-10日間予報(8/8-12) |
| 気温(平年) | 降水量(平年) | |
| ベルト西部 | N (74) | A/N (0.60) |
| ベルト東部 | N/B (76) | N/A (0.57) |
| デルタ地域 | A/N (82) | A/N (0.58) |
ニュートラルからやや弱材料か。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(7月21日-7月27日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 27,568 | 30-37 |
| 大豆 | 14,773 | 8-12 |
| 小麦 | 25,019 | 15-21 |
コーンはやや少なめ、大豆はやや多かったが特に材料視はされず。
| 2) 本日の7月限受渡通知 |
| 数量(コントラクト) | 契約最終日 | |
| 大豆 | 82 | May1/00 |
| 大豆粕 | 0 | |
| 大豆油 | 1,603 | Jly21/00 |
特に材料視されず。
| 3)進捗率 |
| 7/30 | 先週 | 昨年 | 平均 | |
| コーンシルキング | 90% | 75% | 87% | 72% |
| ドーステージ | 26% | 13% | 20% | 13% |
| 大豆開花率 | 85% | 74% | 82% | 71% |
| 鞘着き | 51% | 30% | 40% | 29% |
予想通りにてニュートラル。
| 作柄 | 非常に悪い | 悪い | 普通 | 良い | 非常に良い | 指数(今週) | (先週) | 昨年 |
| コーン | 2% | 5% | 19% | 50% | 24% | 104.3 | 105.1 | 101.3 |
| 大豆 | 3% | 7% | 24% | 49% | 17% | 102.5 | 103.80 | 98.3 |
事前予想以上に悪化しており、明日の強い材料。
| 4)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーズ・オプションズ) |
ファンドネットポジション (単位:コントラクト)
| 7月25日現在 | フュチャーズのみ | |
| とうもろこし | 32,362 SHORT | 22,124 SHORT |
| 大豆 | 6,867 SHORT | 3,693 SHORT |
| 大豆粕 | 7,059 LONG | 8,814 LONG |
| 大豆油 | 4,525 SHORT | 2,137 SHORT |
大豆・コーンとも予想よりショートが多く、ややサポーティブ。
| 本日のトーメンの意見 |
相場の底値を確認できた。今後は長い目でみて、緩やかな上昇相場を予想。
今日の相場から7月の安値が一代安値になり、今後は長い目で見て緩やかな上昇トレンドを描くと考える。その根拠は@欲しい所に、タイムリーな降雨があったが相場は下げ渋った。明日からはもう8月。大豆の生育状況も相場としてはほとんど織り込んでしまった。これ以上の生育状況改善が無い訳ではないが、ファンドがどんどん売りにまわるという地合いにはもうない。A昨年からの相場を見るに、動きは今までよりも2ヶ月程先取りしている傾向がみてとれる。この7月の相場はまさに収穫前の相場付きと似ており、今後は収穫後の需要相場の動きを見せると考えられる。Bコーン・大豆ともファンドのポジションがショートになっている。すぐに大きくロングに転じる事もないであろうが、供給が見えた後の需要相場において、ファンドはポジションをロングに変えていくことが容易に想像できる。C予想以上に引け後のクロップコンディションが悪化していた。週末の降雨で改善はしているであろうが、短期的に強い材料になる。D弱い材料に反応しなくなってきている。ファンドは今後の何か、強い材料を探している。E取引ボリュームが少なくなってきている。これまでのダウントレンドの終焉を匂わせている。勢いが感じられ無い。Fローン満期の農家売りもある程度相場に織り込まれており、大きな弱い材料にはならない。また大豆のキャリーはもともと少ない。生育状況がいい、農家売りが期待できるという二つの大きな売り材料はすでにマーケットで消化されている。
このまま何事も無く収穫を向えれば、big supplyから相場の頭を押さえられ、高値もしれてはいる。しかし収穫時までに何かあれば、過敏な反応から11月限の'5ドル乗せもありうる。今後安値場面はヘッジの意味から少量の買いを始めてはどうであろうか。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)